ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

命が燃える瞬間

2020-06-28 16:53:05 | 仕事
*この記事は合唱曲「COSMOS」をBGMにしてお読みいただくことを推奨いたします
少なくとも執筆時の私の脳内BGMはCOSMOSでした(笑)

諦めだのストレスだの、ぐだぐだと書いてきましたが
私が人生に何を求めているのか、わりと明確なので、書いておきたいと思いました。

それは、タイトルのとおり、命が燃える、熱い瞬間です。

普段の私の生活は、灰色で、モノクロのぼんやりした世界なのですが、
長く生きてきて何度か、そのモノクロの世界が、ぱっと鮮やかに色づく瞬間というのがありました。

それは、振り返って思えば、私がやりたいこと、私が価値があると信じていることに、
力を注いでいる時間でした。
仕事であったときもありますし、人間関係であったこともありました。

「自分は人の役に立っている、世の中をよくする流れに乗っている」
と信じられた時間でもありました。

私はもう一度、その熱い時間を味わいたいと思います。
私を取り巻く世界が、鮮やかに色付いて見える、その瞬間に身を置きたい。

今の私は十分、幸せかもしれませんが、
ぼんやりした感じがします。
青春をもう一度、ではないですが、
残された力を振り絞って、もう一度、熱く生きる時間を追求してみたいと思います。

ミジンコも、熱く生きたいのです!
自分の命を燃やして輝きたいのです!


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イルカの話

2020-06-28 16:33:27 | 仕事
ちょっと切ないお話。

野生のイルカを捕獲して水族館に連れてきても、
イルカは、なかなか芸を覚えようとしないそうです。

人間が指図をしている内容は理解できているのに、
その指図に従おうとしないそうなのです。

そして、「ああ、ここからはもう逃げられない。ここで生きるしかない。」と分かると、
イルカは覚悟を決めて、芸をするようになるそうです。

(話はずれますが、私は水族館に行くといつも切ない気持ちになります。
動物園もそうですが、野生の動物を狭いスペースに押し込めて展示するのではなく、
彼らが生きている環境を保全して、彼らが彼ららしく生きている姿を観察できるスタイルが
もっと広まっていくといいなあと思っています)

私は最近、自分がこのイルカのように感じるときがあります。
まだ覚悟が定まらない、芸を覚えようとしないイルカです。

何かというと、仕事のことです。
自分がやりたい仕事に、なかなかありつけないのです。
自分が与えられている役割が、自分がやりたいことと、大きくずれているのです。

覚悟を決めて、自分が今、求められていることに、集中できるようになるといいのですが。
でも、そこには、一種の諦めが伴うかもしれません。


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衝突しない

2020-06-28 16:03:29 | 仕事
私はまた4月から新しい職場で働いているのですが
そこにも例に漏れずウマが合わない人がおりまして、
その人と接するたびに私の心はすり減っていくのであります。

ただ、私も何十年も生きているので、この手のストレスの私なりの対処法が分かってきました。
今までの阿呆な私は、こういう人を見ると我慢が抑えられなくなり
中途半端な攻撃をしかけた挙句に倍返しされ、ストレスが倍増するという悪循環に陥っていました。

今の私は、この痛い失敗例を糧にして
「ともかく距離を保つ、なるべく接触しない、
そして無駄な衝突はしない」
ということに徹しています。

賢い人は割と早い段階でこの結論に達すると思うのですが
私は何度も地雷を踏み、痛い思いをしてようやくこの境地に至りました。

ストレスはゼロにはなりませんが、なんとか凌げるくらいにはなっています。

ウマが合わないとき、救いになるのは、
自分と同様に感じている他者に出会い共感してもらうことなのですが
(そして、この他者が複数いれば、集団を形成して優位に立てるのですが・・・この集団における優位を利用して嫌がらせをするのがいじめ)
私は集団においては常に少数派なので、この他者に出会う確率がとても少ないです。

そして、よくあるのが、私が我慢できない、許しがたいと思っている点が、
他者にとっては、それほど気にならず、受け入れられていることです。
「まあ、確かによくないけど、ほかにもいいところあるしね」という感じなのです。

そういうとき、一人で怒っても、浮いてしまうだけで、誰も味方をしてくれないのです。

そしてもう一つ、今まで私が犯してしまった阿呆な反応が、
「この人は嫌なところがあるけど、嫌だと感じるのは私が人として未熟だからだ。
この嫌さを乗り越えて、成長しよう。仲良くなれるよう、努力してみよう。」
という考え方でした。
そして、ウマの合わない人にも果敢に接近し、自分でストレスの傷口を広げていました。

