え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

世界終末の序曲 (テレビ放映題「終末の兆し」)

2010年06月18日 | SF
1957年 アメリカ 72分 日本劇場未公開 白黒 SF/パニック/巨大昆虫
製作、監督、特殊効果/バート・I・ゴードン
出演/ピーター・グレイヴス、ペギー・キャッスル、モリス・アンクラム
   トーマス・ブラウン・ヘンリー、リチャード・ベネディクト、ジェームズ・シーイ
(75点)巨大生物パニックものの代表作

一夜にして街が崩壊した。たまたま通りかかった美人記者が調査に乗り出す。近くの植物の研究施設で放射能によって野菜を巨大化させる実験が成功、そこに紛れていたイナゴが突然変異を起こし巨大化したことが分かった。巨大イナゴが大群となって移動しはじめたら世界中を食い尽くしてしまう。科学者と記者は軍に駆け寄るがなかなか信じてもらえない。しかし、姿を現した巨大イナゴに軍は戦力を投入するも大量の巨大イナゴに成す術も無く人も動物も森も全てを食べ尽くされていく。このままでは世界は崩壊する。ついに世界の終わりが始まった。

高層ビルの写真の上にバッタを置いただけというチャチな特撮で撮られながら、そのわりに意外と迫力ある巨大生物パニック映画になってしまっている。監督はこの映画の成功で味を占め「巨人プルトニウム」「巨大生物の島」「巨大蟻の帝国」などチープな巨大生物ものを量産しバート・I・ゴードンの頭文字を取ってミスターBIGと呼ばれた。
おそらくニュースフィルムの流用だろうが本物の戦車や軍隊の映像が使われ低予算B級SFながら案外迫力があって面白かったりする。期待せずに観よ!

世界終末の序曲

(2010年6月セルDVD1,500円にて鑑賞)

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