え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

武器人間

2014年09月06日 | SF
2013年 オランダ/アメリカ 84分  アクション/ホラー/R15+
監督/リチャード・ラーフォースト
出演/カレル・ローデン、ジョシュア・ザッセ、ルーク・ニューベリー
    ロバート・グウィリム、アレクサンダー・マーキュリー、ホン・ピン・タン
    マーク・スティーヴンソン、アンドレイ・ザヤッツ

(60点) ナチス秘密兵器、フランケン・シュタインの孫が作った武器人間!

ロシアの小隊が密命で最前線へ。
そこには死体と武器を組み合わせた改造人間製造小屋があり、フランケン・シュタインの末裔のキ○ガ○博士が一人で武器人間をこさえては村人を血祭りにあげていた。
そんなことを聞かされていないボンクラ隊員はパニックな中、銃乱射しながらも血祭りにあげられ、武器人間に改造されそうになっていく。
嗚呼、戦争ってやーね。


ゴミみたいな映画だけど、このての映画としては良く出来てる方。
でも途中から出てくる武器人間がいきなりいっぱい出てくるのでキャラ立ちしてなくて勿体ない。
嗚呼、仮面ライダー一作目のショッカー基地と怪人たちの素晴らしさを再確認。
日本のポスターデザインや予告編の作り方は上手いなー。


(2014年9月TUTAYA新作5枚1080円にて鑑賞)
  同時レンタル鑑賞作
  「ライフ」「女ガンマン皆殺しのメロディ」「大統領執事の涙」「ニシノユキヒコの恋と冒険」

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へにほんブログ村

大統領の執事の涙

2014年09月06日 | ドラマ
2013年 アメリカ 132分 ドラマ/伝記
監督/リー・ダニエルズ
出演/フォレスト・ウィテカー、オプラ・ウィンフリー
    ジョン・キューザック、ジェーン・フォンダ、ロビン・ウィリアムズ

(90点) 歴代大統領7人に仕えた黒人執事を通して語られる人種差別の歴史

奴隷解放はされたとは言え、まともな人間扱いはされていなかった黒人。
農場の主人に父を殺され母は廃人となり、そこを逃げ出したセシル。
いろいろあって縁あってホテルの給仕からホワイトハウスの執事へ。
ハウス・ニガーとして白人に奉仕する仕事で7人もの大統領から信頼を受けてきたが、家庭では長男が黒人の民権運動の活動家になったり、女房は寂しさからアル中になったり浮気したり、次男はベトナム戦争で戦死したりと、まー大変。
それでも執事として大統領の近くで激動のアメリカを見てきた。
いろいろあって、時は流れ、執事を辞め、時は流れ、なんと黒人が大統領に選出される日が来るなんて。


斎藤巧が褒めていたので観るつもりでチケットまで用意していたのだが観そびれしまった。
レンタルが解禁になって見逃していた最近作と共に5枚1,000円で借りて観た。
大統領の執事と言う部分だけの映画と思っていたら、アメリカの黒人差別と民権運動の歴史がおおまかに解る良質な映画で、そんなに重くもなく意外と観やすくて良い映画だった。
実話らしいが、執事の息子が活動家だったかどうかは知らない。


(2014年9月TUTAYA新作5枚1080円にて鑑賞)
  同時レンタル鑑賞作
  「ライフ」「女ガンマン皆殺しのメロディ」「武器人間」「ニシノユキヒコの恋と冒険」

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ
にほんブログ村

ホドロフスキーのDUNE

2014年09月06日 | ドキュメンタリー
2013年 アメリカ 90分 ドキュメンタリー/SF
監督/フランク・パヴィッチ
出演/アレハンドロ・ホドロフスキー、ミシェル・セイドゥー
    H・R・ギーガー、クリス・フォス、ブロンティス・ホドロフスキー
   ニコラス・ウィンディング・レフン、リチャード・スタンリー

(100点) 作られなかったSF超大作の全貌を明らかにする傑作ドキュメンタリー

作られなかったSF超大作 デューン!!
ホドロフスキーの デューン!!
デューン!!デューン!!デューン!!
作られなかったのにも関わらず「スター・ウォーズ」や「エイリアン」など後のSF作品に多大なる影響を与えた デューン!
通にはお馴染みの 超カルト監督ホドロフスキーが監督し、メビウスがコンテを書き、ギーガーがデザイン画を担当し、ダン・オバノンが特撮するはずだった デューン!
ミック・ジャガー、サルバード・ダリ、オーソン・ウェルズといった訳の分からん超大物が脇を固め、主演を務めるのがホドロフスキーの息子と言うとんでもないキャスティングになるはずだった デューン!
今頃明かされるその全貌と未完成へと至る顛末。
製作費の関係でメジャー会社からGOが出なかったと言うが、上映時間が12時間から20時間になると言うので、そりゃ出来んわ デューン!
デューン!デューン!デューン!!


その後作られたデヴィット・リンチの「砂の惑星」が好きだった。
この映画がもともとは、あの「エル・トポ」のホドロフスキーが作るはずだったと聞いてちょっと驚いた。
そして最近になってその映画の全貌を明らかにすると言うドキュメンタリーが出来たと聞いて気になった。
まず驚いたのがホドロフスキーがまだ生きていたこと。
しかも80を過ぎて最新作を作ったこと。
このドキュメントの多くがホドロフスキーのインタビューで綴られているが意外とまともな人でビックリ。
でもキャラは強烈。
ホドロフスキーを見るだけでも楽しい映画だったが、このドキュメンタリーの作りがとても良い。
マニア魂を持って、ちゃんとプロの仕事をした極上のドキュメンタリーになっていて好印象。
絵コンテやデザイン画の見せ方も上手で参考資料の画像もきっちり抑えられていてストレスなく観れた。
内容的に興味深いものだったからかもしれないが楽しく観れた。
しかし、このスタッフ・キャストの「砂の惑星 デューン!」は観たかったな。
でも1975年に上映時間20時間の映画はないわー。そりゃ、出来んわー。
でも、ひょっとして作られていたら「スター・ウォーズ」とか「エイリアン」とか作られなかったかも知れないし、エポック・メイキングな作品としての位置づけにならなかったかもしれない。
それでも存在を知ってしまったら観たかったな、デューン!デューン!デューン・・・・。


(2014年7月今池シネマテークにて有料鑑賞)
  同時鑑賞「リアリティーのダンス」ホドロフスキー最新作

にほんブログ村 映画ブログ 映画劇場鑑賞へにほんブログ村