monologue
夜明けに向けて
 



前回の「SONG to SOUL」はRighteous Brothers のYou've Lost That Loving Feeling を採り上げていた。この曲は20世紀を代表する名曲と思っている。ライチャスブラザースの歌もすばらしかった。わたしはかれらに大きな影響を受けた。
わたしがかれらの歌う姿を初めて見たのは京都の映画館だった。ウイキぺデアなどで検索しても名前が出てこないが明るい青春ロックンロール映画で歌いまくっていた。ふたりとも歌がむちゃくちゃうまくてびっくりした。プロデューサー、フィル・スペクターはこの曲の途中のアレンジでコールアンドレスポンスで盛り上げる時ロックの魔法の「ⅠⅣⅤ」の循環コードを使用して大きな感動を演出して当然のように全米1位に送り込んだ。わたしはボビー・ハットフィールドがひとりで歌った「アンチェインド・メロディ」が好きでレパートリーにした。当時の歌手を目指す若者はこの曲を歌えるかどうかで実力が問われることになった。どこかのコンテストでだれかが「アンチェインド・メロディ」を歌ったとかが噂になる時代だった。わたしは「ソウル・アンド・インスピレーション(Soul And Inspiration)」も好きで途中のセリフの部分をよく口ずさむ。2003年にボビーがオーヴァードーズで亡くなったと聞くとわたしの追いかけた青春の輝きがひとつ消えた気がした。合掌…。

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