え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

2018年に観た映画個人的ベストてん

2019年01月01日 | 今年観た映画
2019、あけましておめでとうございます。

画像は「アイ・トーニャ」。今年はふてくされていくぞ! と言う意味ではなく2018年に観た映画の中で一番ポスターデサインが良かったので載せました。個人的な上位には入らなかったけどフィギュアスケートの世界で起こったライバル選手を襲ったケリガン襲撃事件の真相を描いた良く出来た映画でした。
2018年に観た映画個人的ベスト

2018年に観た映画は183本。新作104本、旧作79本。劇場とDVDとでは半々ぐらい。月によって観た本数のばらつきが凄い。例によって見逃した映画も多い。また夏以降10年ぶりくらいに読書するようになった、と言っても月に1~2冊程度のペースで「火花」や「君の膵臓を食べたい」「ビブリア古書堂の事件手帖」など映画原作本ばかり。また以前観たテレビドラマもレンタルしてちょこちょこ観た。「地味に凄い校閲ガール」「仁-JIN」「掟上今日子の備忘録」「のだめカンタービレ」「雨と夢のあと」など。PCでテレビ番組の動画は見るがテレビ自体はほとんど見なくなった。バラエティー番組中心で「NGT48にいがったフレンド」や「ひらがな推し」「ウチのガヤ~」「マツコの知らない世界」「ケンミンショー」などを見る。

●2018年公開作●

1位 センセイ君主
   
2018年 日本 105分 ラブコメ ★★★★★

猪突猛進、恋愛暴走女子高生がイケメン教師に猛アタックする王道破天荒ラブコメディ♪
カワイコちゃんでこれだけ笑わしてくれたら文句なし。ストーリー展開に勿体つけがなくストレスフリーで楽しめたのも良し。

2位 泣き虫しょったんの奇蹟
   
2018年 日本 127分 ドラマ/伝記 ★★★★★

将棋のプロになるには年齢制限がある。26歳までにプロになれなかった者はもうプロにはなれないのだ。その鉄の掟をくつがえした奇跡の棋士の実話を映画化。
将棋の知識は「ハチワンダイバー」と「三月のライオン」くらいしかないが、ハチワンでのメインプロットであるプロになれなかった者のリベンジが現実にあったと言うことを知れただけでも面白かったが、それよりも次から次と出てくる棋士たちの顔の濃さに笑った。監督自身がプロ棋士を目指して奨励会にいたとのことで説得力を感じた気がした。正攻法な作りで面白かった。

3位 ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男
   
2017年 スウェーデン/デンマーク/フィンランド 107分 伝記/スポーツ ★★★★★

キャラの違う天才テニスプレイヤーが対決する真面目な実録スポコン映画。
テニスは「エースをねらえ!劇場版」の知識しかない私。ボルグもマッケンローも名前くらいしか知らなかったが面白かった。

4位 リュミエール!
   
2016年 フランス 90分 ドキュメンタリー ★★★★

世界初の映画と言われるリュミエールによる50秒の映画の詰め合わせ。
オリジナル版も日本語吹き替え版もナレーションが多すぎてそれが邪魔だったが100年前の映像なのに綺麗だしアングルも素晴らしく「映画だなー」と感動。

5位 リメンバー・ミー
   
2017年 アメリカ(デズニー) 105分 ファンタジー ★★★★★

家族に反対されつつも歌手を夢見る少年が死者の世界で自分のルーツに触れるディズニーCGアニメ。
まさか「岸辺の二人」だったとは!

6位 カメラを止めるな!
   
