少し前の記事で(→「時間薬」)
嫌な人がいても、対立せずにうまく受け流していたら
そのうち関係が好転することもある、ということを書いたのですが
そのことで、少し驚くことがあったので書き留めておきたいと思います。
私は3月末で、掛け持ちしている一つの職場を辞めたのですが
(1年契約だったので)
その際、前の記事で書いた、苦手と思っていた男性の一人から
個別でお餞別の品をいただきました。
お洒落なお店の、フルーツティーでした。
私はその男性から嫌われていると思っていたので、心底、驚きました。
「ミジンコさんはコーヒーより紅茶が好きだと伺ったので
紅茶にしました」
と言われましたが、私、そんなこと言ったっけな??
(でも確かに紅茶の方が好きなので、言ったかもしれない)
ものすごく嬉しかったのですが、それと同じくらい、
驚きと戸惑いの気持ちもありました。
嫌われている、疎んじられていると思っていたのに・・・
まあ、少なくとも、嫌われてはいなかったのだろう・・・
何となくいただいた紅茶もそのままになっていたのですが
昨日、開封して飲んでみました。
フルーツの香りが漂って、とてもおいしいお茶でした。
紅茶をくれたBさん、ぶっきらぼうに見えて感じが悪かったけど
実は不器用なところもあったのかな?
私が私の視点で被害的にとらえてしまったけれど
Bさん、不器用で損をしてしまうところもあったのかもしれないね。
Bさんに対して抱いていたわだかまりが
フルーツの香りにじんわり溶けていくようでした。
私、ずいぶん長い間生きてきて、色々分かっていたつもりでいたけど、
まだまだ、人の気持ち、分かってないのかもしれないな。
人の気持ちは複雑で難しい。
一面だけを見て、決めつけてしまうのはもったいないな。
改めてそんなことを感じました。