ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

町田樹選手に支えられて

2014-11-25 18:18:27 | 雑感
今、『内向型人間の時代』という本を読んでいて、
内向型の私は大きく励まされている。

この本の感想は、読み終えた時点で改めて書くつもりだが、
自分は変わる必要がない、ありのままの自分でいていいのだ、
そういう内容で、大きく励まされる思いがしている。

例えば、私は、行動力がない、大勢の中にいると委縮してしまう等の欠点があり、
これを克服することが自分の人生の課題と思っていたが、
これらはいずれも内向型人間の特徴らしい。

その分、思慮深い、細やかな配慮ができる等の長所にもなるらしいので、
無理に変えようとせず、そのまま受け入れようという気になってきた。

自分を偽らずに生きていいと思えたのは
大きな救いだ。

さて、町田樹選手について。

彼は昨シーズンから私のお気に入りなのだが、
今年もやってくれました!

フリーの演技。
ベートーベンの第九。

音楽は5分。しかし、演技が4分40秒を超えると、
規定上、失格になるらしい。

彼はどうしたか。
最初の20秒間、静止していることにした。

音楽が始まっても、じっと、動かないでいるのだ。

いや~、心底、あっぱれと思った。
本当にやってくれる。

何がいいかというと、「我が道をいく」、その意志の強さだ。
音楽が始まっているのに、20秒間、じっとしているなんて、
前代未聞じゃないだろうか。

それを、冗談ではなく、真剣に、
世界の大舞台でやってのけちゃうんだから。

人からどう思われようと、自分がいいと思った道を貫く。
若いのに、すごいなあ。

「変な人」という見方もできるけど、
(そう思う人は多いと思うけど)、
私は、好きだな。町田選手。

彼の勇気に、支えられる思いだ。

私も、勇気をもって、私の信じる道を貫くよ。


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2014-11-25 17:51:50 | 仕事
ずっと気になっていた動物たちの防寒対策だが、
今日、ウサ吉(仮名)については、目途がついてほっとしている。

これまでは、飼育小屋に入れっぱなしだったが、
夜間は、ケージに入れて、職員室前の廊下に置いていいことになった。
思い切って校長先生に相談したら、承諾してくれた。
勇気を出してよかった。

ケージにはヒーターもつけたので、
ウサ吉もきっと、暖をとれるだろう。

ケージに入れるとき、暴れるかなと心配したけれど、
案外、大人しく、中に入ってくれた。
ケージに移すと、のんきな顔で、牧草を食べはじめた。

「ウサ吉、ウサ吉」と声をかけると、
真ん丸の眼で、私をじっと見つめた。

その眼に、私は、ウサ吉の信頼を感じ取った。

私たちは、しばらく見つめ合った。
愛をこめて(笑)。

言葉はなくても、思いは通じる。
愛情を注げば、分かってくれる。

動物たちの気持ちは混じり気がなくて、
優しく光る宝石のようだ。

私はその宝石を大切にしたい。


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内向型人間の時代

2014-11-21 18:51:06 | 仕事
学校の遠足に同行した。
疲れた。体力面ではなく、心理面で。

人が大勢いる場所に身を置くのは、
やっぱり苦手だ。
自分がことのほかちっぽけに感じられて、
悲しい気分になってしまう。

かねてより気になっている『内向型人間の時代』という本を
読んでみたいと思って、本屋をウロウロしたが、
なかなか見つからない。

アマゾンの書評によると、「内向型人間」かどうかは、
おおよそ次の指標で分かるそうだ。

1:グループより一対一の会話を好む。
2:文章のほうが自分を表現しやすいことが多い。
3:一人でいる時間を楽しめる。
4:周りの人に比べて、他人の財産や名誉や地位に興味を示さない。
5:内容のない世間話は嫌い。関心のある話題を深く話したい。
6:聞き上手だと言われる。
7:大きなリスクは冒さない。
8:邪魔されずに、没頭できる仕事が好き。
9:誕生日は親しい友人一人か二人で、あるいは家族だけで祝いたい。
10:「物静かだ」「落ち着いている」と言われる。
11:仕事や作品が完成するまで、他人に見せたり意見を求めたりしない。
12:他人と衝突するのは嫌いだ。
13:独力での作業で最大限に実力を発揮する。
14:考えてから話す傾向がある。
15:外出して活動した後は、たとえそれが楽しい体験であっても、消耗したと感じる。
16:かかってきた電話に出ず、留守電に録音させることがある。
17:忙しすぎる週末よりも何もすることがない週末のほうがいい。
18:一度に複数のことをするのは楽しめない。
19:集中するのは簡単だ。
20:授業を受けるときは、セミナー(参加形式)よりも講義形式(聴くだけ)が好きだ。


見事にすべてあてはまっている・・・。
まあ、自分が内向的な人間であることは、分かり切ったことなんだけど。

書評によれば、外向型の人は、刺激を求めて行動を起こし、
内向型の人は、感度が高いため、意識が内側に向くのだそうだ。

そこで、私は、こんなことを考えてみた。

外向型の人は、鐘を鳴らして、音楽を奏でる人。
内向型の人は、心に音色が響いている人。

ちょっと素敵な表現じゃないですか?

