2月1日(水)
「百段雛祭り」という雛人形展のチケットを新聞販売店から貰った。雛人形などさほど興味も無かったが、無駄にするのも惜しくブログのネタにでもなればと展示会場の目黒雅叙園へ出掛けた。
JR山手線目黒駅から行人坂を歩いて5分程の目黒川沿いに目黒雅叙園が在った。今日初めて知ったのだが、ここはホテルや幾つかのレストランを併せ持つ日本最古の巨大な結婚式場で、館内は真に豪華絢爛まるで現在の竜宮城を訪れたかの様な気分になった。
雛人形展は昭和初期に建てられた古い木造の旧館で行われていた。傾斜地に建ち、九十九段の階段で七つの部屋が結ばれた珍しい和風建物で、東京都の有形文化財に指定されているそうだ。
旧館の百段階段
九州各地から集められたという様々な雛人形が、七つの各部屋に飾られていた。展示された雛人形にはさほどの感慨も湧かなかったが、薄暗い所で見ていると何だか不気味な霊気が漂っているような気がしないでもない。
展示された雛人形
雛人形展を見終えてまだ時間も早かったので、目黒雅叙園から程近い目黒不動尊へ脚を向けた。「参拝の行楽客で賑わった江戸時代の観光名所」と、NHKテレビのブラタモリで以前このお寺が紹介されていたから少し興味があったのだ。
お寺は目黒の下町街に在り、訪れる参拝者も疎らだった。しかし坂の上に建つ本殿は中々荘厳な造りで昔日の面影が遺されている。霊験あらたかな雰囲気だったので、お賽銭を投げ入れ我家の安泰と健康をお願いした。
目黒不動尊