ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

スカーレット その2

2020-02-07 18:03:34 | 映画・ドラマ・小説
朝ドラのスカーレット、コツコツ撮りためては見ています。

当初の予想を裏切り、とても滋味あふれる作品になっています。
ひたすら地味なんですが、いぶし銀の味わいというか・・・深いんですよ。
歳を重ねた大人が楽しめるドラマなのではと思います。

前作の「なつぞら」は、優しさと爽やかさが溢れていましたが
心のどこかで「いや、現実はそう甘くないよ?」という気持ちがくすぶっていました。
今回は、温かい人間関係は維持しつつ、厳しい現実も正面から見据えて描いている感じがします。
地に足のついた感じがするんです。

主人公、喜美子の陶芸に対する情熱も、燃え盛る真っ赤な炎というより、
地面からじんわり伝わってくるような、地熱のような火なんです。
派手さはないけど、決して消えない。そして確実に熱い。

ここ数日は泣きながら見ていました。
全米が号泣!という派手な泣き方ではなく
心の芯が揺さぶられて涙が滲んでくるような、そんな感動でした。

説明するのは難しいんですが、
・お金より大事なものが人生にはある、それは生きる情熱
・成功するには相応の代償を払わなければならない
そんなことを学ばせていただきました。
ドラマで人生が学べるとは!!

脚本家の筆力に脱帽。
戸田恵梨香も喜美子にしか見えない。すごい。


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コメント (2)
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