え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

地球最後の日

2016年03月11日 | SF
1951年 アメリカ(パラマウント) 81分 SF/パニック
監督/ルドルフ・マテ  製作/ジョージ・パル
脚本/シドニー・ボーム  特殊効果/ゴードン・ジェニングス
美術/アルバート・ノザキ、ハル・ペレイラ
出演/リチャード・デア、バーバラ・ラッシュ、ラリー・キーティング

(80点) 50年代SFパニックの最高峰、古典

天文学者は地球に接近する二つの惑星があることを発見。
ひとつはギリギリですれ違うが地震、津波、噴火など壊滅的な危機を迎えると判明し、もうひとつは地球に激突すると言う。
ただちに脱出用のロケットを作ることを提案する科学者たちだったが議会は楽観的に受け止め取り合ってくれないが、金持ちたちの援助をこぎつけロケット製作と脱出計画が進められる。
現代のノアの箱舟的なロケットに乗れるのは動物たちや地球の知的遺産の書物と僅か40名の人類だけだった。
やがて一つ目の惑星が接近し天変地異により世界はほぼ壊滅。
そして二つ目の惑星が地球に接近、ロケット出発前それなりに悶着がありつつ発射。
一つ目の惑星へと向かう。


パペトーンで有名なジョージ・パルが制作した50年代を代表する空想科学映画。
今見ると随分と緊張感のない地球壊滅映画だが、初期の手塚治虫マンガのようなセンスオブワンダーな世界を堪能できる。
子供のころSFブームがあり、子供向けのSF百貨などで紹介されていて気になっていた一本。
当時の科学的考証のもとに作られた現代版ノアの箱舟だったのね。
絵に描いたようなロケットが美しいし、ラストの絵に描いたような新天地は絵に描いたような絵だった。
近所のレンタル屋は最近新作に混じってこんな通なクラッシック映画が入荷されることがある。
西部劇やマカロニウエスタン、50年代SFホラーなど。
嬉しくて見つけるとSF系中心についレンタル。
やっぱし映画史に残る名作中の名作なのでそれなりには面白い。
久しぶりにウチのブラウン管テレビ画面いっぱいの映像にテンポ良く魅入った81分♪


(2016年3月USV準新作半額デー130円にてレンタル鑑賞)


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