え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

GODZILLA ゴジラ

2014年09月11日 | SF
2014年 アメリカ 123分 アドベンチャー/SF
監督/ギャレス・エドワーズ
出演/アーロン・テイラー=ジョンソン、渡辺謙、エリザベス・オルセン

(99点) ハリウッドがゴジラを作ったらこおなると言う一つの解答

<ネタバレ>
大昔、地球には放射能をエサにして生きていた巨大生物がいた・・・。
その一種ムートーが日本の原発の放射能をエサにすくすく育ち遥先のアメリカにいるメスと交尾するため街を崩壊させながら移動。
人間どもは逃げまどいむざむざ死んだりするのみ。
そこに生態系の頂点に君臨するゴジラ登場。
何故か極力人間は殺さずムートーを退治してくれるの。
アメリカ軍もいろいろするけど、結局は邪魔にしかならず、やっぱ大自然の前には人間って無力なのね。
そんな家族愛を歌ったスペクタクル怪獣巨編!!


「ゴジラ」を観に行ったはずなのに、まさか「ガメラ(平成版)」だったとは!!
やっぱし悪役として大暴れしてアメリカをぶっ壊すゴジラが観たかったのだが、そーいう映画ではなかった。
チャンピオンまつりで子供のヒーローと化していったゴジラのリメイクと言うか、いやいや、やっぱりどう見ても平成ガメラ、敵もまんまギャオスの焼き直しだし、だったら何故ゴジラが人間の味方をしてくれるのか、ガメラ程度の設定を提示してほしかった。
でも、まー十分すぎるほど面白かった。
あまりにも面白かったので2Ⅾ字幕版と3Ⅾ吹き替え版と2回観た。
1回目は前半30分寝ながら見てたので家族愛がテーマな物語を見てなくて、巨大生物が暴れだしたところから見た。
2回目はちゃんと観たが、物語を追わず怪獣出現により世界崩壊していくだけの映像を見てた1回目の方が楽しく観れた。
ただ、やっぱりゴジラを見に来たのにエヴァンゲリオンっぽい巨大昆虫ばかり大暴れで、そこには面白みを感じなかった。
ネーミングが良くないよね。
やっぱり怪獣にはギラスとかメガロンとか、それっぽい響きが欲しかった。
吹き替え版では案外気にならなかったけど、字幕版では「ムートー」の響きに違和感を覚えて仕方なかった。
なんかインド映画の「ムトゥ 踊るマハラジャ」を思い出してのめり込めなかった。
それでも、怪獣映画超大作としては十分十分。
ハリウッドが本気で「ゴジラ」を作るとこーなると言うひとつの解答を観た。
街崩壊の地獄絵は9.11や東日本大震災を知ってから観たら生々しくて怖かった。
ハリウッドが本気出せばこれくらいの映像が作れてしまうんだね。
1回目観たのがお盆のときで、盆明けにワイドショーで「ハワイから帰国しました~♪」なんてニュースを見てたら、え?あんな大災害のあったハワイから、よくご無事で・・・と一瞬思ってしまう程、ゴシラ映像にはインパクトがあった。


(2014年8月TOHOシネマベイシティにて2Ⅾ字幕版)
(2014年9月中川コロナにて3Ⅾ吹き替え版)

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