山岳遭難による死者が多いので魔の山として恐れられる谷川岳ですが、それは主に岩壁登攀や冬山登山によるもので、一般ルートを歩く分にはそんなに危険は無く、魅力的で登山者に人気の山です。
谷川岳は富士山や雲取山と共に私が数多く登頂した山の一つで、おそらく10回以上は登っているでしょう。その中から特に印象に残った山行を、幾つかピックアップしてみたいと思います。
平成3年10月5日~6日
土合駅→ 西黒尾根→ 谷川岳→ 一ノ倉岳→ 蓬峠(蓬ヒュッテ泊)→ 清水峠→ 十五里尾根→ 清水
平成3年10月に、初めて妻と二人で谷川岳を縦走した山行です。この時は雨が降ったり止んだりで天候には恵まれなかったが、蓬峠の小さな山小屋「蓬ヒュッテ」で過ごした一夜は、陽気な管理人さんのギターでプチ宴会を楽しんだ事が懐かしい思い出として残っています。
西黒尾根ラクダのコブ付近
ザンゲ岩付近
谷川岳山頂
一ノ倉岳山頂
蓬峠に降る道から湯檜曽川源流部
平成27年10月9日(金)~10日(土)
白毛門登山口駐車場→ 白毛門→ 朝日岳→ 清水峠→ 谷川岳→ 西黒尾根→ 白毛門登山口駐車場
平成27年10月に利根川の支流、湯檜曾川源流部を取り囲む尾根道、いわゆる馬蹄形縦走を単独幕営で歩きました。この時は天気に恵まれ清水峠で幕営した夜は、テントの外に首を出し美しい秋の星空を堪能しました。この山行は過去のブログに掲載済みなので、詳細は下記をクリックしてご覧下さい。
一ノ倉岳から谷川岳
平成29年4月16日(日)
天神平スキー場→ 天神尾根→ 谷川岳→ 天神平スキー場
平成29年4月に、天神平スキー場から残雪の谷川岳を登りました。雪に覆われた谷川連峰が圧巻の眺めでしたが、登山者の多さにも驚かされました。この山行も過去のブログに掲載済なので、詳細は下記をクリックしてご覧下さい。
谷川岳オキノ耳山頂
昭和58年の7月3日
当時所属していた山岳会の健脚グループ3人で、昭和58年にカモシカ山行と称して谷川岳から平標山までの日帰り縦走に挑みました。1回目は雨に祟られ谷川岳登頂だけに終わったのですが、その2か月後の9月3日にF君と私のFFコンビで再び挑戦し、谷川岳から平標山まで半日で歩き通す事ができました。
こういう快速登山について当時はカモシカ山行と呼んでいたのですが、今風に言えばトレイルランニングの事ですね。その時の山行記録をF君が会報に載せていたので、写真は無いのですが下記に転載してみます。
谷川連峰カモシカ山行
第1回目
期日:昭和58年7月3日
参加者:F、O、F(私) 計男3名
行動記録
05:10土合登山センター発→ 05:30ガンゴー新道入口→ 07:25~08:15肩ノ小屋(山頂往復)→ 09:20天神平山頂ロープウェー駅
登山センターに着いた時には本降り雨だった為ゆっくり休憩をとり(ちょうど山開きの日であった)、谷川岳だけを登って天神平駅へ降った。
谷川岳山頂
第2回目
期日:昭和58年9月4日
参加者:F君、F(私) 計男2名
行動記録
03:35土合登山センター発→ 05:55~06:15肩ノ小屋(山頂往復)→ 06:50オジカ沢ノ頭→ 07:20大障子避難小屋→ 08:10万太郎山→ 09:43エビス大黒ノ頭→ 10:20仙ノ倉山→ 11:05平標山→ 11:25平標小屋→ 11:55林道出合→ 12:15元橋バス停着
第一回目は天気が悪く最後まで歩けなかったが、今回は天気に恵まれ初秋の谷川連峰を気持ちよく歩く事ができた。装備はなるべく軽装にしたが露に濡れた笹の中を歩いたので、ズボンや靴の中はぐしょ濡れになった。ひたすら歩くきつい山行ではあったが、額に伝わる汗は心地よかった。