Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

奥大日岳~立山縦走 登山

2013年08月22日 | 山歩き

8月22日(木)   天気=曇り後晴れ

 

07:30雷鳥沢キャンプ地→ 07:55新室堂乗越→ 09:12~15奥大日岳→ 09:27~44大日岳最高点→ 10::55~11:09新室堂乗越→ 11:58~12:12別山乗越→ 12:34~38別山→ 12:43~50別山北峰→ 12:55~58別山→ 13:29~32真砂岳→ 14:00~09富士ノ折立→ 14:19~23大汝山→ 14:40~41雄山→ 15:01一ノ越→ 15:25~27室堂山荘→ 15:57~16:00雷鳥沢ヒュッテ→ 16:04雷鳥沢キャンプ地

 

 朝方まで降っていた雨もどうやら上がった様子、取敢えず奥大日岳でも登ろうかと出発する。天気の回復に幾人もの登山者が登り始めている。新室堂乗越の登山道分岐で左に曲がる。白いガスで何にも見えず黙々と歩くのみ、高山植物の群落が眼を和ませてくれる。

 コバイケソウの群落

 カガミ谷乗越のピークを越えトラバース気味に登って行くと奥大日岳も近い。再び稜線に出てしばらく進むとガスの中に奥大日岳(2606m)の山頂標識が現れた。白いガスで何の展望も得ず記念の写真だけ撮って引き返す。10分余歩いて大日岳最高点(2611m)にも立ち寄る。ヒッソリとした山頂だった。

 奥大日岳山頂

 来た道を引返し新室堂乗越に戻った頃には、視界を遮っていた雲も後退し室堂平の全貌が見渡せるようになってきた。これなら剣岳も見えるかも知れない。別山乗越へ向かう事にする。

 称名谷を挟んで弥陀ヶ原方面

 室堂平方面

 別山乗越へ登る途中、7名程の女性パーティと若いアベックを追い越す。追い抜き際、アベックに挨拶すると女性はコンニチワと返答してくれたが、男性は黙殺したまま、私のような老いぼれに追越されるのが面白くないのかな。

 別山乗越への登り

 お昼前、別山乗越の剣午前小屋に着いた。北面に剣岳が今まさに雲のガウンを取って雄姿を現そうとしている。感激の眺め此処まで登って来た甲斐があった。

 別山乗越上から剣岳

 午後からすっかり晴れて登山日和となった。今日は立山を縦走して今夜も雷鳥沢でテント泊しようと決める。乗越から20分程で別山(2874m)に着いた。此処からの剣岳も素晴らしい。ついでに別山北峰(2880m)にも立ち寄る。

 別山北峰山頂

 山頂に居たオジサンに剣岳をバックに写真を撮ってもらったが、その時剣岳は雲に隠れてしまった。別山に戻ると真砂乗越まで大きく降って再び真砂岳へと登り返す。別山から30分程で着いた真砂岳山頂((2861m)には中高年のツアー登山の団体が山頂を占領して賑わいでいた。

 真砂岳から室堂と奥に大日岳方面

 真砂岳から別山方面

 此処から剣岳は別山の背後となり一部しか見えないが、行く手に富士ノ折立から雄山に続く稜線が一段と高く聳えている。左の眼下は豊富な雪渓を抱えた内蔵助カールが美しい。

 内蔵助の雪渓と富士の折立ピーク

 内蔵助カールと奥に鹿島槍と五竜岳方面

 

 一旦降って富士ノ折立への登りは急で厳しい。真砂岳から約30分で富士の折立に登り着いた。尖ったピークの標高は2999mで3千mまであと1m足りないだけだ。西側眼下は室堂平が一望に広がる。次のピーク大汝山の標高は3015mで立山の最高地点で、山頂から東側足下に緑色した湖面の黒部湖が横たわって見えた。

 大汝山山頂

 大汝山から黒部湖方面

 此処から昨日登った雄山までは僅かな距離だ。雄山山頂に着く直前、荷物を積んだヘリコプターが飛び去った。山頂にいた作業員が「ヘリはすぐ戻って来るので危険だから山頂には留まらないでください。」注意され、急かされるように下山する。

 大汝山から雄山方面

 昨日悪天で苦労した道も今日は気楽に降って行ける。一ノ越からキャンプ場へ直行する道もあったが、途中でビールを調達したいので室堂山荘経由の遊歩道を降った。PM4時前なのに、まだ多くの観光客が散策している。今日午前に、別山乗越への登りで追い抜いた女性7名のパーティとキャンプ場手前で再会した。彼女らは雷鳥沢を降ってきたようだ。

 ミドリ池から雄山方面

 雷鳥荘から眼下に雷鳥沢キャンプ場と別山方面

 地獄谷と大日岳方面

 雷鳥沢ヒュッテでビールを購入し雷鳥沢キャンプ場に戻った。すぐに夕食の準備に取り掛かる。長逗留している羽生の男性がトマトとキャベツのサラダをお裾分けしてくれた。彼は後一週間程は滞在する予定との事だ。私が「ジフィースとインスタントラーメンが余ってから入りませんか。」と言っても、「まだコメが3升もあるから食料は入らない。」と断られた。

 雷鳥沢キャンプ場

 彼の情報だと明日は朝から大雨になるという。明朝テントを撤収するまで何とか降らないで欲しいと願いながらテントの中で眠りについた。

 

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