ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

傷付かないために

2024-03-02 19:40:42 | 片思い
二度と痛い目に遭わないために必要なのは
自己の客観視と願望のトリミングと書いたけれど
それとはまた別のことに気が付いた。

私は、自分に気のない人の気を引こうとして
長い時間苦しんでしまう癖があるということだ。

大方自分に気がないのに、そしてそれが分かっているはずなのに、
その人が見せたごく微量の優しさや親切心に希望を見出し
いつまでもそこにこだわってしまう。

この原因は自分でもよく分かっている。
母が冷たい人間で、
私は母の愛情を得ようとして
ずっと苦しんできた子供だったからだ。

もう長い間生きてきたのに、
なかなかこの癖が抜けない。

(ちなみに話は逸れるが、
私はくらもちふさこさんの恋愛漫画が好きだったが、
くらもちさんの漫画が好きな人は男運がないと言われていて、
それは彼女の漫画に出てくる男性は
つれないイケメンが多いからである。)

今、私が考えているのは、
「自分は大切に扱われたいんだ」という思いを
しっかり確認することである。

自分としっかり向き合い、
大切に扱ってくれる人と関わりたい。
大切に扱われたときに心が満たされていく感じを
忘れないでいたい。

そうしたら、自分に気のない人に
いつまでもこだわって
悲しい思いをすることも減るかなと思う。


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分相応

2024-02-26 08:23:58 | 片思い
勉強はしたくないけど会社経営者になりたいと騒ぐAさんや
見た目が……だけどイケメンとしか付き合わないと豪語しているBさんに共通しているのは
自己を客観視できないところ。
現実を受け入れられずに欲望ばかりが膨らんで暴走しているところだ。

AさんとBさんは極端なケースだけど、
人の悩みは多かれ少なかれ、
現実と願望の不一致にあると思う。

誰もが宇宙飛行士やサッカー選手になれる訳ではない。
皆、どこかで現実を受け入れて、
願望を適切なサイズにトリミングして生きていくのだ。

自己の客観視と願望のトリミング。
不都合な現実を受け入れることが
大人になるプロセスだと、
先日の人生案内にも書いてあったなあ。

願いの多くは叶わない。
人生って苦いね。


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失恋したあなたへ

2024-02-25 14:53:57 | 片思い
人の気持ちは分からないようで分かりやすく
言葉にしなくても行動に十分、表れていると思う。
下手にこねくりまわして解釈することなく
行動だけ見ていれば分かるはずだったのだ。

人の気持ちがどうやら自分の望むものではなさそうなとき
小さな手掛かりを拡大解釈して
事実を捻じ曲げてしまいがちだ。
こじらせて諦めがつかなくなり、
結局、苦しむ時間を長引かせてしまう。

返事がなければ、興味がないということ。
素っ気なければ、その気はないということ。

人の気持ちが自分に向いていないことを受け入れるのは辛いけど
いずれは認めないといけなくなることだから。
傷口が大きく開いてしまう前に
早めに立ち去った方がよかったんだよ。

その人につながるものの全てを見たり聞いたりするのが辛い。
お酒を飲んで記憶を消したい人の気持ちが分かる。

心の真ん中に大砲で撃たれたような空白がある。
立っているのがやっとだから、
笑顔でいることは求めないでね。

他の誰かが私に優しくしてくれても、
私が欲しいのはその人の気持ちだから、
ありがたいけれど、私の心には響かない。

立ち直れるのは分かっているけど、
しばらく時間がかかりそう。


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うまくいくカップル

2024-02-25 14:30:01 | 片思い
お互いお付き合いするのが初めてなのに、
うまくいっている若いカップルがいたので
その秘訣を聞いてみた。

その子が言うには、
「もともと友達だったからですかね」とのこと。
どちらかが一方的に熱くなって告白するような関係性ではなく
気が合う友達同士で自然に好意が育まれていったらしい。

この説明には非常に合点がいった。
友達付き合いから恋愛、結婚に至った知人が思い浮かんだ。
傍から見て情熱的な恋愛ではなかったけれど、
穏やかで安定したカップルだった。

そして、自分の恋愛がことごとくダメだった原因もこれで分かった。
遠い関係性のまま憧れで妄想を膨らませ、
弾丸のように告白して砕け散ったり、
食い下がってお付き合いを懇願したりしていたからだった。

相手は大抵、冷めていて、私ばかりが気を揉んで
消耗したり傷付いたりしていた。

ただ、友人のようなカップルだったら、
安定し過ぎて、あまり回数はこなせない(!)気もした。
私の恋愛は苦しかったけれど、(少なくとも私サイドは)情熱的だったし、
今となっては色々な経験ができてよかったように思う。

色々な人の、色々な良さを知ることができた。
残念ながらあまり大事にはされなかったけれど、
皆、とても魅力的だった。

そして、私はその人の魅力を、
その都度、全力で愛した。

それでいいじゃない。
そんな気もした。


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煩悩が消えた

2024-02-14 07:17:16 | 片思い
ここ数年、私はおしゃれをそれなりに頑張って
マスク美人を目指せやら何やら言い
夫以外の男性にときめいてみたりしたけど
何の実りもなく
変わらない日々を過ごしている。

片思いしていた時間に何らかの意味を見出そうとしても
結局、欲求不満が高まっただけのように思う。
何にもつながらない結果が分かっている今、
もう一度同じ思いをしたいかと自分に問うと
答えはノーだ。

男性からお食事の誘いでもあるといいな…と淡い期待を抱いていたが
ここ数年、そんなことは全くなく。
いや、ここ数年の話ではない。
夫を最後に、男性からお誘いを受けたことがない。
夫とお付き合いを始める前もそのようなことは久しくなかったから、
正確に言うと、ここ20年以上、お誘いがなかったのだ。

20年以上もないとは…
私はこの事実にもっと早く気付くべきだった。
私の恋の季節はとっくの昔に終わっていたのだ。

私は深い絶望を感じたが、
割とすぐに立ち直り、
却ってすっきりした気持ちになった。

もうすぐ50代。
これから何をして楽しもう。
実りのある分野を選んで、
自分の人生を充実させようと思う。
コメント (2)
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