山仲間の I さんから米国皆既日食ツアーの誘いを受けたのは6月初旬、それからアッという間に月日が経ち出発の日を迎えた。成田空港第1ターミナル内で I 夫妻と合流し、ドシャ降り雨の中午後4時頃日本を飛び立った。
どんな旅になるか期待と不安の中で9時間のフライトを経てアメリカ本土の海岸線に達した。午前11時前サンフランシスコ空港へ到着、時差の関係で時間が成田の時より約6時間逆戻りしている。
飛行機からサンフランシスコ上空
サンフランシスコ空港
入国手続きを終えると空港内シャトル電車に乗ってレンタカー会社(ハーツ社)へ向かう。米国のレンタカー会社は日本とは桁違いの規模で、レンタカー各社専用ビル内にある。
煩雑な借用手続きを終えると指定されたエリアに向かう。エリア内に駐車しているどの車でも好きにチョイスできるのが日本とは違う。我々が望んだトヨタカローラは無く、淡いグレー色の日産サンタナを借りる事にした。
借りたレンタカー、ニッサンサンタナ
レンタカーで空港近くのショッピングモールへ行き、所要の買い物を済ませた後、モール内のメキシカンファーストフード店に入った。アメリカ最初の食事は,ボリュームばかり多く非常に不味くてガッカリだった。
不味くてボリュームだけ多いメキシコ料理
食事を終えるともう午後4時を過ぎていた。宿へ直行するのかと思ったが、 I さんはこれから金門橋(ゴールデンゲート・ブリッジ)まで車で行くと言う。 I さんの運転でサンフランシスコ市街地の道を走り抜け、約1時間でゴールデンゲート・ブリッジを渡った所に在る展望台に着いた。
ゴールデンゲート展望台で(左より I さん、奥さんのE子さん、我々夫婦)
展望台から霞んで見えるサンフランシスコ中心街
展望台は観光名所の一つなので多くの見物客で賑わっており、間近に金門橋やサンフランシスコ市街地が見渡せるが、生憎の曇り空でスッキリしない眺めだった。「Fさん宿までの運転を頼む。」と I さんに言われ、金門橋から私のアメリカ大陸初ドライブが始まった。
サンフランシスコ市内観光巡りのバス
金門橋を造ったJoseph Straussの銅像
慣れない左ハンドル右側通行、位置が日本と逆なのでウインカーとワイパーを何度も間違える。その上アメリカの道路は皆ぶっ飛ばすので緊張の連続でハンドルを持つ手が汗ばんだ。やっとこさの思いで今日降り立った空港近くホテル「スーパー8サンブルノ」に到着した。
時間も遅いので近くのスーパーで食材を求め、ホテルの部屋で夕食を摂った。時差のせいか慣れない運転のせいか、この夜は中々寝付けなかった。これからを思うと正直不安で、このまま日本へ帰りたくなった。