私は大切なことに気付いていなかったのです。
自分が嫌だと感じている場合、大抵、向こうも嫌だと感じていること。
そして、仲良くなるには、こちらが一方的に思ってもダメで、向こうも仲良くなりたいと思っている必要があること。

なので、嫌だと感じる人がいたら、接触機会を減らし、衝突しない、これに尽きます。

もしかしたら当たり前のことを延々と書き連ねてしまったかもしれません。
でも、これは、ようやく私が学ぶことができた「大人の対応」の一つです。


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寛容さ

2020-06-04 18:39:39 | 雑感
我が家は読〇新聞を購読しているのですが、
決まって見るのは家庭欄で、特に「人生案内」を楽しみにしています。

人は色々な悩みを持っているんだな~と思うし、
回答に個性豊かなお人柄が滲み出ているのも面白いです。

少し前ですが、友人の食べ方が汚くて我慢できない、という投稿がありました。
確か70代の女性で、長く付き合ってきた友人なのだけれど、
彼女の食べ方が生理的に受け入れられなくて、付き合いを断とうと思う、という内容だったように記憶しています。

その回答が秀逸でした。
(確か樋口恵子さんだったような)
歳をとるにつれてますます必要とされるのは寛容さだと。
長年の友人との絆を切って孤独を味わうより、
寛容さを身に着けた方がいいのでは、と。

本当にそうだよな・・・

私は今、長年付き合ってきた友人達と次々に距離を置いて、
結局、寂しい人になっている。
いいところ、悪いところ、両方あるのが人間なのだから
悪いところには目をつむる寛容さをもって、付き合っていけばいいのかもしれない。

でも、やっぱり、嫌になることはあるし。
寛容さと上手に距離をとるのと、その塩梅が難しいなあ。

寛容さというのは、きっと、器の大きさでもあるんだろうなあ。

一人の人で全てを満たそうとしないで、
色々な人とちょっとずつ付き合っていくのもいいのかもしれないなあ。


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マスクをくれた友だち

2020-06-04 17:10:16 | 雑感
コロナが猛威を振るっていたころのお話。

長い付き合いだけど、実はちょっと付き合うのに疲れていて
それとなく距離を置いていた友達がいたのですが、
ある日、彼女から郵便物が届きました。

開けてみると、今となっては入手困難なマスクが何袋か入っていました。
私は泣いて喜び、彼女にお礼の連絡をしました。
彼女は地方に住んでいるのですが、都市部よりは比較的マスクが手に入りやすいとのことで(そうなのかな?)
マスクが手に入ると、色々な友達に送っているとのことでした。

困っているときの友達は本当の友達。
私は彼女に距離を置こうとしていた自分の薄情さを恥ずかしく思いました。
嫌なところもあるけれど、いいところもたくさんある。
これからはいいところを見て彼女と付き合っていこう、そう思いました。

そして、翌日の出勤時。
早速、彼女からもらったマスクをつけて出かけようとしました。
新しいマスクは久し振りです。心が浮き立ちます。

つけてみて、あれ?と思いました。
きついのです。
マスクが入っていた袋をよく見たところ、「小さめサイズ」と書いてありました。
彼女が送ってくれたマスクは、全て、小さめサイズのマスクでした。

いやいや!小さめサイズだろうが何だろうが、マスクはマスク。
品薄で入手困難なマスクを送ってくれたことには変わりはない。
贈り物はありがたく思わなければ。
ありがたいじゃないですか!! ありがたいよ!!

でも、私は、あることを思い出しました。

毎年、彼女からくる年賀状は、いつも印刷がずれているのです。
「印刷ずれた!エコのために泣いてくれ!」というコメントが書いてあるときもありました。
まったく、そそっかしいな、彼女らしいな、と最初は思っていました。
でも、気付いてしまったのです。
彼女が毎年、印刷に失敗したハガキを、私宛に使っているということに。

色々な友達にマスクを送っていると言っていた彼女。
他の友達には通常のサイズを送っていたんじゃないかな。。

快くプレゼントしてくれた友だちに文句言うなよ!というお叱りを受けそうです。
もちろん、彼女には絶対に言いませんし、言えません。
(ちなみにお礼はきちんとしました)
でもね、でもね、彼女と距離を置きたくなったのは、
こういうところだったりするんだよね。


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