Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

日本三百名山回顧№129富山・長野県境、蓮華岳(3百名山)

2024年08月01日 | 三百名山回顧

 後立山連峰の南端に聳える蓮華岳は、信州の信濃大町市街地から望むと標高差2千m余の高みに聳える雄大な山容です。ゆったりとした白砂が広がる山頂は360度の大展望で、美しいコマクサの群落を見る事ができます。

 初めて蓮華岳を登ったのは、平成4年の9月の事でした。妻と二人テントを背負い針ノ木岳から蓮華岳を経由して七倉岳まで縦走し、七倉ダムへと下山しました。この時は一泊二日の強行軍で、妻はきつくて足が痙攣しそうだったと回顧している。それくらい我々は若くて元気があったんだなあと、懐かしく想い出されます。

平成4年9月12日~13日

針ノ木峠(幕営)→ 蓮華岳→ 北葛岳→七倉岳→ 七倉ダム

蓮華岳山頂

山頂から剣岳方面

山頂から鹿島槍ヶ岳(左)、爺ヶ岳(右)方面

北葛岳山頂?

北葛岳から蓮華岳

途中で出会った雷鳥

七倉岳山頂

七倉ダムへの下山の道から望む高瀬ダム

 

 2度目の登頂は平成25年8月妻と二人で針ノ木岳登山をした時に、針ノ木峠から私が単独で蓮華岳まで往復しました。その時の記録が当時のブログに載っていたので、下記に転載してみます。

平成25年8月3日(土)  天気=晴れ

針ノ木峠→ 蓮華岳→ 針ノ木峠

 テントの設営を終えると妻に留守を頼み、単身で針ノ木峠から蓮華岳へ向かう。最初は岩場の急登だが、だんだん傾斜が緩み峠から見える前衛ピークに達した。蓮華岳はその奥にある。白砂の道の両側はコマクサを始めいろんな高山植物が咲き誇り、天上の楽園を歩いているようだ。

蓮華岳への道

 緩やかな登りを伝って蓮華岳(2799m)に着いた。山麓の大町市から眺めると西に聳える此の山は実に雄大だ。三角点のピークと祠のピークがあり、どちらにも山頂標識が無いので両方踏み跡を残す。山頂からの眺めは360度実に素晴らしい。何時までも居たい気分だが、テントに残る妻が心配なので(本音は早くビールが飲みたい。)写真を撮り終えると往路を下山する。

蓮華岳山頂

山頂から南、槍ヶ岳方面

山頂から針ノ木岳方面

山頂付近のコマクサ

 峠に戻るとテントの入り口に居座りビールを飲む。此処のテント場からは北アルプス南部の展望が素晴らしく、槍や穂高を眺めながらビールを飲んでいると、とても贅沢な時を過ごしているようで嬉しくなる。

針ノ木峠から七倉岳(左手前の山)、槍ヶ岳(右奥の山)方面

懐かしの蓮華岳は、里から望んでも山頂から望んでも男前の立派な山です。

コメント
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