ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

悪口を言ってしまう心理

2018-07-10 18:51:32 | 雑感
研究室に人の悪口をよく言っている先輩がいて、
その人が悪口を言うのを見るたびに、他山の石と思って
自らを戒めていたのだが
(人の悪口を言う人は、色々な人の悪口を言うものだし、
事実、私の悪口を言っている場面に出くわしたことがあるから。
それに、悪口を言っている人の顔は醜いものだ)

ああ、しかし、また今日、人の悪口を言ってしまった。
それも、自分より20も若い人に対して。
情けない。

で、悪口を言ってスッキリしたかと言うと、後悔の念ばかりが強く、
言わなきゃよかったという気持ちの方が強い。

では、なぜ、悪口を言うのか。
その理由が分かったので、久し振りにこのブログを書こうと思った。

私が悪口を言う理由…
それは、私が傷付いた経験を、誰かに分かってもらいたいからだと思う。
傷付くのは、ほぼ100%対人関係で、
私の中では、私は誰かに傷付けられている。
なので、その話を人にするときは、私を傷付けた誰かを悪者に仕立て上げる必要がある。
そうしなければ、私の傷付きが正当化されないからだ。

「それはひどいね、傷付いたね、お~よしよし」と言ってもらいたいのだ。

なので、下手に意見されたり、向こうの方が筋が通っているみたいな言い方をされると、
私の目的は達成されず、フラストレーションが残ってしまう。
そして、やっぱり言わなきゃよかった、となる。

聞かされた方も、不愉快な思いを押し付けられて、さぞかし迷惑だろう。
要は、自分で自分の不満を内的に処理できないから、
悪口を言って人に共感してもらう必要があるのだ。

「自分の機嫌は自分で治す」みたいなことを言った漫画家の方がいたけど、
これは本当に、人間にとって必要な能力だと思う。
悪口を言う先輩を見ていると、研究室の空気を悪くする汚染物質に見える。
私は汚染物質になりたくない。
話を聞いてくれている人の心を汚したくない。

自分で自分の心を整える。
これができるようになったら、私も免許皆伝だ。
その道は遠い。



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