ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

小さな芽

2019-09-02 13:48:14 | 仕事
近況報告ですが、
私は無事、心理系の大学院を卒業し、
今年の4月から心理の専門職として働いています。

職場はいくつか掛け持ちしていますが、
そのうちの一つに、精神科のクリニックがあります。
知能検査や人格検査など、色々な心理検査を実施して
お医者さんの診断に役立ててもらっています。

先日、検査の準備をしているときに、
ふと自分について思う瞬間がありました。

 私、(一つ前の記事みたいに)色々言われることもあるけど、
 自分でやりたいことを見つけて、この歳で大学院にも入って、卒業して、
 今、専門家として、新たな一歩を踏み出そうとしている。

 がんばったね、自分。よくやってるよ。

小さな小さな誇りが、自分の心の奥深くに芽生えているのを感じました。

この小さな芽は、
SNSでアピールできるほどの派手さはないし、
これで一生安泰だ!と頼れるほど強くて頑強なものではありませんが
自分で地を耕し、種をまき、水をやり続けたからこそ芽吹いた、
誰にも奪われることのない、本物の自信の芽だと思えるものでした。

気負わず焦らず、
このささやかな芽を、
これから育てていこうと思います。


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自虐の餌はもう撒かない

2019-09-02 13:08:25 | 雑感
なるべく明るい話を書きたいと思っているのですが、
今日は(も?)暗めの話。

先日、高校の同級生3人と久し振りに会ってお茶をする機会がありました。
そのうち、友人の一人(大学教授)が一通り自分の近況報告をした後、
こう言いました。

「じゃあ次は、ミジンコ(私)の真っ逆さまの転落人生について聞こうじゃないの!」

目が点になりました。
真っ逆さまの転落人生??
言っている意味が分かりませんでした。

とりあえずそこはスルーして自分の近況報告をしたものの、
「真っ逆さまの転落人生」という強烈な言葉が、
ずっと私の心に引っ掛かることになりました。

まあ、順当に出世をしている彼女からしてみれば、
私の人生は地味で平凡で、愚かな人生に見えるのかもしれません。
冗談で言ったつもりでも、本音だったのだと思います。

ただ、彼女にそのような言葉を口にさせてしまったのは、
私にも非があったのだと考えています。

私は彼女に、自分の弱さを明かし過ぎていたのです。
弱さを明かして、自虐的になることで、
プライドが高く、嫉妬心の強い彼女の歓心を得たかったのです。

彼女と友達でい続けるために、
自虐ネタを餌として与え続け過ぎたのです。

自虐ネタを繰り返し繰り返し語るうちに、
そのネタがいつしか本物の呪いとなって、
自分自身を本当にダメな人間だと思うようになっていました。

自虐ネタで人の歓心を得て愛されようとする
卑屈な人間関係の在り方は、
もうそろそろ卒業したいなと思った出来事でした。

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