最近、ちょっと気付いたことがあるので、書き留めておこうと思います。
仕事で、例えば誰かがAさんを担当したとして、
AさんとうまくいかずにAさんが怒ってしまい、
次の人を指名した場合、
指名された二人目とAさんは(少なくとも最初は)うまくいく、ということが多いように思います。
私がある人とカウンセリングをしたが、うまくいかなかった。
そこで、選手交代で、私の代わりに先輩がカウンセリングをしたら、
今度はうまくいった。
これまた逆で、先輩がある人のカウンセリングをやっていて、
うまくいかず、選手交代で私がその人を担当した結果、
とりあえずはうまく収まった。
カウンセリングに限らず、こういうことはよくあるように思います。
共通しているのは、トラブったお客さんが、
「最初の人が悪い」と、二番目の人に被害を訴えることです。
最初の人を悪者に仕立て、自分が被害者のポジションを取れば、
トラブルの責任を、自分が引き受けなくて済むからです。
私はこれを「二人目はうまくいくの法則」と名付けました。
本当は自分自身がトラブルメーカーなのに、
関係破綻の原因を相手になすりつけることで、
自分を正当化しようとする心理です。
二人目と再びトラブルになってしまっては、この作戦が成り立たなくなるため、
二人目とは、とりあえずはうまくいく体をとる必要があるのです。
「ほらね、最初の人が悪かったのよ」という風に収めたいのです。
この法則を使うのは、ずるい人です。
ずるい人に、必要以上に悩まされることのないように。
そして、自分が二人目になったときは、
「二人目はうまくいくの法則」に乗せられただけで、
間違えても一人目の人を軽んじることのないように。
自分はたまたま二人目になっただけなのだから。
最近、自分が一人目にも二人目にもなる経験をしたため、
この法則に気付きました。
何か気付いたらまた書くことにします。