Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

「夫婦フーフー日記」は、とてもユニークな映画です。

2015年06月12日 | 映画・コンサート

 6月12日(金)

 先日ブログのネタにでもと近所の映画館へ行った。大して観たい作品が見当たらない。その中で「夫婦フーフー日記」というのが、私の好きな女優「永作博美さん」が主演なので、これを観る事にした。

 この映画は実在のブログを映画化したもので、一言で言えば末期ガンに侵された妻と残された夫の夫婦闘病記です。このパターンだと大抵 愛と感動で涙ポロポロのストーリー というのが定番ですが、とんでも八分歩いて七分、そうはならないところがこの映画のユニークなところです。

 妻(永作博美)があの世へ旅立ち、幼子と共に残されたダンナ(佐々木蔵之介)は、呆然とする中で夫婦の記録を一冊の本にする事で生き甲斐を求めようとする。・・・と、そこへ死んだはずの妻がダンナの前に現れた。

 妻(亡霊?)は本の筋書きをアレコレ批判し、夫婦げんかをしつつも共に歩んだ過去を振り返る。ストーリーは慌ただしく時空の前後を行ったり来たりするので、チョット追いていくのがしんどい面もありますが、コミカル、ペーソス、そして感動と涙ありの物語、主演者達もとても自然な演技で映画にしっとりと馴染んでいた。

 名監督&豪華キャストで大作・名作というのも悪くは無いけれど、思い入れが強過ぎて白々しく見えてしまう事がよくある。その点この映画は大物俳優の出演も無く何処にでもあるようなストーリーだけれど、観る人をジンワリと楽しませてくれる肩の凝らない楽しい作品でした。

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