ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

アンネの才能

2015-03-30 08:31:21 | 仕事
少し前に、NHKの番組で「アンネの日記」が紹介されていた。
そこで、解説者の小川洋子さんが、アンネについて、
「小さな幸せを最大限に喜ぶ才能」に恵まれていたと評していて、
私の心にじんわりと響くものがあった。

友人と目黒川沿いの桜を見に行ったときのこと。

歩きながら女同士のおしゃべりに興じていると、
人ごみの奥から、「さなぎ先生!!」と男の子の声が聞こえてきた。

振り向くと、私を追って走ってきたであろう学校のA君が
頬を上気させて笑っている。

「やっぱりさなぎ先生だった!!」

思いもよらない場所で学校の生徒に会い、私はびっくりしてしまった。
二言、三言、言葉を交わすと、
「じゃあね!」と言って、彼は人ごみの中に戻って行った。

友人は、「わあー、かわいい。さなぎのこと、先生だって。
小学生の男の子って、本当にかわいいね。」

と、興奮気味だった。

私にとっては、ほんの些細な出来事だったのだが、
友人の興奮ぶりを見ていたら、
私はもっと喜んでいいのかもしれないと思った。

「さなぎ、とってもいいところに勤めているんだね。
よかったね、さなぎ」

幸せなことは、当たり前。
足りないところばかりクローズアップして、
不平不満を垂れ流し。

自分の心の癖が、恥ずかしく思えた。

もしアンネだったら、今日の出来事を、どのように受け止めただろう。

桜を眺めながら、ぼんやり考えていた。


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宝くじ

2015-03-20 18:25:42 | 雑感
さっき、ドキドキしながらグリーンジャンボの当選番号を確認したけど
やっぱり外れてた~~

宝くじを買い続けて、かれこれ20年。
(いい加減やめろよ)

若いころは、「当たったら仕事を辞める!」と念じつつ買っていたけど、
結局当たらず、仕事だけ辞めた。

今までの最高額は6等の3000円。
それ以上は当たったことがない。
(最近は6等が2000円に減額されていて、ちょっとびっくり)

6等の当選確率は100分の1らしいから、
10枚セットで買えば、10回に1度は当たる計算。
経験に照らして、だいたい、合っている。

1等の当選確率は1000万分の1。
当たる訳がないと分かっていつつ、ついつい買ってしまうのは、
やっぱり、当選日まで、6億円の使い道を
あれこれ考えるのが楽しいからなんだなぁ。

それに、収益金が、社会の役に立っている(はず)というのも、いいところ。
今回外れた分も、公園のベンチの手すりくらいにはなったかな。

当たってないのに書くのも変だけど、
最近、実践していることがある。

それは、家族の中でも、くじ運がいい人に、宝くじを買ってきてもらうことだ。
私の場合、夫の方がくじ運がいいので(福引などでちょこちょこ当てる)、
夫に買ってきてもらっている。

そして、多くの人がやっていると思うけど、
当たりがよく出ている売り場で買う。
理論上は、どこで買っても同じはずだけど、
枚数を多くさばいていて、当たりくじが紛れている可能性が少しでも高い売り場で買った方が、
当たりやすいように思えてしまう。

私が出資し、夫が人気の売り場で買うという最強(?)タッグ。
いつか当たるような気がしてならないんだけど、どうなるか。

実践は続く・・・



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欲しいものがあるなら

2015-03-18 17:47:17 | 仕事
今日は勤めている小学校の卒業式だった。

卒業証書の授与後、卒業生一人一人が一言ずつ挨拶をする演出があった。

そこで私は気付いたのだが、壇上に上がると、ワーッと歓声があがる生徒と、
特に声もあがらず、静かなままの生徒の二種類がいる。
歓声が上がるのは、いわゆる人気者だ。
上がらない子は、大人しく、目立たない子が多い。

歓声の有無の差が結構、露骨なので、
私は歓声の上がらない子達に同情してしまった。
まだ小学生なのに、厳しい現実に直面させられてしまったね。

なんてことを他人事のように考えていたら、
すぐあとに、私達も同じ状況に直面した。
卒業生たちが、思い思いに、好きな先生のところに行って、
写真を撮り始めたのだ。

いやー、これまた露骨に人気の差が分かってしまって、切なかった。
小学生は残酷なまでに正直だ。

大柄で明朗快活なM先生のところに、生徒が群がっていた。
それとは逆に、K先生は、卒業生の担任だったにもかかわらず、隅でひっそりしていた。

M先生、すごいな。やっぱり人気あるな。
魅力あるもんな。。。
と、私はそのときは感心したのだが、
よくよく考えたら、M先生は、一番いい真ん中にでーんと構えていて、
担任のK先生が隅で遠慮していたことに、気付いていなかっただろうと思った。

悪く言えば、M先生は出しゃばりなんだ。

でも、もっともっと考えると、M先生くらい、貪欲でなきゃ、
欲しいもの(=生徒の人気)も、得られないのかもしれない、と思った。

欲しいものがあるなら、それが与えられるのを待つのではなく、
自分から取りに行かないとダメなんだ。

で、私はというと・・・
来ましたよ、一人だけ。
クラスにずっと馴染めないで、一人でぽつんとしていた女の子。
私と写真を撮りたいと言ってくれた。

私はそれだけで十分、幸せだったよ。


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今日も一日いい日だった

2015-03-04 21:24:46 | 雑感
少し前に自分のブログを読み返してみて、すごくネガティブな雰囲気に包まれているように感じた。

私は慎重すぎる性格ゆえか、いいことがあっても素直に喜ばず、むしろ悪いところに注目して、まだまだ警戒を解いてはならぬぞと、自分を戒めるようなところがある。

でも、それが行き過ぎると、自分で自分を苦しめてしまうという、悪循環に陥るし、何より、私のブログを目にしてしまった人まで、暗い気持ちがうつってしまうことだろう。

それは、大変申し訳ないことである。

そこで、少しでも、自分の認識を明るい方に向けられないか、方法を考えてみた。

思いついた方法は、「夜、寝る前に、布団の中で、今日あったいいことを3つ数えてみる。」
というものだ。

特になくても、「空がきれいだった」とか、「夕飯のコロッケがおいしかった」とか、些細なことでもいいのだ。

そして、「ああ~今日もいい日だった♪」と唱えて、眠りにつく。

実践し始めてからしばらく経つが、これが、なかなか効果があることが分かった。

自分の気持ちの持ちようが、少しずつ変わってきたように感じる。
ネガティブな考えが頭に浮かんでも、進んでストップがかけられるようになった。

このブログも、今までは、誰にも言えない悩みの掃きだめのように使っていたが、これからは、できるだけ楽しい話題、明るい話題を書くようにして、明るい雰囲気のブログにできたらと思う。



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