ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

一生懸命

2018-01-21 16:44:10 | 雑感
勉強をしながら、少し考えたことがある。

スポーツを頑張る人は賞賛されるのに、
勉強を頑張る人が嫌われがちなのはなぜだろう。

例えば、勉強ばかりしている人を「ガリ勉」と呼んで蔑むが、
スポーツばかりしている人を蔑む言葉を私は知らない。

そのことで、今日、思い当たることがあったので、
ここに記しておこうと思う。

勉強でも、スポーツでも、芸術でもお洒落でも何でも、
一生懸命やっている人を蔑む人は、
そういう人達を見て、自分が不安になるからだ。

一生懸命やっていない自分が、
一生懸命やっている人と差が開いていく現実を
認めたくないのだ。

さぼっている自分を、何もやっていない自分を正当化したくて、
一生懸命になっている人を貶めようとするのだ。

だから、一生懸命になっている自分を馬鹿にする人がいても、
気にすることはないのだ。
その人の劣等感が形を変えて現れただけなのだから。

スポーツより勉強を一生懸命やっている人が蔑まれがちなのは、
勉強をしなかった人、できなかった人の劣等感が
スポーツをしなかった人、できなかった人の劣等感より、
社会全体で見て強いからだと思う。

一生懸命になるのは、
熱く充実した人生を生きていることの証拠で、
私はいいことだと思う。
それが勉強であれ何であれ。

ちなみに私は、お洒落に熱心な人をつい下に見てしまう意地の悪さがあるが、
それも、お洒落をしていない自分に劣等感があるからだ。

一生懸命なのは、本来、いいことなのだ。




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一番大切なこと

2018-01-10 17:02:49 | 雑感
最近はウサ吉のことをよく考えている。

私は学校を去る際、最後に飼育小屋に寄って
ウサ吉の姿を目に焼き付けた。
そして、「さようなら、ウサ吉」と声をかけた。

もう会わないつもりでいたのだ。
ウサ吉の幸せを願ってはいたけれど、
ウサ吉を見るのはこれが最後だと思ってそう言った。

自分は冷たかったかもしれないと思う。
ウサ吉が本当に大切なら、何度でも会いに行けばよかった。
でも、私には、ウサ吉より優先したものがあった。
優先するものがあったから、ウサ吉に会いに行かなかったのだ。

ウサ吉を失って、思うのは、
本当に大切な人(動物)とは、
一緒にいなければいけないということだ。

一緒にいれば、うっとうしいと思ったり、けんかをすることもあるだろう。
でも、そういう時間があってもいいのだ。
離れて思うのではなく、
一緒にいなければいけないのだ。

心から大切だと思う人(動物)がいたら、
ともかく、一緒にいることだ。
それが一番、大切なことなんだと思う。



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私のウサ吉

2018-01-05 17:55:52 | 雑感
新年早々、悲しいニュースが飛び込んできた。

以前、勤めていた学校の生徒さんから年賀状をいただいたのだが、
そこに、学校で飼育していたウサ吉が亡くなったことが書かれていたのだ。
私はもう、学校の先生方とほとんど交流がないので、ウサ吉が亡くなっていたことを知らなかった。

朝、登校したらウサ吉が冷たくなっていたそうだ。
前日までは元気で、突然死だったという。

皆でたくさん泣いて、業者を呼んで火葬してもらい、
学校の敷地内に埋葬したそうだ。
まだ4歳だった。

世話を他人に任せて、学校を去ったものの、
動物たちのことは、いつも気にかかっていた。
その中でも、特に、ウサ吉は手間ひまかけて育てたので、
その死は、とても悲しい。

ウサ吉、ごめんね。一番つらい時に、傍にいてあげられなくて。
ごめんね、ウサ吉。ごめんね。

ウサ吉、大好きだったよ。
柔らかくて、優しかった。
控えめで、人懐っこくて、とてもかわいかった。
君は最高のウサギだったよ。

いつでも夢に出てきていいからね…。

小さな命だったけれど、ウサ吉は間違いなく、多くの人に愛されていた。
多くの人の気持ちを温め、
多くの人の縁をつないでくれた。

「生きている意味って、なんだろう」
よく、そういう質問を耳にするけど、
ウサ吉は、確かにこの世に存在した意味があった。

小さくて短い命だったけれど、
確かに私の心を温めたし、
私の救いになってくれた。

どんな小さな命でも、存在する意味があるんだ。
そうだよね、ウサ吉。

ウサ吉は、きっと虹の橋のふもとで、私を待っていてくれる。
私がそっちに行ったら、
初めて会ったときみたいに、
私の足元に走ってきて、鼻をすりつけてくるんだろうね。

ウサ吉、大好きだよ。
ありがとう。
いつかまた会おうね。

追悼 ***過去のウサ吉の記事***
→「
→「愛が止まらない
→「無意識のはたらき
→「ウサ吉、病院に行く
→「うさぎの神様

こんなに書いてたんだな…。



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