え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

オデッセイ

2016年03月14日 | SF
2015年 アメリカ(FOX) 142分 SF/アドベンチャー/コメディ
監督/リドリー・スコット 脚本/ドリュー・ゴダード
原作/アンディ・ウィアー『火星の人』(早川書房刊)
出演/マット・デイモン、ジェシカ・チャステイン、クリステン・ウィグ
    ジェフ・ダニエルズ、マイケル・ペーニャ、ケイト・マーラ

(78点) 一人ぼっちで火星でディスコでジャガイモでサバイバル

嗚呼、一人火星に取り残されたマット・デイモンは植物学の知恵を生かし不毛の火星でジャガイモこさえてなんとか生き延びようとするのです。
地球ではとっくに死んだと思ってたデイモンが生きていたとわかり大騒ぎ。
いろいろな政治的思惑などもありデイモン救出作戦が検討される。
いろいろあってデイモン、アイアンマンジャーンプ。
果たして火星から地球へ帰還なるか!?


最近はやりの「実話に基づく」的な作りで描いた「実話に基づかない」話。
タイミングよくアカデミー賞にノミネートで盛り上がったり、大ヒットしてたりして気になった。
アイデアを駆使して火星で菜園したりするのは面白いが、そー言った部分がもっとあると思ったら、割とNASAの部分が多く、予告編以上の面白さが私には感じられなかった。
それなりに十分だが期待しすぎたか。
関係ないけど女性隊員が宇宙船を飛び回るところにエロスをみいだし私的にはオッケー♪


(2016年2月109シネマにてポイント鑑賞)

地球最後の群盗、部活やめるってよ

2016年03月11日 | 勝手に二本立て劇場

ここ最近、映画をたくさん観たい気分になっているのだが、足を痛めてしまい出歩けなくなってしまった。
そんな訳で休みの日は映画にすらいけない始末。
平日休みに病院行って帰りにレンタル屋覗いたら準新作・旧作半額デーだった。
準新作半額デーとは知っていたが旧作も半額とは知らなかった。

準新作124円、旧作は54円だ。

安っ!!

YouTubuで聞ける映画紹介ラジオ番組などで気になっていた「群盗」や以前観た「桐島、部活やめるってよ」に加え準新作で「地球最後の日」があったので一週間レンタルするが、いつもなら一週間後にギリギリで観るのに借りてすぐ一日で三本観てしまった。

「桐島」も宇多丸氏の解説を聞いてまた観たくなったのだが、二回目だったのでさらっと観てしまった。
みんな面白かった。
嗚呼、DVDだけど映画に飢えてるのか3本とも楽しかった。
たまたまだが、3本ともそれなりに群像劇。


地球最後の日

2016年03月11日 | SF
1951年 アメリカ(パラマウント) 81分 SF/パニック
監督/ルドルフ・マテ  製作/ジョージ・パル
脚本/シドニー・ボーム  特殊効果/ゴードン・ジェニングス
美術/アルバート・ノザキ、ハル・ペレイラ
出演/リチャード・デア、バーバラ・ラッシュ、ラリー・キーティング

(80点) 50年代SFパニックの最高峰、古典

天文学者は地球に接近する二つの惑星があることを発見。
ひとつはギリギリですれ違うが地震、津波、噴火など壊滅的な危機を迎えると判明し、もうひとつは地球に激突すると言う。
ただちに脱出用のロケットを作ることを提案する科学者たちだったが議会は楽観的に受け止め取り合ってくれないが、金持ちたちの援助をこぎつけロケット製作と脱出計画が進められる。
現代のノアの箱舟的なロケットに乗れるのは動物たちや地球の知的遺産の書物と僅か40名の人類だけだった。
やがて一つ目の惑星が接近し天変地異により世界はほぼ壊滅。
そして二つ目の惑星が地球に接近、ロケット出発前それなりに悶着がありつつ発射。
一つ目の惑星へと向かう。


