え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

アントマン

2016年03月14日 | SF
2015年 アメリカ(ディズニー) 117分 アクション/SF/ヒーロー
監督/ペイトン・リード
出演/ポール・ラッド、マイケル・ダグラス、エヴァンジェリン・リリー
   コリー・ストール、ボビー・カナヴェイル、マイケル・ペーニャ

(99点) コソ泥男よ、ちっちゃくなって蟻にまたがり世界を救え!!

天才コソ泥のスコットだが最愛の娘のために定職に就きたいがコソ泥の前科がバレ、サーティワンをクビになってしまう。
仕方なくまたコソ泥をしてしまうがそれは博士マイケル・ダグラスの綿密な罠だった。
そしてアントマンに選ばれ、美人から特訓を受け、蟻の調教をし、このアントマン技術を戦争道具に使おうとする社長の陰謀を防ぐのだ。


いやー、面白い!!
好き!
コメディ要素の強い特撮ヒーローアクション。
蟻が巨大モンスターのように出てきて怪獣映画のような喜びも感じられ、きかんしゃトーマスの使い方も抜群で、しまったー劇場で観たかった。
ひょっとすると昨年ナンバーワンの映画となったかも。
主人公がコソ泥だったり、無理にアベンジャーズを登場させたり、美人がイマイチ好みじゃなかったり、無理やり次回に続く的な終わり方が余計だったりと気になるところもあるが、「マスク」とか「ギャラクシー・オブ・ガーディアン」とか軽くて熱い娯楽作で楽しすぎる一本。
劇場で観たかったー!!!!


(2016年2月TSUTAYAにて新作5本1,080円にてレンタル鑑賞)

キャロル

2016年03月14日 | ドラマ
2015年 イギリス/アメリカ/フランス 118分
監督/トッド・ヘインズ 脚本/フィリス・ナジー 撮影/エド・ラックマン
原作/パトリシア・ハイスミス『キャロル』(河出書房新社刊)
出演/ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ
    サラ・ポールソン、ジェイク・レイシー、カイル・チャンドラー

(80点)個人的に同性愛の映画には共感出来ないが、それでも観るべき価値ある一本。

婚約者もいて平凡な幸せが目の前にあるけれど、なんか違うと感じてるテレーズの前にゴージャスな美熟女キャロルが現れる。
時は1950年代、同性愛は罪で病気とされていた時代。
キャロルはそのため愛する娘の親権を取れず苦しんでいた。
テレーズはキャロルに導かれるように自分の本当の姿を見出していくが、二人の関係がそう簡単にいくものではなかった。
けど、けどけど。


『見知らぬ乗客』『太陽がいっぱい』などの作者パトリシア・ハイスミスの妄想から生まれたレズ小説の古典を映画化。
ホモに比べてレズなら嫌悪感は薄いけど、私はあまり同性愛に肯定的ではないと感じた。
それでも人として正いか正しくないかは別。
町山智弘氏が言うようにエドワード・ホッパーの絵のような画面構成が美しく観るべき一本。
都会の孤独を描くホッパーの絵は好きなんだなー。
ミリオン座に行くとこの映画のポスターがかなり目立つところに貼ってあり、一押しされていたので気になった。
テレーズ役のルーニー・マーラーの可愛さで観た映画だったが、この人ドラゴンタトゥーのイカレ女だったのね。その振り幅の大きさに女優だなーと感じ入った。


(2016年2月ミリオン座ポイント倍デーに会員1000円鑑賞)

オデッセイ

2016年03月14日 | SF
2015年 アメリカ(FOX) 142分 SF/アドベンチャー/コメディ
監督/リドリー・スコット 脚本/ドリュー・ゴダード
原作/アンディ・ウィアー『火星の人』(早川書房刊)
出演/マット・デイモン、ジェシカ・チャステイン、クリステン・ウィグ
    ジェフ・ダニエルズ、マイケル・ペーニャ、ケイト・マーラ

(78点) 一人ぼっちで火星でディスコでジャガイモでサバイバル

嗚呼、一人火星に取り残されたマット・デイモンは植物学の知恵を生かし不毛の火星でジャガイモこさえてなんとか生き延びようとするのです。
地球ではとっくに死んだと思ってたデイモンが生きていたとわかり大騒ぎ。
いろいろな政治的思惑などもありデイモン救出作戦が検討される。
いろいろあってデイモン、アイアンマンジャーンプ。
果たして火星から地球へ帰還なるか!?


最近はやりの「実話に基づく」的な作りで描いた「実話に基づかない」話。
タイミングよくアカデミー賞にノミネートで盛り上がったり、大ヒットしてたりして気になった。
アイデアを駆使して火星で菜園したりするのは面白いが、そー言った部分がもっとあると思ったら、割とNASAの部分が多く、予告編以上の面白さが私には感じられなかった。
それなりに十分だが期待しすぎたか。
関係ないけど女性隊員が宇宙船を飛び回るところにエロスをみいだし私的にはオッケー♪


(2016年2月109シネマにてポイント鑑賞)