ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

動物たちの夢

2012-06-27 13:06:05 | 旅行
週末に、伊勢・志摩に旅行に行ってきました。
夫が関西方面に出張していたので、
名古屋で落ち合い、そこから一緒に移動しました。

伊勢神宮や二見ヶ浦の夫婦岩もよかったですが、
一番印象に残ったのは、鳥羽水族館だったので、
そのことについて書きます。

アシカやセイウチのショー、楽しみました。
ラッコやジュゴン、カピバラも可愛かったです。
スナメリ(イルカに似た動物)は、水槽を覗きこむ人間を認識しているようで、
こちらを向いて愛想を振りまいてくれます。
にっこり笑っているような顔をしているので、とても嬉しくなります。

ただ、水槽の中でスクリーンセーバーの映像のように
グルグルと泳ぎ続けているイルカを眺めているうちに
動物園や水族館を訪れたときにいつも感じる思いが抑えられなくなりました。

広い大海原で、思いっきり泳ぎたいだろうなあ!!

狭い水槽の中で一生を終えなければいけない宿命って、
どんなに息苦しく、絶望的だろう。
私は、ここでグルグル回っているイルカよりも、
彼らが野性を大いに発揮して、海で力いっぱい、まっすぐに泳いでいる姿が見たい!!

「コロンビア白熱教室」のアイエンガー教授によれば、
人間も含め、動物は本来、自由を求めているとのこと。
餌も寝床も揃った安全な場所を提供されているのに、
動物たちが隙あらば動物園や水族館から脱走しようとするのは
この本能に基づくものだそうです。

今は、人間が地球を支配して、自分たちの都合のいいように開発を続けているけれど、
私はいつか、人間だけではなく、動物たちも、生き生きと野性を発揮して暮らせるような世の中がくればいいなあと思っています。

私が思い描く未来図は、車が空を飛んでいたり、張り巡らされたチューブの中を人間が移動しているようなものではありません。
緑が多く、水も豊かで、空気も清らかで、
人間と動物が共存できる世の中。
そこには動物園も水族館もない。

物言わぬ動物たちの夢をかなえてあげたい。
そんな未来になることを祈っています。


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言葉のチカラ

2012-06-22 20:13:13 | 雑感
ここ数日、他人を非難するような記事を連投し
普段よりアクセス数も上がっているようなのですが
投稿した後、なんだか自分の汚い部分を晒しているような気分になり
一部は修正してトーンを下げ、一部はお蔵入りにさせていただきました。

ここに書いているのは、すべて私の本音です。
偽らざる私の気持ちであり、私の一部です。
でも、いくら匿名のブログであるとはいえ、
人に見せたい部分と、そうでない部分があることに気付きました。

「人に見せたい自分」というのは、
「こうありたいと思う自分」と、ほぼ等しいです。
私の場合、「こうありたいと思う自分」は、
穏やかで、優しくて、思慮深く、包容力のある人間です。
私のブログも、できればそういう雰囲気にしたいと思っています。

でも、残念ながら、醜く、汚れた気持ちが湧いてくることもあります。
そういう気持ちは、できるだけ早く心の外に排出しなければならないのですが
ついつい人に愚痴を垂れたり、ブログに書いたりしてしまいます。

そして、人の気持ちにシミを残し
自分のブログを汚してしまうのです。

先日の芸能人を批判する記事は、
書いているうちに、だんだん気持ちが高じてきて、
攻撃的な内容が、長く、執拗に続いてしまいました。
愚痴を垂れるときも、垂れているうちにだんだん被害者意識が強まってきて
ついつい尾ひれをつけ、話を膨らませてしまうときがあります。

言葉は思いを伝えるものと考えられていますが
言葉を連ねることで、思いそのものが作られるときもあります。
言葉が自分を作るといっても、過言ではないような。

そう考えると、話言葉であっても、書き言葉であっても、
言葉は、慎重に選ばなければいけないなあと思います。

人を激しく批判したり、ときには否定したりするのも、
残念ながら、私の一部です。
でも、そういう部分は、言葉で表すことなく、
できれば人目に触れないところで、そっと捨ててしまいたいと思います。


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心をほどく

2012-06-21 13:02:08 | 雑感
夫が久々に出張から戻ってきて
少し前のAKBの総選挙の録画を見て楽しんでいました。

「総選挙」と聞けば、AKBを連想する人は多いと思うし
それだけ注目を浴び、皆を楽しませているイベントなのかもしれないけれど
私は、投票のために購入された大量のCDがプラスチックゴミになる様が思い浮かんでしまい
苦々しく思ってしまいます。
もう何年もやっているのだし、
そろそろ方法を工夫してもよいのでは。

