え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

ピクセル

2016年03月17日 | SF
2015年 アメリカ(ソニー) 105分 コメディ/アクション/SF
監督/クリス・コロンバス
出演/アダム・サンドラー、ミシェル・モナハン、ケヴィン・ジェームズ
    ピーター・ディンクレイジ 、ジョシュ・ギャッド

(65点) 宇宙からテレビゲームがピコピコ襲ってくる

ある日、米軍がギャラガに襲われる。
その昔、NASAが宇宙への友好メッセージとして贈ったビデオに映っていたゲーム大会の映像を見たエイリアンが、それを「宣戦布告」と思い込み、地球にゲームを実体化し挑んできた。
勝手に挑んできた一戦目のギャラガと二戦目のアルカノイドでエイリアンが勝利。
3敗すると地球はエイリアンのものに。
ボンクラアメリカ大統領はこの危機に幼馴染でゲーマーのアダム・サンドラーを招集。
3戦目は勝利したが、4戦目のパクマンでは味方のズルがバレてエイリアン激怒、最終決戦ドンキーコングで勝負だ。
勝って人妻の心をつかむのだ!!


40代の子供だまし映画。
アイデアや映像は面白いのだが、アダム・サンドラーでクリス・コロンバスなので危機的状況なのに緊張感のないクソつまんない会話が続き観るのが結構辛い。
そー言うノリの映画なので、しゃーないがそこは嫌い。
アメリカではウケてたのかなーと思ったらラジー賞にノミネートされてたとか。
やっぱ駄目なんだ。ホッ。
原語で字幕で観るのが辛かったので日本人向けのセリフ回しならイケルかもと吹き替え版に切り替えて観ようとしたが、主役の声がどうも合ってなくて聞き心地が悪くて原語に戻した。
今調べたら柳沢慎吾だった。
ちゃんと声優使ってほしい。単に下手だった。
劇場で見逃したのを後悔してたがレンタルDVDで十分だった。
まー40代の子供向け映画として馬鹿映画として見ればそこそこ面白い。


(2016年3月TSUTAYA新作5本1,080円にてレンタル鑑賞)

激戦 ハート・オブ・ファイト

2016年03月17日 | アクション
2013年 香港/中国 116分 格闘技/ドラマ
監督・脚本/ダンテ・ラム 脚本/ジャック・ン 撮影/ケニー・ツェー
出演/ニック・チョン、エディ・ポン、メイ・ティン、クリスタル・リー
    アンディ・オン、ジャック・カオ、パトリック・クン、ワン・バオチャン

(100点) 負け組たちが異種格闘技戦で再起しようともがく地味な人間ドラマ

元チャンピオンのボクサー、ファイは八百長事件で道を踏み外し借金取りに追われ今じゃしがないジムの下働き。
そんなファイが間借りしている同居人のクワンは、旦那に捨てられ息子を死なせた悲しみで心を壊してしまい、10歳の娘シウタンに面倒をみてもらってる状態。
その頃マカオでは総合格闘技10人勝ち抜きで巨額の賞金がかけられていた。
一発逆転を狙い、ファイに弟子入りしたのは父親が投資失敗で破産した元御曹司のスーチーだった。
マカオの賭け試合を舞台に負け組の人間たちがそれぞれの想いを乗せてもがきながら生きる姿を描いた地味な人間ドラマ。


なに?この地味な人間ドラマは!
傑作と言う評判を聞いて、パッケージからてっきり格闘アクションと思って観たのに全然違う。
でも評判を信じて観続けたら、イイ映画だ。泣ける。
タイトルと宣伝があまりにも間違ってる。
確かにクライマックスは総合格闘技の格闘シーンだが、このパッケージのような映画だと思って信じて借りたら途中で観るのを辞めたかも。
浪花節的人間ドラマと分かって観たら傑作。
とりあえずレンタルはTSUTAYAだけらしいので感動したけりゃ必見。


(2016年3月TSUTAYA新作5本1,080円にてレンタル鑑賞)

ラブ&ピース

2016年03月17日 | ファンタジー
2015年 日本 117分 ドラマ/ファンタジー/特撮
監督・脚本/園子温
出演/長谷川博己、麻生久美子、渋川清彦、マキタスポーツ
   手塚とおる、松田美由紀、西田敏行、真野恵里菜
声の出演/大谷育江、犬山イヌコ、中川翔子、星野源

(71点) カメに願いをかけてロックスターになるやりっぱなし映画

ミュージシャンの夢破れた冴えない三十路男、会社に居場所なく世間から物笑いされている幻覚にさいなまれる日々。亀だけが友達。
その大切な亀を勢いでトイレに流してしまう。
その悲しみを歌に乗せるとそれがスターへの扉を開く。
それは流された亀が叶えた魔法だった。
そうとは知らず流されるまま調子こいていく三十路男。
そして地下では捨てられたオモチャやペットたちが西田敏行と共に慣れ合い、亀は巨大化して主人のもとへ。


やっぱ園子温の映画は合わない。
我慢して我慢して最後まで観れはそれなりには面白かった。
しかし、まーやりっ放しだなー。
なんでも自主映画時代に書いた脚本らしく、古いし甘っちょろいし、学生映画のノリ。
それをそれなりに巨匠となってから撮ってるので最低限必要な若さゆえの馬鹿パワーが足りない。
園子温作品のファンなら面白いのかなー。
主人公が好みのタイプなら好きな映画になったかも。


(2016年TSUTAYA新作5本1,080円にてレンタル鑑賞)