とかく外向的に振る舞うことを奨励されがちな世の中だけど、
内向的な人も、そのままでいい。

そう思ってくれる人が増えたら、
どんなに生きやすい世の中になるだろう。

色々な個性を持った人が、長所と短所を補い合って、
いいバランスを保つのが良い社会だと、私は思う。

内向的な人間に、光あれ。


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自分悩み相談 2

2014-11-14 19:51:50 | 仕事
最近、ずっと頭がモヤモヤしていて心が晴れないので、久々の「自分悩み相談」を実施します。
自分で自分を慰めることがコンセプトなので、自分に甘い言葉もありますが、ご容赦ください。

******
相談者:さなぎ
回答者:かいこ

かいこ:どうしたんですか。浮かない顔して。

さなぎ:最近、動物たちのことで頭がいっぱいで、胸が苦しいんです。

かいこ:動物たちって、学校の?

さなぎ:そうです。寒さが厳しくなり、飼育小屋にいる動物たちがかわいそうで。

かいこ:対策はとったんでしょ?

さなぎ:風よけシートを張ったり、毛布や湯たんぽを入れてみたり、思いつくことは実践しています。でも、古い飼育小屋で、予算の制約もあり、できることには限りがあります。

かいこ:どうして苦しくなるんですか?

さなぎ:私はお風呂に入り、お布団にくるまって、温かく快適に過ごしています。でも、私より弱い動物たちが、私よりずっと悪い環境下で、凍える思いをしていると思うと、苦しくなります。本当は、全員、家に連れて帰って、一緒に温めてあげたいんです。でも、それができない。
世話が行き届かない学校という環境で、動物を飼うことが、私にとって大きなストレスになっているんです。

かいこ:さなぎさんは、動物たちが感じる苦痛に、敏感なんですね。

さなぎ:そう思います。

かいこ:動物たちの痛みを、自分の痛みとして感じることができるのは、さなぎさんの長所の一つだと思います。
でも、思い出してください。
さなぎさんは、動物たちの幸せを願っていますが、それと同じくらい、さなぎさん自身も、幸せにならないといけないんです。

さなぎ:私自身が幸せに・・・

かいこ:そうです。あなたが生きる人生は、あなたが主人公です。主人公は、幸せにならないといけません。

まず何より、あなた自身が、幸せになってください。
自分で自分を苦しませるような発想を、してはいけません。

あなたが幸せでなければ、他人(動物たち)を幸せにすることも、できないでしょう。

さなぎ:私は、動物たちのことを思うあまり、心配事も増えて、苦しくなっていました。

かいこ:愛情が強くなれば、心配も大きくなります。でも、心配に押しつぶされないようにしてください。
心配ばかりしていても、動物たちが幸せになることはありません。

さなぎ:・・・動物たちのことについては、私は、できる限りのことは、やっている・・・。

かいこ:私もそう思います。さなぎさんは、パートタイマーです。パートタイマーという立場からすれば、やり過ぎなくらいです。
動物たちのことについては、これからも、できる限りのことをしていきましょう。
もう、それで、十分のはずです。

せっかく可愛い動物たちと出会えたんです。
楽しんで飼育しましょう。

さなぎ:ありがとうございます。
悩みは消えた訳ではありませんが、心の持ちようについて、バランスをとるように心がけたいと思います。

かいこ:応援していますよ!!

≪完≫


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過去を肯定できる人

2014-11-05 18:38:04 | 仕事
最近、よくお話をさせていただく、女性の先生がいる。
1年生の担任なのだが、子供が本当に好きなようで、
子供に囲まれている先生が、聖母マリアに見えるときがある。

これまで、いくつか違う学校に勤めていたようなので、
「前の学校はいかがでしたか?」と聞いたら
「とても楽しかったよ」と答えてくれた。

今日も、息子さんが、教師を目指しているという話をしていたのだが、
「私が仕事が楽しいといつも言っているので、
息子も教師になりたいと思ったみたい」と言っていた。

ここ、私だったら

「前の仕事はいかがでしたか?」
「いや~、大変でしたよ」

「私が仕事は大変だといつも言うものだから
息子(?)は社会に出るのに怯えてしまっている」

・・・なんてことになりそうだ!!

過去を「楽しかった」と言い切れる人、
現状を「幸せだ」と認められる人、
すごいと思うし、素敵だと思う。

私ももう大人だから、本当に、その先生の人生が、
客観的に見て、100%楽しかったとは、思っていない。
辛いことも、苦しいことも、当然、あっただろう。

どうして、その先生は、物事を肯定的に総括することができるんだろう。
どうして、私にはできないんだろう。

私は、その先生が描いた、一枚の絵を思い出した。
先生が担当するクラスの子供たちの絵なのだが、
どの子供の顔も、判で押したような「ニコニコマーク」に描かれているのだ。

その絵を見たとき、私は、先生らしいなと思うとともに、
先生が、「ニコニコマーク」の、心の仮面をかぶっているように感じた。
泣いている顔も、苦しんでいる顔も、
笑顔のお面で隠してしまっているのだ。

過去を肯定する、現状をいいものとして認める、
それは、幸せに生きようとする、覚悟なのかもしれない。


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