スワロウ

2019年／アメリカ・フランス合作／95分／R15+／ドラマ・サスペンス
監督・脚本／カーロ・ミラベラ＝デイヴィス
出演／ヘイリー・ベネット、オースティン・ストウェル
(79点)　玉の輿婦人の精神崩壊、異物呑み込んでエクスタシーそして・・・。。

まんまと玉の輿に乗って人もうらやむ金持ち生活をおくる美人妻だったが孤独と不安から精神的に追い込まれていく。
衝動的に呑み込んだビー玉でエクスタシー。
その後、衝動はエスカレートし虫ピンやいろんな物を呑み込んでは自分を傷つけ不安感を埋めていくが、そのことが旦那にバレ、監視がつけられたりしてさらに追い込まれていく。
そして牢獄だった家を飛び出し不安の元凶へと立ち向かう。

ポスターデザインに魅かれて検索してみるとこの女優、全編一人称SFアクション映画「ハードコア　ヘンリー」のヒロイン俺の嫁ではないか!!
じゃあ観なきゃ!　と観てみた。
役作りでポッチャリしてしまったが魅力的な女優さんだ。
好きな話ではないが映像が美しくテンポも良く後半は感動的ですらあって、ラストは若干ついてけなかったがそれでも面白かった。
ここのところ三浦春馬とか芦名星とか竹内結子とか神田沙也加とか、なんで?と思う訃報が続いたが、この映画の主人公も傍目には金持ちの将来有望なボンボンを射止め幸せな結婚生活をおくっているが人知れず孤独と不安によって精神がむしばまわれていく姿に死んでいった俳優たちがなんか重なって見えた。
幸福って難しいなー。
この映画では自分を不幸に追い込んでいく元凶を知り前へと進んでいく。これがハッピーエンドかどうかは私には分からないが死ぬよりはマシか。
そんなことを思いながら観た映画だった。

2022年1月10日ＴＳＵＴＡＹＡ新作5本1100円にてレンタル鑑賞