ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

縁を手放す

2019-01-24 12:57:11 | 雑感
私は小さい頃から友情は永遠だと信じていて
一度、友達になったら、一生友達だと思っていた。

この思いは大人になっても変わらなかった。
その現れの一つが、年賀状だ。
私は毎年、古い友人に、せっせと年賀状を出し続ける。
お返事がこなければ翌年からは出さないが
出した量に比して届く量が少ないのは、いつものことだ。

先日の記事でも、昔の友人の動静を知らないなんてありえない、と書いた。
これも、友情は永遠という私の考えを反映したものだ。

でも、最近、この考えは違っていたのかなと感じている。
私は古い縁にしがみついているだけではないかな、と。

最近は、人との縁にも、旬があるような気がしている。
今、目の前にいる人との生きた縁を大切にすればよいのであって、
残念ながら形だけのやりとりになってしまった過去の人との関係は
感謝の気持ちをもって手放すことも大事かなと思うようになった。

私は友達が少ないから、少しでも多くの人と関係を続けていたくて
既に期限切れの関係にしがみついていたのかもしれないと思う。

役割を終えた関係は手放して、空に返してあげようと思う。
他の人はそれが自然にできていたのに、
私はいつまでも古い関係にしがみついてしまっていた。

新しい縁が舞い込むように、古い縁を手放そう。
今まで私を支えてくれたことに感謝しながら。


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関心を持たれないという痛み

2019-01-11 09:31:42 | 雑感
あけましておめでとうございます。

私は今年、大学院の先生に年賀状を送りました。
でも、返事は来ませんでした。

廊下で先生にお会いしたので、「今年もよろしくお願いします」とご挨拶をしたところ
上の空だった先生は一瞬、我に返って
「え、あ、おめでとうございます」と挨拶を返してくれました。
それだけでした。

私は、お返事をもらえなくても
「年賀状、ありがとう」という言葉くらいは欲しかった。

もう一つ。

Facebookで、以前、密かに思いを寄せていた男性を見つけて、
淡い期待をもって友達申請をしてみました。
「お元気ですか?」というメッセージを添えて。

返事はありませんでした。
きっと、私のことが誰だか分からなかったのでしょう。

私は太陽系外の宇宙空間を飛ぶ人工衛星のような気分でいます。
ただひたすらに、一粒の水素原子にさえ出会うことなく
それは途方もないほど、孤独な旅であるだろう・・・
(私の好きな「秒速5センチメートル」より)

私は寂しいのです。


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