2018年 日本 96分 コメディ ★★★★

チープなゾンビ映画とそれに関わる人々のドタバタドラマ。
低予算ゾンビ映画かと思いきやまさかキアロスタミだったとは!観客も観客と言う役割でこの映画に参加している気分にさせられた。二回目に観たときは出演者が知り合いに見えてしまうような親近感を覚える映画だった。

7位 立ち去った女
   
2016年 フィリピン 228分 ドラマ/モノクロ ★★★★

無実なのに刑務所に入れられ人生を狂わされた女が復讐のため夜な夜な物売りと無駄話する壮大な人間ドラマ・・・。
長尺映画、長まわしの魅力を教えてくれる映画だった。バーローット♪DVDではよー観ないかも。

8位 アイドル
   
2018年 日本 120分 ドキュメント ★★★★

AKB48初の地方姉妹グループSKE48が10周年を機に躍進を図るがそうは上手くいかないドキュメント。
ドキュメタリー映画もちょこちょこ観た。題材をあまり知らなくてもそれなりに楽しめるものが多いが、コレはSKEファンだし名古屋在住なので没入感は凄いけど、ファン以外にも何か感じさせてくれるドキュメントかとは思う。フアン以外は観ないだろうけど。例によってアイドル残酷物語。地方都市ナゴヤ残酷物語の側面もあり。

9位 ヘレディタリー 継承
   
2018年 アメリカ 127分 ホラー/PG12 ★★★★

おばあちゃんが死んだ後、その家族に次々と不幸が起こり、そして最悪のハッピーエンドに。
好きな映画ではないが、そういう次元の映画でもない。もうすでにカルトムービー。何らかの理由で封印されることがあったら伝説のカルト作品、幻のカルト映画と化してしまうこと必至なのでリアルタイムで観れたのでベストテンには入れざるを得ない。

10位 ポリス・ストーリー/REBORN
   
2017年 中国 109分 アクション ★★★★

愛娘を密かに守るためジャッキーチェンがサイボーグ軍団と対決。
特撮ヒーローモノの劇場作品のようなノリを感じた。そーゆー見方で観れはサイコーな一本。部下の美女は好みだ。

11位 未来のミライ
   
妹が生まれほったらかしにされた甘えん坊の四歳のクソガキの前に未来から女子校生になった妹が現れる細田守アニメ。
細田作品はあんましハマらないのだが、評判のさほど良くないコレは、なんか誰のために作ったの?と言いたくなるような個人映画でそれなのにメジャー作品で、そこがちよっとハマった。

12位 バーフバリ 伝説の誕生 王の凱旋
    
インドの架空の王国で大人気のバーフバリの二世代にわたる壮大な復讐と冒険と恋とダンスとチャンチャンバラバラ♪
なーんで二作同時期連続上映してくれないかなー。
あー続けて観たい。本当なら一位にしても良いのだが昨年の作品だし何回も観て麻痺しちゃってるのでこの順位に・・・。

13位 ブラック・パンサー
   
アフリカに知られざる最先端都市が存在していた。そこの王様はブラック・パンサーとして国を守るのだ。
バーフバリを観た後で観たらバーフバリと同じかそれに似たそれ以上の感動があった。悪役がいい。

14位 バッド・ジーニアス 危険な天才たち
   
超天才貧乏学生が金持ちバカ高校生とカンニングビジネスすることになるタイの学園サスペンス。
スタイリッシュな作りにごまかされている気がするが、でも9頭身ヒロインの身体にはゾクゾクしたぜ。
タイ映画は要注目か!?

15位 ジュラシック・ワールド 炎の王国
   
前作で大騒ぎになった島が噴火で危機。恐竜ブローカーに騙され恐竜の密売に協力してしまった主人公たちが右往左往。恐竜はガオーガオー。
観るつもりなかったが、観たら中盛り上がりの連続でB級低予算怪獣映画5本立てを観た気分になった。

16位 世界で一番ゴッホを描いた男
   
中国には複製画の工房が密集する街がある。ゴッホの複製画を生業とする男の夢は本物のゴッホの絵を見ること。それを追ったドキュメント。
ゴッホ展で本物のゴッホの絵を何度も観ている私はなんて幸せ者なんだろう!と感じさせてくれる映画だった。しかし、複製画がこんな風に描かれていてこんな風に売られているとは・・・。

17位 若おかみは小学生!
   
