お昼前ののどかな時間帯に「安倍元総理が銃撃される」という衝撃的なニュースがテレビから流れた。平和ボケの日本で、こんな事件が起こる何てと誰もが思ったのではないでしょうか。
亡くなられた安倍元総理には、心より哀悼の意を表します。事件についての思いは有象無象多くの人が語っているので、私ごとき老いぼれがアレコレ言うのは差し控えるが、こんな事件が起きてしまう何て、そしてそれを防ぐ事もできない何て、日本は思ってた以上に情けない国なんだなあというのを実感させられました。
それからマスコミについても、一言二言言いたい。実態は20年近く前に僅か3年足らず勤務しただけなのに、やたら「元海上自衛官」ばかりを誇張する報道は、何か意図でもあるのかと違和感がある。職歴から言えば犯人は、元契約社員の無職男と言うのが正しいのじゃないか。
そして事件について意見を求められた誰もが、民主主義や言論の自由への重大な冒涜と口を揃えるのも異に感じる。中には戦前の5・15事件や2・26事件の再来とさへ言う人がいる。
「政治的信条では無く個人的な恨み」と自白する犯人に、果たしてそんな仰々しい動機付けがあったんだろうか。いつの世にも破壊的な行動でしか自己満足できない頭の狂った奴が存在するというのが実情じゃないだろか。
又、銃撃現場の再現シーンばかりを何度も繰り返す、センセーショナルな報道も見ていて息苦しさを覚えてしまう。マスコミの印象操作の報道は相変わらずの事だけど、度が過ぎれば逆に真実が曇って見えなくなってしまう。
テレビニュースの最後にMCの男性が「事件の衝撃で一時的な感情に惑わされず、冷静な判断で投票してください」ともったいぶった表情で発言していたが、どんな気持ちで投票しようが個人の自由だろうが、イチイチ上から目線でエラソーに指図するんじゃねーよ。