ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

細くて途切れそうな

2019-12-27 12:34:20 | 片思い
*この記事は中年女性のキモい独り言です。
 時間を無駄にしたくない方はスキップしてください

今年の始めに、私は、密かに思いを寄せていた男性にSNSで友達申請をして
あっさりスルーされたという記事を書きました。


その後、小さな進展があったので、書きたいです!
書かせてください!!

その前に・・・
その人が、どういう人なのか、簡単に説明させてください。

その人は(Kさんとします)、学生時代に同じクラスだった人で、
素敵だな~と思っていたのですが、既に彼女がいるとやらで
私は思いを封印しました。

その人は自由な考えを持った人で、
Dr.コトーのような生き方をしています。
離島で地域に貢献する仕事をしているのです。
人づてに、島の女性と結婚したと聞きました。
その女性は島に継承された民謡の歌い手だそうです。
奥さんが歌い、Kさんがギターで伴奏するそうです。
勝てないと思いました・・・(←何に?)

私はKさんとろくに話をしたこともなく、
Kさんの人となりも、実はよく知りません。
ただ、私はKさんと言うと、
太陽が照りつける離島で、昼は人々の笑顔のために汗を流して
夜は満天の星空の下でギターを弾いている、というイメージがあり
私は自分で作り上げたイメージに憧れていました。

そんなある日、私は離島を舞台にしたある映画を見ました。
そこになんと、Kさんがエキストラで出演されていました。
私は驚いてドキドキして、映画のストーリーが頭に入らなくなってしまいました。

私は帰宅後、同窓会の名簿を見て、Kさんに思い切ってメールを出しました。
 映画に出ていたのは、もしかしたらKさんではないですか?

返事はすぐに来ました。
 まさか気付いてくれる人がいるとは思わなかった、ありがとう。
 そう、あれは僕です。
Kさんは、映画に出演するに至った経緯、撮影した日のことなど、
詳しくメールに書いて教えてくれました。長いメールでした。

それに対し、私は短く返信しました。
この嬉しいハプニング(?)をきっかけに、Kさんに近付きたい。
本当はそう思っていたのですが、色々と考えすぎてしまい、
思いに反して、そっけない返信をしてしまいました。
やりとりはそれで終了しました。

それから5年。
私はSNSを始め、Kさんを検索し、
そこに上の映画の件が投稿されているのを見て、思い切って友達申請しました。

結果、返事はなく。
上記の記事を書きました。

長い前置きになりましたが、ここからです。

私はがっかりして申請を取り消しました。
それから1か月後、Kさんから友達申請が来ました。
私のメッセージを見落としていたようで、慌てて申請し直したということでした。

そうして、私とKさんは、めでたく(?)SNS上の友達になれました。
それ以上は、期待していませんでした。

ところが!!
Kさんは、私が投稿するたびに、「いいね!」を押してくれるようになりました。
それも、ただの「いいね!」ではなく、「超いいね!」を押してくれるんですよ。
もう、嬉しすぎて鼻血が出そうです。
助けてください。

こうなると、怖くてうかつに次の投稿が出来なくなりました。
Kさんが「いいね!」を押してくれなかったらどうしよう。

いつか、そんな日が来るかもしれません。
でも、いいんです。

私は憧れのKさんに、私が心理職という新しい道を進み始めたことを、
知ってもらいたかったんです。

遠い離島で、Kさんが私の記事を読んでくれて、
そっと「いいね」で背中を押してくれる。
それだけで十分。

細く細く、今にも途切れそうだけど、
少しだけ、心の糸がつながった。
そんな瞬間があった。

それだけで十分。
ありがとう。

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ここから始まる

2019-12-27 12:11:33 | 仕事
先日、ある大学の相談センターの面接に行ってきました。
大学の学生相談は私がいつか就きたいと思っている仕事の一つで
無理だろうなと思いつつ、応募したら運よく面接に呼ばれたのです。

初めて行く大学だったのですが、息をのむほど美しいキャンパスで
私は夢中で何枚も写真を撮りました。
講堂の前に大きな桜の樹があり、真冬の今は枯れ木でしたが、
春にはさぞかし美しく咲くだろうと思われました。

面接は、残念ながら惨敗でした。
相手が求める経験が私には全くないことが痛いほど分かりました。
面接官が質問を重ねれば重ねるほど、私は自信を失い、
相手の心の溜息が聞こえるようで、逃げ帰りたくなりました。

私は俯きながら帰路についたのですが、
電車に乗って、色々と考えているうちに、
不思議と力が沸いてきました。

今回の面接で、私はまだ心理職としてはレベル1だということが
よく分かりました。
私は色々な職を経験してきたので、その経験が上乗せされるのではという淡い期待がどこかにあったのですが、
専門職としては、経験値が全く足りないことを思い知らされたのです。

レベル1のパーティーが、無謀にもレベル20のボスを倒そうとして、
あっさり全滅した。
そんな感じでした。

でも、それなら、ここから始めればいいのです。
自分のレベルに見合った経験をたくさん積んで、
レベルを上げて行けばいいんです。

これから私が出会う、色々な人、色々な経験。
これからどんな世界が私を待っているんだろう。

これから私はどのように成長していくんだろう。

私はもう40代半ばの中年ですが、
そんな私が可能性について云々するのはおこがましいかもしれませんが、
まだまだ私が知らない世界があり、そこに羽ばたいていける、
目指すべき目標がある、追いかけたい理想がある。
その喜びで、私は若い人のように心が震えました。

不採用の通知が速攻来たのにも凹みましたが、
レベルを上げて、また再挑戦しようと思いました。
桜の咲く季節に、あのキャンパスに、また立ちたいです。


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不毛地帯と豊穣の海

2019-12-09 11:16:26 | 仕事
私は今、複数の職場をかけもちして働いているのですが
毎回、通うのが苦痛で、契約期間(1年)が早く終わって欲しいなあと思っているところがあります。
その場所に行くときは、いつも、
「さあ、今日も一日、息を止めて耐えよう」
と覚悟して向かっています。
そして、感情を麻痺させて時間が過ぎるのを待ちます。
唯一良いことと言えば、仕事が終わって職場を去る時の解放感が大きいことです。

その職場の何が苦痛かを一言でいうと、
疎外感
だと思います。
仲間に入れないし、入れてもらえる気配がないのです。

私が人生で一番求めているのは、豊かな人間関係です。
夫であっても、友達であっても、職場であっても、
楽しく、信頼し合い、支え合う関係がいいな~と思っています。
そして、自分もその当事者の一人になりたいのです。

努力すればいいじゃない、と言う人がいるかもしれません。
でも、そういう人は、
努力して、その努力が空回りに終わったときの虚しさ、苦しさ、恥ずかしさを味わったことがあるのかなと疑問に思います。

あ、でも、今日言いたいのは、そういうことではないのです。
私にはもう一つ、尊敬できる人たちが働いている場所があります。
そこでは、私は笑顔で迎えられ、仲間として認められています。
空気が温かく、そこに行くといつも元気になるのです。

私という人間は変わらないのに、
ある場所では疎外され、またある場所では温かく迎えられています。
不毛地帯と豊穣の海。
人間関係が育たない場所と、豊かな関係の可能性が宿っている場所。

もちろん、不毛地帯と言って切り捨てている場所にも、
豊かな関係性の芽がどこかに潜んでいるかもしれません。
でも、効率(この言葉はあまり好きではないのですが)を考えるなら
不毛地帯でもがくより、豊穣の海で気持ちよく泳いだ方が
楽しい人生を送れるような気がしています。

複数の職場をかけもちすることで、
このことに気付くことができました。

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