交通事故で両親を亡くし奇跡的に生き残った小学生のオッコがお祖母ちゃんの温泉旅館で女将として成長していくファンタジック児童文学。
もっかい観たら、テレビアニメ版も観れたら、もっと上位になったかも。アニメの動きの良さは流石。内容的には詰め込み過ぎと感じてしまった。

18位 恋は雨上がりのように
   
陸上選手の夢を断念した小松菜奈がファミレス店長大泉洋に恋してドタバタ。
ヒロイン以外はみんな可愛い・・・。
小松菜奈がもうちょこっと可愛かったらひょっとすると1位!!と絶賛狂喜乱舞してたかも。いや小松菜奈を観に行った映画だったんだけど・・・。ひいき目に観ても美少年・・・。空手チョップのTシャツはたまらん。

19位 スリー・ビルボード
   
レイプされ殺された娘の母親が犯人を挙げられない警察署長に対して怒りの広告看板を三枚立てたことにより巻き起こるアメリカ田舎町の騒動を描きアカデミー賞、賞レースで話題を呼んだ一本。
アメリカ的落語のような馬鹿者たちの辛辣な人情喜劇として楽しい。観た直後だったらもっと上位に挙げてたかも。

20位 家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。
   
安田顕が家に帰ると毎日毎日、妻の榮倉奈々が趣向凝らした死に方で死んだふりしている。実話エッセイの映画化。
結構好き。夫婦モノの映画としていいかも。

●2018年公開作以外●

1位 「霊幻道士」
   
1985年 香港 97分 ホラー/コメディ/アクション

キョンシーを操る道士様が邪悪凶暴と化したキョンシーと対決。でも出来の悪い弟子に翻弄され右往左往。
午前10時の映画祭で「雨に唄えば」を観ていたらジャンル映画がたくさん観たくなった。
ホラーとかクンフーとか。
こんなにいっぱい劇場があるのに同じ新作映画しか上映してなくて仕方なくレンタル屋さんへ。
ホラーとクンフーとコメディーとファンタジーをいっぺんに楽しめる本作が目に留まったので借りた。
劇場公開以来の鑑賞だと思うが、そのときなも面白いと思ったが、この完成度は異常だぞ。
もっともっと評価されていい大名作だと思う。2018年観た映画で一番かも。

2位 「ハードコア」
   
2016年 ロシア/アメリカ 96分 完全主観アクション

俺の嫁、俺の嫁、俺の嫁!!
主観映像で贈る近未来アクション。記憶を無くした主人公は人造人間にされたみたい。謎の美女「俺の嫁」が逃がしてくれたけど「俺の嫁」を救出するため悪の科学者と対決だ。
映画館では見逃したけど主観映像なのでテレビ画面の方がリアルスケールで合ってたかも。
主観映像だけで一本と言うワンアイデアを生かすため様々な工夫とアイデアが詰め込まれた傑作!!
あああ、それにしても、俺の嫁、俺の嫁、俺の嫁!!

3位 「ギフテッド」
   
2017年 アメリカ(FOX) 101分 ドラマ 

死んでしまった姉の子供を引き取り親娘のように慎ましく暮らしていたが娘が天才だと知れ祖母の魔の手が伸びる。
昨年の話題作だったが見逃していた。無理して観れたが天才少女役の女の子が超かわいくてたまらん!
ポスターデザインが良くないのが残念。

4位 「マイライフアアズアドッグ」
   
1985年 スウェーデン 102分 ドラマ/少年期 

ロケットに乗せられて死んだあの犬に比べれは僕の人生はマシだ。と星空を見上げ自分を慰める少年が田舎で奇妙な人々との暮らしの中で穏やかに心の傷をいやし成長していく。
マイベスト映画が午前10時の映画祭で上映されると知って待つこと八カ月。いやー、やっぱ好き。面白い。当時、スウェーデンと言うとフリーセックスの国と言う偏った知識しかなかったのだが、まー、でも、だからか少年ドラマなのに性にはおおらかな感じがして、そこもイイなー。寝たきり老人で飯もろくに食わないのに子供に婦人用コルセットの説明文を読んでもらい悦に至るところはサイコー。

