ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

公共心

2012-05-28 12:03:20 | 雑感
久し振りに花壇の草むしりをしました。

うちの近所には公道沿いに市有の茂みがあり、ツツジが植えられています。
我が家の花壇をきれいにしたら、家の前の茂みが草ボーボーなのも気になって
ついでにこちらも綺麗にしてしまいました。

自分の家の前が綺麗になると、周りの家の前が気になります。
こうして改めて見ると、自宅の庭とその前の市有の茂みの手入れ具合に
3つのタイプがあることに気が付きます。

その1
庭も茂みも草ボーボー
(普段の我が家はこのタイプ)

その2
庭は綺麗だが、茂みは草ボーボーのまま

その3
庭も茂みも小奇麗に手入れされている

市有の茂みは、年に1回、業者が雑草を切りに来るのですが(もちろん税金で)
とてもそれだけでは間に合わず、放っておくとツツジが雑草で覆われてしまいます。

たまにしか手入れしない私が、あまり偉そうなことは言えないのですが
家の前の茂みの手入れ具合を見ると、
そこに住んでいる人の心までもが見える気がします。

特に、うちのお隣さんは、自分の庭は、年に何度も庭師さんを呼んで綺麗にしているのですが
自分の家の前の茂みには絶対に手を付けず、荒れ放題になっています。
さらにこの茂み、近所の人たちのゴミ捨て場を兼ねています。
近所の人たちで当番を作って、週に何度か掃除をしていますが、
このお隣さん、カラスが荒らしてゴミが散らかり放題になっていても
そしてそのゴミで自分の家の前の公道がどれだけ汚れていても
自分の当番日でない限り、絶対に掃除をしないのです。

うちの近所、こういう人が多くて、嫌なのです。

ところが今日、私が草むしりをしているとき、
角に住んでいる初老の奥さんが、軍手をはめて、そのゴミ捨て場に向かっていきました。
後でそのゴミ捨て場を見たら、
生え放題になっていた雑草が綺麗に抜かれていました。

初老の奥さんが見かねて抜いたのだと思いました。
しかも、今日は、その奥さんの当番日ではないのに・・・。
今までも、何度かその奥さんがゴミ捨て場の雑草を抜いているのを、見たことがあります。
(ちなみに、私も何度か見かねて抜いたことがありますが
隣の奥さんは知らんぷりなので、嫌になってやめてしまいました)

見ている人は見ている。
分かる人には分かる。
初老の奥さんに教えられた気がしました。

きっと、こういうことって、草むしりに限らず、
色々なことに言えると思うんです。
私の気付かないところで、見ている人は見ている。
見る目のある人に対して、恥ずかしくないように、生きていきたいと思いました。


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おしゃべりと平常心

2012-05-25 14:01:47 | 雑感
ここ1か月ほど、なぜか妙に色気づき、
塾の先生に思いを寄せたり、必要以上に男性を意識したりといった、
おかしな状態に陥っていたのですが
最近、ようやく平常心を取り戻し、枯れたアラフォーに戻りました。

なんであんな状態になったのだろうという謎はさておき
(ホルモンの異常分泌か?)
ある日を境に、いつもの心穏やかな状態に戻りました。

その日は、前の職場の友人たちを、私の自宅に招いた日でした。
みな信頼できる人で、たくさんおしゃべりをしました。
たくさんしゃべって、たくさん聞いてもらって、
私もたくさんのおしゃべりを聞いて、共感して、大笑いして、
大満足の一日になったのでした。

友人たちが帰った後、
ああ、いつもの自分が戻ってきた・・・という感覚がありました。
思う存分コミュニケーションを楽しんで、
元気になったのです。

おしゃべりって、楽しいのはもちろん、
精神状態をメンテナンスする効果もあるんだなあ・・・と思いました。
今回、マトモな思考ができる自分に戻れたのは
間違いなく、友人たちとのおしゃべりのおかげです。

思えばこの1か月、夫は仕事で忙しく不在がちだったし、
職場でも、まだ親しい人はいないため、
必要なことを伝える以上のおしゃべりをしていなかったなあ・・・と思いました。
私にとって、おしゃべりはかなり大切みたいです。

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頑固夫婦

2012-05-24 10:09:45 | 
現在、我が家でくだらない意地の張り合いが進行中です。

事の発端は、お風呂場のリンスが残り少なくなったことです。
私はすぐに替えのリンスを買ってきて、お風呂場に備え置いたのですが
私も夫も、新しいリンスのボトルを開封しようとせず、
残量わずかなリンスを無理やり使い続けているのです。

要は、お互い、新しいリンスのボトルを、
相手に開封させようとしているのです。
理由は・・・ありません。
ともかく、戦いが始まってしまった以上、
これには勝たねばならぬのです。

戦いは昨日で2週間目に突入しました。
古いリンスのボトルには、もうほとんど中身がありません。
私はボトルに水を入れ、振ってリンスを薄めたうえで、
その水を使い切るという、最終手段に出ました。
これで勝ったと思いました。

ところが昨日、お風呂場を覗いてみると、
リンスボトルは未だ首をすくめていて、開封された形跡がありません。
その代わり、横に旅行用の小さなボトルが置いてありました。
夫め、旅行用のリンスを使ったようなのです。
なぜそこまでして開封しない!!!

この開封合戦、リンス(シャンプー)がなくなるたびに勃発します。
また、菓子折りをいただいたときも、
どちらが先に開封するかで、お互いやせ我慢をします。

途中でくだらなくなって、私が開封してしまうのですが、
そのため、この戦い、今まで夫の全勝なのです。

今回は勝ちたい!!

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思いやりのある子

2012-05-22 16:54:42 | 仕事
今まで憎たらしい子のことばかり書いてきましたが
素直で優しい子もいます。

生徒が問題を解いている間、私は生徒がやってきた宿題のチェックをしているのですが
大抵の子は、無言で宿題を私の机の上に置いて席に戻ります。
叩きつけるように置く乱暴な子もいます。

GW明けは宿題の量も多く、チェックが大変でした。
そんな中、A子ちゃんは、授業が終わった後、そっと宿題を手渡しに来ました。
どうして授業の後に出しに来たのか聞いたところ、
「だって先生、量が多くて大変だったでしょう」
と言われました。

これには感動しました。
10年ちょっとしか生きていない小学生が
アラフォーの私を気遣ってくれるとは・・・。

塾の子供たち、個性はさまざまですが
A子ちゃんが持っているような思いやりは
教えて身に付くものじゃないんだろうなあ・・・と思います。
その子が生まれながらにして持っている、心の財産。

事の善悪は叩き込むことができるとしても
他者に対する思いやりの心というのは
天賦の才能の一つではないかと感じています。

逆に、思いやりの心が生まれつき欠落している人間に、
思いやりのある行為を求めても無駄なのです。
この事実にもっと早く気付いていれば。

これはきっと思いやりに限ったことではないと思うのですが
私は人を見るとき、他者に対する優しさ、気遣いの有無を重視してしまうので
この個性がひときわ輝いて見えます。

世の中、色々な個性の人間がひしめいています。
色々な個性があるからこそ、社会が調和を保てるのだとも思います。

でも、私は思いやりのある人がいちばん好きです。


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女性として扱われる

2012-05-16 11:59:52 | 雑感
GWはイタリア各地をバスで巡ったのですが
バスドライバーさんはリチャード・ギア似の素敵なイタリア人のおじ様で
急なバスの階段から降りるとき、よろけないように、さっと手を添えてくれました。
夫がよろけても知らんぷりでしたが(笑)

また、非常に些細なことではあるんですが、
込み合っている道中で、団体客の男性が、さっと道を空けて先に行かせてくれたり
重いスーツケースをエレベーターに乗せてくれたりしたとき
私は天にも昇るようなウキウキした気持ちになったんです。

大袈裟な言い方かもしれませんが、
こんな私でも、女性として扱ってくれているんだ・・・という喜びが
心の中で膨らんでいきました。

今までは当たり前すぎて気が付かなかったのかもしれませんが
2年間、誰とも接触しないで家に引きこもって
久し振りに外の世界に出て行って、
男性が意外に親切で優しいことに、初めて気が付いたのでした。
それは私にとって、新鮮な驚きでした。

今まで、男性と同じ立場で、一生懸命働いてきました。
女性として男性の助けを得ようとか、そういう発想自体、私の中にありませんでした。
でも、ふっと肩の力を抜いて周りを見たとき、
もしかしたら、力になってくれた人がいたかもしれないと、思いました。

塾のA先生も(←まだ考えている)
結果として私の勘違いであったにしろ、
親切にしてくれて、素直に嬉しかったのでした。

インターネットで色々検索すると、
長く専業主婦をしていた女性が、社会に出て、男性に親切にされて
女性らしさを意識する例は、そこそこあるようです。
私もまさにその一例だと思います。

心が軽やかで嬉しいし、ドキドキします。
素敵で魅力的な女性になりたいなあと思います。


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