パペトーンで有名なジョージ・パルが制作した50年代を代表する空想科学映画。
今見ると随分と緊張感のない地球壊滅映画だが、初期の手塚治虫マンガのようなセンスオブワンダーな世界を堪能できる。
子供のころSFブームがあり、子供向けのSF百貨などで紹介されていて気になっていた一本。
当時の科学的考証のもとに作られた現代版ノアの箱舟だったのね。
絵に描いたようなロケットが美しいし、ラストの絵に描いたような新天地は絵に描いたような絵だった。
近所のレンタル屋は最近新作に混じってこんな通なクラッシック映画が入荷されることがある。
西部劇やマカロニウエスタン、50年代SFホラーなど。
嬉しくて見つけるとSF系中心についレンタル。
やっぱし映画史に残る名作中の名作なのでそれなりには面白い。
久しぶりにウチのブラウン管テレビ画面いっぱいの映像にテンポ良く魅入った81分♪


(2016年3月USV準新作半額デー130円にてレンタル鑑賞)

群盗

2016年03月11日 | アクション
2014年 韓国 137分 アクション/歴史劇
監督・原作/ユン・ジョンビン 脚本/チョン・チョルホン
出演/ハ・ジョンウ、カン・ドンウォン
    イ・ギョンヨン、マ・ドンソク、イ・ソンミン
   ユン・ジヘ、チョ・ジヌン、キム・ソンギュン

(100点) 必見!!

朝鮮王朝末期の1862年。
官僚の悪政により貧しい民たちは苦しめられていた。
そんな官僚の金持ちたちを正義感ぶった盗賊「群盗」が襲う。
官僚たちの財産を奪い、処刑し、米などを民に振る舞うのだ。
今度の敵は最強最悪の超美男子若旦那!
妾の子として生まれたため父の愛情を受けず出世の道も閉ざされ鬼畜の限りを尽くし財力を貯めのし上がろうとしていた超絶悪役若様!
奴に家族を殺された肉屋の息子はいろいろあって群盗に加わり肉切り包丁二刀流で復讐を誓うのだ。
しかし、若様強い強い。
そんなマカロニウエスタン調朝鮮時代劇アクション大作!!


いやー、これほどの娯楽超大作がたいして話題にもならず劇場公開が終了してしまっていたとは、もったいない!!
超おもしろい!
悪役、強すぎ!!
主役の方が脇役悪顔だが所詮泥棒なので、これはこれで。
マカロニウエスタンと時代劇と香港アクションのイイとこ取りの韓国アクション時代劇。
なんかときどき漢字二文字のこの手の映画が出ているような気がするが、馴染んでないので見逃してしまう。
タイトルがイマイチだ。
わかんねーよ、これほど面白いだなんて。
突っ込みどころもあるのかもしれないが、それも含めある種完璧。
映画史に残るほどとか、マイベスト!までは何故かいかないが見応え抜群の痛快アクション巨編なのは間違いない。
19インチのテレビで見ても面白かったが劇場で観たかったなー。


(2016年3月USVにて準新作半額130円にてレンタル鑑賞)

桐島、部活やめるってよ (二回目)

2016年03月10日 | 青春
2012 日本(ショウゲート) 103分 青春/学園/群像劇
監督/吉田大八
出演/神木隆之介、橋本愛、大後寿々花、東出昌大、山本美月

(100点) 学園のスーパースター引退に生徒それぞれがそれなりに困惑

学園のスーパースター桐嶋が突然バレー部を辞めたらしい。
本人不在のまま、彼女、親友、桐嶋とあまり関わり合いのない人も巻き込んで学校中がなんだか右往左往。
仲良し四人組の女子グループに亀裂が入り、元野球部員は困惑し、映画部はゾンビと化し、ストーカー女子はラッパ吹く。
そんな金曜、土曜、日曜、月曜、火曜・・・。


最近、YouTubuとかで宇多丸とか高橋ヨシキとか町山智弘(各敬称略)の映画紹介などを聞いたり見たりしている。
それで気になって観てない映画を借りたり、以前見た映画の評価を確認したりして、また見たくなったりして借りたりしている。
この「桐嶋」も解説を聞いたらまた見たくなったので借りた。
ちょうど50円で借りれる日だった。ラッキー。
二回目だからサラリと観てしまった。
今回は東出昌大を中心に見た。
前回ショックだった橋本愛事件はネタを知っているのでサラリとスルー。