5位 「つきせぬ想い」
   
1993年 香港 96分 ロマンス 

香港映画が勢いづいていた頃の難病ラブロマンス。僕らの元気なアニタ・ユンが、下町の太陽的カワイコちゃんユン・レンレンが、荒んだ心のジャズメンを元気にしてラブラブになったばかりなのに病気が再発。
公開当時からずっと気になりつつずっと観てなかった。難病モノのメロドラマと聞いていたのになんて豪快で元気なアニタ・ユン。と思っていたら後半は急に難病モノに。こんなアニタ・ユン見たくない。僕たちのユン・レンレンはこんなんじゃない。病気のばかーーー!! そんな切ないラブロマンスの名編。
25年も前の香港映画を18インチのテレビで観て今更感動。

●ワースト映画●

1位 ピースニッポン
   
 二時間近い日本紹介のコマーシャルなのかなー。役者やモデルやポップスの使い方など鼻につく。キライ!

2位 ダンシンング・ベートーベン
   
 WOW WOWの映画情報番組で熱く紹介していたのだが、要するにモダンバレエのメイキングなわけで、それを知らないと面白くないし、なによりもナビゲーターの女優が、どうやらバレエ団の演出家の娘だかなんだからしいのだが、インタビューとか馴れ馴れしいし鼻につく。まあ、歌舞伎のドキュメントを松たか子がナビゲートしているようなものなのかなー。とりあえずこの女優が嫌だった。後半、日本での取材には来てないし中途半端。

3位 ビブリア古書堂の事件手帖
   
 評判もそんなに良くなかったけど、なかなかトホホな出来上がり。車で逃げているのにスクーターに追い付かれて絶体絶命って・・・。夏帆のエピソードいる? そしていくら主人公を守るためとはいえ、この物語では絶対やっちゃ駄目なことしちゃってるし。 つまんない映画とまでは言わないけど。妹は可愛かった!!

4位 旅猫リポート
   
 猫をしゃべらせちゃー駄目。やっぱり私は高畑充希が得意じゃないみたい。題材的に途中から松竹らしいなーと感心はしたが・・・。

5位 3D彼女
   
 予告編見て男がオタックぽ過ぎる点とハロウィンダンスがどうだろうと思ったが、そこが飛びぬけて敗因。

6位 高崎グラフティ
   
 主演女優の挨拶があると知り魔が差して観に行ったのだが、映画はイマイチでした。予告編を先に作ってそのグランプリに本編を作らせる賞の第一回作品らしいが、もう二回目も作られているらしいけどその二作目もこのレベルだと三回目はないな。

7位 モアナ
   
 100年前のドキュメンタリーと言う言葉を生み出した映画史に残る作品らしいが、ただの素材を見せつけられてもねー。歴史的な映画を観たと言うことで意義はあると思うが。前夜祭として同監督の前作「極北のナヌーク」の方が興味深く楽しめた。

8位 プリンシパル
   
 悪くはないけど特に魅力もない。主人公の男のヘタクソさばかり目立つ。ヒロインは主役やるとなんだか目立たない・・・。

9位 アベンジャーズ インフィニティー・ウオー
   
 CGのラスボスに魅力を全然感じない。ただのオヤジだもん。一応完結編は観るけど。

10位 ボヘミアン・ラプソティ
   
 フレディ役の役者のクセが強いんじゃー。スターの伝記映画としてはあまりにも凡作。クイーンのことを教えてくれたのは良いけど、本物のライブエイドとかライブ映像を見ちゃうと色褪せる。2018年の映画ベストワンの呼び声が高い大ヒット作なのであえて、そーかー?と思いつつワーストに。普通には面白い。フレディが猫好きと言うのが一番面白かった。



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