Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

お彼岸で青梅の宗建寺へ墓参り

2016年09月23日 | お出掛け

 9月23日(金)

 お彼岸の時期なので雨の中お墓参りに出掛けた。妻の実家のお墓がある青梅市の宗建寺は開山から560年以上経つ古刹で、ご本尊の毘沙門天は青梅七福神の一つでもある。

 このお寺の一角に「根岸典則の墓所、裏宿七兵衛の墓所」と書かれた白い看板が立っており、どんな人物なのか前から気になっていた。ネットで検索してみると、根岸典則という人は江戸時代青梅出身の歌人で、江戸期に大変栄えた青梅の文芸文化の中心人物として活躍したそうである。

 墓所の案内看板

 もう一人の裏宿七兵衛はガラッと毛色が違い江戸時代の盗賊で、金持ちから金品を奪っては貧しい者達に分け与え庶民に人気があったらしい。ネズミ小僧みたいな人物である。又この人物、韋駄天の持主として名が知られ、今でも青梅マラソンに出場する市民ランナーがお参りに来るそうだ。最近お墓巡りが秘かなブームらしいが、こんな観点から探究すれば案外面白い趣味かも知れない。

 さて墓参りを終えた我々夫婦は、御嶽駅近くの多摩川沿いに建つ料理店「いもうと屋」へ向かった。お墓参りの後は必ずと言っていい程ここへ立寄りランチを食べる。和風懐石の美味しい店だが、今回訪れると食事メニューが「豆彩麺」というウドンだけに減っていたのは残念だった。

 御嶽駅近くの「いもうと屋」

 店の窓からは多摩川の流れが良く見える。秋雨前線の影響で水嵩が増し恐い程の水量で、いつもは賑わうカヌーの人達も今日は全く見当たらない。その流れを見ているとフト一句浮かんだ。「秋雨を集めて早し多摩川は」・・・お気づきですよね。そうです。松尾芭蕉の有名な句のパクリです。

 水煙を上げる多摩川の流れ

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