(2016年3月レンタルDVDにて鑑賞)
  同時レンタル「群盗」「地球最後の日」

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妖怪大戦争

2016年03月06日 | ホラー
1968年 日本(大映) 79分 ホラー/特撮/時代劇
監督・特殊技術/黒田義之 脚本/吉田哲郎
出演/青山良彦、川崎あかね、大川修、神田隆
    橋本力(ダイモン)、行友圭子(二面女)、毛利郁子(ろくろ首)
    河童、油すまし、ぬっぺらぼう、から傘

(71点) 西洋魔人一人VS日本妖怪たくさんの大喧嘩

バビロニア遺跡であかんゆーのに墓嵐して案の定復活した魔性のものが何故か日本へ。
海辺の代官になりすまし、その家に住んでた河童が追いはられてしまう。
仲間の日本妖怪に泣きついて、そのダイモンとか言う西洋妖怪をやっつけんねん。


子供の頃テレビでよく見てた、大人になって劇場で観たら、こんな映画だったのね。
妖怪はいっぱい出て来るので子供だましとしては十分面白い。
古い映画だけどフィルムが綺麗だった。
二面女がちょっとアイドル扱いっぽかった。
せっかくの映画割引デーに割引とは関係ない交通費もたくさんかかるこの映画を岐阜くんだりまで観に行くほどの映画ではなかったが、まー仕方ない。
デカいスクリーンで観れてそれなりに満足。
二人目の代官がイイ人から悪人に代わるのが上手かったなー。


(2016年3月1日岐阜ロイヤル劇場にて500円交通費1000円)

尾崎支配人が泣いた夜DOCUMENTARY of HKT48

2016年03月06日 | ドキュメンタリー
2016年 日本 120分 アイドル/ドキュメント
監督/指原莉乃 
出演/HKT48 (指原莉乃、上野遥、兒玉遥、坂口理子、田島芽瑠、尾崎支配人)

(100点) ファン感涙のメイキングオブHKT48

AKBドキュメンタリーシリーズとして姉妹グループのHKT48の四年間をメンバーの事実上代表の指原莉乃が監督したファン向け映画。
指原加入前のセンター交代劇や非選抜のメンバーの苦悩や熱いファン、前支配人や現支配人のインタビューと膨大な過去映像を織り交ぜつつ、この映画のドキュメンタリーもしつつ盛りだくさんで描くファンなら楽しいドキュメント。


面白かった。うっかり3回も泣いてしまった。
AKBのドキュメンタリーは評判が良いので気にはなりつつも、SKE48のドキュメントをレンタルDVDで観たのみ。
ファンには興味深いが、アイドル残酷物語の印象が強く感じた。
今作はもともとアイドルオタクの指原が監督だからか裏側を見せつつも悲壮感は抑えめにして、それでいて盛りだくさんの内容でファンならほぼ満足の出来に仕上がってると思う。
とくに劇場公演にしか出ていない上野遥を上手く使って構成したところは指原莉乃ならではなのかも。
ただし、やっぱりHKTの冠バラエティー(HAKATA百貨店、トンコツ魔法学園、おでかけ、など)や総選挙中継は観ていてコンサート、劇場公演、握手会に一回ぐらいは行ってないと面白くはないと思う。私はギリ一回づつ行ってるのでギリハマれた。
メンバー30人くらいは判るのなら必見。
はるっぴ(兒玉遥)のファンなので観た。植木南央や若田部遥、森保まどか、松岡菜摘などの扱いが小さかったのがやや残念だが尺の関係上仕方なし。
企画会議のシーンで秋元康の意見がスルーされている所は面白かった。
またドキュメンタリー中、このドキュメントのドキュメントを盛り込むあたりは映画的でもあるが、基本的にはDVDかなにかの特典映像として観るべき一作。

パンフはイイ!
ただし映画のパンフじゃなかった。HKTのパンフだった。映画に登場しない内容しか載ってない・・・。


(2016年3月1日ベイシティTOHOシネマにてファーストデー1100円)
一日一回の上映になっていたが大き目の劇場でビックリ。平日の朝だったので20人ほどの入り。交通利便の悪い劇場にしては入ってる方か。