monologue
夜明けに向けて
 



山々の裾野に集えり人々は ただ ただ 空を仰ぎ
 声なき声持て 叫ぶであろう
 こは如何にして この災いを避けるべきかは不二の高嶺を奉る
 亀石の翁のみ知る事ぞ
 しかして この災いを転じて福と為すは そちらの志しひとつぞ
 闇から闇へと葬るも良し 闇からサキツチの世に出すも良し

 滴(シズク)岩 勝ち得て喜ぶ者よ
 そなた達の玉緒に残れり その土をば
 不二に帰す事ぞ 世の東西を結ぶ磐 二にして一なり
 多くを持つ事は 必要無し
 真珠の光 浮かぶ日こそ世に茜さす日ぞ

「光の黙示録」より
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わたしたちは災いを転じて福と為したのだろうか。
fumio

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