え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

X-ミッション

2016年03月16日 | アクション
2015年 ドイツ/中国/アメリカ 114分  アクション/犯罪
監督/エリクソン・コア
出演/エドガー・ラミレス、ルーク・ブレイシー、テリーサ・パーマー
   デルロイ・リンドー、レイ・ウィンストン、マティアス・ヴァレラ

(70点)CGなしのアクションだけが売りの刑事アクション映画

エクストリームな犯罪に元アスリートのFBIが挑む。
津波が来たでサーフィンだ!どえらい山でスノボーだ!
途中、パーティーピーポー。
カワイコちゃんとあんなこと。
海だ、空だ、山だ、急流下りだ。
跳んで、飛んで、滑って、落ちて。
地球のために犯罪を犯す自称ナイスガイに刑事が待ったをかけるのだ!!


自転車とかスカイダイビングとかスノボーとかサーフィンとかをCGを使わず本物のアクションで魅せる刑事アクション映画。
志はわかるが、それが映画の面白さに繋がってないのが残念。
まず何と言っても本物のアスリートなのだろうが登場人物に魅力を感じないし、ストーリーも面白くない。
肝心のアクションも本当にやってるんだと思って観ないと凄みを感じない。絵的には場合によってはCGとか使った方が良くね。とCG否定派の私も思ってしまう。
きっとメイキング映像の方が感動する映画だと思う。
「ハートブルー」に似てると思ったらリメイクだったのね。あれも良く分からないけどスカイダイブしたりサーフィンしてたりしてたけど、アッチは面白かった。
コッチの方がアクションは凄くなってると思うがカラ回ってる印象。つまんなくはない!!


(2016年2月中川コロナにて金券鑑賞)

駆け込み、夜のアリ男、回転会議

2016年03月16日 | 勝手に二本立て劇場
    


新作5枚1000円レンタルはよくするが5枚全部観るのは初めてかも。
結局いつも最終日に無理して2から3本観て返すのが定番なんだが、今回は早めに見始め、みんな面白かったからドコドコ観た。
新旧メジャー・マイナー取り混ぜてのバラエティーに富んだラインナップ。
この合間に「キャロル」を挟んで観ているのだが、なかなかどうかしている。
アート系作品も観つつ、結局一番すきなのはアントマン。
巨大アリの騎兵隊と飛び出すトーマスに爆笑♪


(2016年2月TSUTAYAにて新作5本1,080円でレンタル鑑賞)

コングレス未来学会議

2016年03月16日 | SF
2013年 イスラエル/ドイツ/ポーランド/フランス/ベルギー/ルクセンブルク
120分  SF/ドラマ/アニメ×実写
監督・脚本/アリ・フォルマン アニメーション監督/ヨニ・グッドマン
原作/スタニスワフ・レム 『泰平ヨンの未来学会議』
出演/ロビン・ライト、ハーヴェイ・カイテル、コディ・スミット=マクフィー

(77点) 忘れられたハリウッド女優がCG化して20年後アニメ会議で右往左往

「プリンセス・ブラインド・ストーリー」や「フォレストガンプ」のヒロインとして一時期人気を博したハリウッド女優ロビン・ライト。
もう忘れられた存在だったがデジタルアクトレスとして素材提供の依頼を受ける。
デジタル素材の契約をすると彼女のデータを使って会社がデジタル映画を製作するが、もう役者としては出演できない。プライドを傷つけられるが難病の息子の治療費のため契約する。
それから20年後。
映画産業はデジタルからさらなる進化の道を行こうとしていた。
ロビン・フライトは映画会社ミラマウントの未来学会議なるものに呼ばれた。
検問所でクスリを吸引させられ、そこから先はアニメとなって展開


前半は実写、後半はアニメと言う風変わりな風刺映画。
シネマテークの上映ラインナップで気になって町山智弘の解説聞いて観たくなったが1週間足らずの上映だったので劇場では見逃していたらレンタルされていたので借りて観た。
「惑星ソラリス」の原作者のレムの世界を「ベティ・ブープ」や「ポパイ」のフライシャー兄弟のようなシュールなマンガ映像で綴り、正直よくわかんない。意外に単純な内容なのかもしれないが理解するのにしばらくかかる。
主演女優が私の好きな「プリンセス・ブライト・ストーリー」の人だと知り、ちょと嬉しい。
へんてこなへんてこな! と町山智弘が強調するほどヘンテコとは思わなかった。
ヒロインをファンが救出するところはちょっとイイ♪


(2016年2月TSUTAYA新作5本1,080円にてレンタル鑑賞)

回転

2016年03月16日 | ホラー
1961年 イギリス(FOX) 100分 ホラー/サスペンス
監督・製作/ジャック・クレイトン
原作/ヘンリー・ジェームズ
出演/デボラ・カー、マイケル・レッドグレーヴ
    パメラ・フランクリン、マーティン・スティーヴンス

(70点) いわゆる館ものホラーの古典、でも根底はポルノ?

田舎のお屋敷に暮らす幼い兄妹のもとに新任の家庭教師としてデボラ・カーがやって来る。
しかし、そこには兄妹と使用人以外に、何かが、いた。
それは前任の家庭教師の女性と、この家で我が物顔で振舞っていた男の幽霊で、子供たちに取り憑こうとしていた。


Jホラーや館モノのホラー作品が語られるとき、よくその原点的作品として名前が出される映画だったので観たかった。TSUTAYAの発掘良品に選ばれてレンタルできたのでニコニコ借りた。
ゴシックホラーの古典として語られるのは良く分かったが、幽霊の素性が明らかになるにつれ、ホラーとか怪談と言うよりもポルノと言うかエロ小説のような大人の男女のえげつない世界が子供を使おうとする嫌~な話でビックリ。ラストも後味わるく、心に引っかかる作品ではある。
ホラー好きは教養としても観るべき一作。


(2016年2月TSUTAYA新作5本1,080円にてレンタル鑑賞)