・・・などというようなことを夫に延々と話していたのですが
ついつい、物事に批判的な意見を持ってしまう私と、
国民的(?)なイベントを素直に楽しんでいる夫とを比べたら、
夫の方が、人生楽しいだろうなと思いました。

どうして私は、いつも物事を批判的に見てしまうのだろう?
夫に尋ねてみたところ
「さなぎは、自分が批判されて育ったからだよ」
と、意外な反応が返ってきました。

私は、気性が激しく情緒不安定な母に、
常に批判されて育ちました。
夫の意見は、とても納得のいくものでした。

「野ブタをプロデュース。」だったと思うのですが、木皿泉さんが脚本を書いたドラマで、
「我慢や忍耐ばかりを続けていると、冷たい人間になってしまう」
と言った台詞がありました。
私は、なるほどなと思ったんです。

「自分に厳しく、他人には甘く」とは、よく言われることですが、
なかなかそれを実践できる人はいなくて、
「自分にも他人にも厳しく」か、「自分にも他人にも甘く」
になってしまう人が、多いのではないかと思います。
私もそうでした。

自分の内面を磨くつもりで、自分に厳しい考え方を課してきたのに、
それが他人に対する不寛容につながって、
自分も周りの人も、息苦しく感じていたかもしれない。

自分をきつくしばっていた厳しい考え方を少し緩めて
大きく息をして、
心を軽くしたいなと思いました。


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夫のいない週末

2012-06-17 13:31:42 | 雑感
今年に入って、夫の出張が多くなりました。
今週末も夫は出かけていて、私一人です。

のんびりエステ気分でも味わおうと思い
音楽を聴きながら、韓国土産でもらったかたつむりパックを試してみました。
(話は逸れますが、かたつむりパック、しっとりもちもちして、
かなりよかったです。)

聴いていたのは古いミスチルです。
音楽というのはタイムカプセルみたいなもので
その曲が流行っていたころの思い出が
次々と甦ってきました。

不器用ながらも人と関わり、
人を求めていた、若いころの私。
今は連絡もとらなくなった、あの人のこと、この人のこと、
色々と思い出しました。

そして、一時期ではあっても、
私を信頼して心を開いてくれた、自分を語ってくれた人たちに、
感謝の念が湧いてきました。

家にも学校にも居場所がなくて、
暗いトンネルを手探りで進んでいたような10代。
自分なりに色々な人と関わって、恋をして、
遅い青春を楽しんだ20代。
夫と出会い、結婚し、自分の足場を固めた、
実りの季節のような30代。

これから来る40代は、私にとって、どんな時代になるんだろう?

私はやっぱり、他者なしでは生きていけない。
若くても、歳をとっても、
人と関わって、その人の考えを取り込んで、自分の思いを伝えて、
人生を彩り豊かなものにしていきたいと思う。

弱い心を抱えて、傷付くことも多いけど、
自分の枠にひきこもらず、
勇気を出して、外に出ていかなきゃ。

私の人生を豊かにしてくれるような
素敵な人との出会いが、
これからもどうかありますように。


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親しくなりたい

2012-06-16 17:49:21 | 仕事
去年の手帳がたまたま出てきたので、
この時期、何をしていたのかを確認したら、
フィットネスクラブで一人、汗を流していました。

もともと運動は好きではないのに、
他者との関わりを求めて、せっせと通っていた私。
結局、誰とも親しくなることはなく、一年で寂しく退会しました。

一年前と比べたら、今の私は、ずっと充実しています。
とりあえず、日中、夫以外の人と話をする機会ができました。
寂しくて寂しくて仕方がなかった去年と比べると
精神的にずっと安定しています。

でも、人間、慣れると欲が出るもので、
今は、あと一歩踏み込んで、
職場の人と、もう少し親しくなりたいなあ・・・という気持ちがあります。

男でも女でもいいんです。
ちょっとお茶でもして、ざっくばらんな話をして、
笑い合って、そんな関係を築きたいんです。
要はお友達ですね。

職場とはいえ、週に数回、数時間のパートに過ぎないので、
職場の人との関わりも、あっさりしたものです。
幸い、皆、気持ちのいい人たちなので、楽しく働けていますが
個人的な関係に発展しそうかというと、ハードルは高そうです。
(ちなみに、A先生とも、元通りになりました。
これは本当に良かったです)

先日、比較的、気の合いそうな講師の女性に
食事でもどうですかと声をかけてみたのですが、
家の用事があるとかで、あっさり断られてしまいました。

家庭を持つと、特に子供ができると、色々と忙しくなるのかな。

友達は、無理して作ろうとしてもできない、
できるときは自然にできる・・・と、どこかで聞いた気がするので、
神様がくれるチャンスに期待して、
のんびり待っていようと思います。

それまでは、少ないけど古くからの友人を、大切にしようっと。


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