ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

様々な意見

2017-05-29 13:04:00 | お勉強
私が今通っている大学院には、相談センターが併設されていて
悩み事のある方々が相談に来られます。

対応するのは勉強中の大学院生ですが、
週に1度、皆で集まって、個々の相談者さんについて話し合う時間があります。
(個人を特定できる情報は削除した上で)

毎回、活発な議論が交わされて、様々な意見が出ます。
私はまだ大人しく聞いている方ですが、
一つ、気が付いたことがあります。

私と同じ視点の人、同じ意見を持っている人が、一人もいないのです。

え、そんな見方があるんだ、と感じたり、
ちょっとそれは違うんじゃないの~と思ったり、
発言の意味が分からなくて眠くなったり・・・。

自分と同じ見方をしている人がほとんどいないのは、寂しくもあります。
でも、私はこう思います。

 人の意見は、本当に様々で、誰ひとりとして同じものはない。

 そんな人の意見に左右されていた自分は、馬鹿げていたなあ。

 人の意見は気にせず、自分が好きなように生きてよかったんだ。

 人の意見に頼って人生の選択をするのは、本当に危険だわ!!

同じ一人の人間についての意見なのに、こうも様々な意見があるとは。
自分についても同じで、私という一人の人間を、色々な人が色々な風に思っているだろう。
でも、それをクヨクヨ思い悩むことはないんだ。

自分は自分の意見を大切にすればいいし、
自分と違う意見の人がいても、それは当たり前なんだ。

今はそう思っています。



にほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勉強は山登り

2017-03-16 12:39:32 | お勉強
合格の知らせを受け取ってからは、のんびり好きなことをして暮らしてきたが
そろそろまた勉強を再開しようという気になってきた。

特に苦手な統計は、春休みのうちに少しでも理解を深めておきたいところだ。

でも、なかなかやる気になれない。
遊んでいる方が楽だから。

勉強は、山登りに似ていると思う。

コツコツ、歩みを重ねていく必要があり、心身に負荷がかかる。
でも、苦労して進んだ分だけ、見える景色も変わってくるし、
大きな達成感が得られることもある。

山に登るか登らないかは個人の自由なんだけど、
心身に適度な負荷をかけることで自分が鍛えられるように感じるし
人生に手ごたえが出てくるように思うので
自分のペースで登ろうと思っている。

学生のころは、崖にしがみつくような危険な山登りもしたけれど、
人生、半ばを迎えた今は、
ゆっくり、周りの風景を楽しみながらの山登りにしたいなと思う。

勉強は、自分の幸せのため。
楽しみながら勉強ができたらいいな。



にほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しい道

2017-02-13 08:43:17 | お勉強
大きくて重い鉄の扉が、ようやく開きました。

先日、大学院を受験したのですが、
無事、合格できました

長い紆余曲折を経て、
ようやく自分が望んだスタートラインにつくことができました。

4月から大学院生です。
不安もありますが、自分が選んだ道。
焦ることなく、着実に歩んでいきたいと思います。


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

がんばれ私

2016-12-21 18:34:30 | お勉強
年賀状を書いたことがきっかけで、同期の動向が気になり始めた今日このごろ。
インターネットで何人か名前を入れて検索してみたら、
それほど目立っていなかった友達が、思いのほか順調に出世していることが分かり、
焦りを感じてしまった。

40を過ぎてから、スタート地点にも立てずに、ウロウロしている私。
大丈夫なんだろうか?
これからの私の人生、ちゃんと進んで、展開していくんだろうか?

遅すぎるスタートじゃないだろうか??

私の人生、大失敗なんじゃないだろうか??

出世した友達は、日々、足元を見つめて、歩み続けた結果が出始めているのだと思う。
私はキャリアを途中で放り出してしまったが、
心を引き締めて、自分の道を地道に歩んでいくしかないと思う。

歩みを止めるな。

それに、人の幸せをうらやんでいても仕方がない。
私だって、キャリアはないけど、今、十分、幸せじゃないか。

私が欲しかった幸せを、見失ってはいけない。

あれもこれもと目移りしていると、私が欲しかった幸せが、どれだったか、分からなくなってしまう。
全ての幸せを手に入れることはできない。
私が欲しい幸せに、きちんと手を伸ばさなければ。

がんばれ。自分を信じよう。
自分だけの道を、勇気をもって歩んでいこう。
一歩一歩、しっかり踏みしめて行って、どんな景色が見えるのか、
期待を持って進んでいこう。

まだ人生は終わってはいないのだから。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

抱負

2016-11-18 09:52:45 | お勉強
何年か前に小川洋子さんの「博士の愛した数式」を読み終わったときに、
 ああ、いい話だったな、
 でも、こんないい人たち、実際に世の中にはいないよ。
 厳しい世の中では淘汰されて死に絶えちゃうよ。
・・・と思った。

で、別の機会に、フランクルの「夜と霧」を読んだときに、
(第二次世界大戦時のユダヤ人の強制収容所の実態を書いた話なんだけど)
「強制収容所を生き延びた人たちは、
(自分を含めて)、何かしらずるい取引をしている。」
というくだりがあった。

賄賂を使ったり、刑務官のご機嫌をとったり、密告して仲間を売ったり、
ともかくガス室行きを免れるために、何でもやった。
そして、別の誰かが代わりに、ガス室送りになったのだという。

そして私が衝撃を受けたのは、
 いい人たちは、誰も戻ってこなかった。
という一文だった。

 いい人たちは、誰も戻ってこなかった・・・。

その後、また別の機会に、小川洋子さんのインタビュー記事をたまたま目にした。
小川さんも、私と同じ、この一文に、衝撃を受けたという。

そして、自分は、この戻ってこなかった人たちを、
小説に書こうと思ったそうだ。

私はこの記事を読んで合点がいった。
 こんないい人たちは、淘汰されちゃうよ
と思った自分の感想は、正しかったのだ。

その後、小川さんの作品をいくつか読んだけれど、
やっぱり、実際の世の中では淘汰されそうな、儚く優しい人たちが出てくる。
そして、人知れず、残酷な死に方をすることがある。
でも、その人を真摯に悼んでくれる人が、必ず一人はいるのだ。

で、私は・・・。
そういう、いい人たちが挫けそうになったときに、
彼らを応援できるカウンセラーになりたい。
いい人たちの、心の防波堤になりたい。

・・・という訳で、今もまだ勉強を続けています。


コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする