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ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

あなたは嫌われている

2025-04-04 | 仕事
我が強くて嫌われている人が職場にいる。話が通じない、モンスターのような人である。

先日、そのモンスターが上司に話しかけていた。上司は露骨に嫌そうな顔をしていて、私は「ああ、さすがの上司も嫌悪感を隠しきれてないわ」と思った。

翌日、モンスターが私に「昨日の上司はものすごく疲れていたわねぇ」と話しかけてきた。私は上司が疲れているという認識はなかったので違和感があった。そして、もしかしたらこのモンスターは、昨日の上司の自分に対する態度について、嫌悪感ではなく、本人の疲れと認識したのかもしれないと思った。

私は常々、これだけ周りに嫌われているのに、それを感じ取らずに堂々と振る舞えるモンスターの強メンタルが不思議だったが、メンタルが強いというより、自分が嫌われているという発想がそもそもない(アンテナが壊れている)ということが分かった。

他者の自分に対する拒否感や嫌悪感を当人の疲れとして処理していたら、自分は思い悩まず健康でいられる。
他人の反応を誤解して悩まずに生きるのと、正しく認識して思い煩うのと、どちらがいいのかな…。

もし選べるならどちらだろうと考えたが、私は、多少苦しくても、正しく認識できた方がいいなと思った。相手の反応が正しくキャッチできたら、自分の行いを正したり、より自分に合った環境に移ったりすることができるからだ。

少なくとも私は、自分が周りに嫌われていることを自覚できずに、豪胆に振る舞い続ける人間にはなれないと思った。


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令和の学生

2025-03-30 | 仕事
私が大学で働き始めて一番最初に驚いたのは、
面接を無断でキャンセルしたり、こちらから出したメールに返信をしない学生がとても多いということでした。

悩みを抱えている学生を相手にしているので、仕方がないのかなと思っていたのですが、
もしかしたら世代の違いもあるかもしれないと思い、
同じ職場で働いている若い人に感覚を聞いてみました。

その人によると、(あくまでその人の個人的な見解と断った上でしたが)、

・学生は、職員に対して、自分はサービスを享受するお客様の立場だと思っている。
・お店を予約したのに行けなくなった場合、キャンセル料が発生しない限り、キャンセルの連絡はしない。ただし、キャンセル料が発生する場合は、必ず連絡を入れる。
・相手が教授など地位がある人の場合は、単位を落とすなどの不利益を被らないように、連絡は怠らない。
・友人の場合も同様。継続的に関係性を築いておく必要がある相手と判断すれば、まめに連絡は入れる。
・ただし、きちんとしている人はきちんとしていて、お店の人にも連絡は入れる。ここは個人差が大きい。

私はこの話を聞きながら、「タイパ」「コスパ」という用語が頭に浮かびました。行動の基準は、自分に利益や不利益があるか否か、ということなんだね。なんと合理的。

そして、私はこの合理性が好きになれない・・・。
よい、悪いの話ではないかもしれないけど、好き、嫌いで言えば嫌いだ!!
お店の人や大学職員にも都合があり、心がある。
そのことを意識できないなんて、サイコパスかよお前は。

ではなぜそうなったかと言うと、私は、電子機器やIT技術の発達が影響しているように思いました。
生身の人間との接触が減り、よくも悪くも、相手がどう考えるかをあまり気にせずに、一人でも生きていける世の中になりました。

まあ、私も、コンビニに入ったときに店員さんが「いらっしゃいませ」と言ってくれても返事はしないし、
店員さんも、返事を期待して言っている訳ではなく(お客様と心の交流が生まれることは期待していない)、マニュアル通りに言っているのだと思います。

社会の仕組みとして、そのような場が増えているのだと思います。

面倒な気遣いや人付き合いをしなくてもよくなった分、自分もドライに割り切られる場面が増えたということだね。
…という理解でよいのか??
なんだかパサパサしている世の中だなあ…。


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嫌いな人から学んだこと

2025-03-27 | 仕事
今の職場は対人ストレスが高く、そろそろ辞めようかなとも考えているのですが、
それなりに学ぶことがあり、この修羅場を乗り切ることができたら、他のどの職場でもやっていくことができるスキルが身に付きそうな気がしています。

最近心がけているのが、「自分が相手よりできる、または知っているという前提で発言をしない」ということです。

恥ずかしながら、私はこの前提で物を言ってしまうことが多いのです。ただ、相手にマウントしたいという気持ちで言っているのではなく、自分の知識や経験をシェアして役に立ててもらえたらいいなと思って言っているのですが、既に皆が知っていることだったり、情報が古くて間違っていたりすることも多いかもしれないと反省しています。

このことに気付いたのは、職場の同僚から「ミジンコ大先生」と呼ばれていることを知ったのがきっかけです。その同僚は私と対立することが多く、その言葉に尊敬のニュアンスが含まれていないことは明らかでした。その言葉を聞いたときはすごく嫌な気持ちになり、怒りも沸きました。

でも、よくよく考えると、前の職場にも、私が発言している途中でわざと遮ったり、その場から立ち去ったりする失礼な人がいたのですが(ここはありえないほど最悪な職場でうつ病になる人が複数いました)、私に対して、今の職場の同僚と同じ印象を持っていたのだろうなと思いました。

おそらく、私が力もないのに偉そうに意見しているように感じたのだと思います。

私が「嫌だな」と思う人は、向こうも私に対して「嫌だな」と思っている訳で、自分が人に嫌な印象を与えている原因を知る機会にもなりうると思いました。

そう考えると、そういう人達は、私に対し、「あなたのそういうところが嫌」と教えてくれていたのだなと思います。たまたまそういう人達が態度で示してくれただけで、黙って耐えていた人もいたかもしれません(気にしない人もいたと思いますが…)。

もしそうであるなら、気付けてよかったなと思います。得意気に古い知識を披露してしまう老害を最小限に抑えられるかもしれません。

私も十分歳を取りましたが、改められるところは改めて、人間性(!)を高めていけたらいいなと思います😊

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別れの挨拶

2025-03-22 | 仕事
朝の通勤電車に揺られてウトウトしていたら、中学生くらいの男の子が乗車して隣に座りました。

「この電車は〇〇行きでまもなく発車します」「この車両は〇号車です」など、独り言を言っています。鞄にヘルプマークがついていたので、私はそのまま目を閉じて彼の独り言をやり過ごしていました。

彼の独り言を聞きながら再びウトウトしていたら、肩をトントンと叩かれました。目を開けるとその男の子がまっすぐこちらを見ています。「雪の影響で〇〇線は遅延しています」と言われたので、「そうなのですね」と私は応じました。

それから彼は私に話しかけるように電車のことなどを話し始めました。私は少し戸惑いつつも、赤べこ人形のように黙ってウンウンと頷き続けました。

電車が大きな駅に着くと、彼は「私はここで降りなければなりません」と言い、立ち上がってドアに向かいました。私は、心のどこかで、彼が振り返って「バイバイ」などとお別れを言ってくれることを期待していました。しかし、彼は振り向くことなく、そのまままっすぐ下車してしまい、すぐに多くの客に紛れて見えなくなりました。

私はその後ろ姿に、話したいことを好きなだけ話したら、お礼も言わずに去っていく学生さん達の姿を重ねてしまいました。私は最近、心が弱っているので、その朝の出来事でダメージを受けてしまいました。

その夜、私はお風呂に浸かりながら、朝の出来事を思い返していました。そして私は、彼が最後に言った、「私はここで降りなければなりません」という言葉が、彼なりの別れの挨拶だったのではないかと思い至りました。

最近、私は心が弱っているので、その可能性に気付いただけで、じんわりと涙が出てきたのでした。


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自分を変えよう

2024-08-20 | 仕事
今の職場がしんどくて、できるだけ早く辞めようと思っている。

ただ、一方で気付いたこともある。
私はもうかれこれ10近くの職場で働いているが(数えていないが多分それくらいはあるだろう)
どこの職場も不満でいっぱいになり、辞めているということだ。

これはもう間違いなく、自分に問題があるということだろう。
さすがに認めざるを得ない。

自分は相当に歳をとってしまっているので、
心が硬くなって老害化することはあっても
自分を高めることはもうできないだろうと諦めていた。

でも、諦めてしまったらそれで終わりだ。
少しでも良い方向に変われるよう、努力してみよう。

心の中が不平不満で一杯になるのをまずは何とかしたい。
無理に不満をねじ伏せて作り笑顔でいる必要はないと思うけれど、
機嫌が悪くなったときは、自分で自分の機嫌を直せるような工夫をしてみよう。

そこで今は、自分が喜ぶことは何か、探しているところ。

お気に入りの喫茶店でのんびりコーヒーを飲むこと、
フカフカの布団で寝ること、
美味しいハンバーグ(デミグラスソースがけ)を食べること…

気の合う人とおしゃべりをすること。
動物をかわいがること…
遠くを見ながらボーっとすること…

穏やかで優しい気持ちで過ごせる時間を
多く取れるとよさそう…


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