離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

周囲に惑わされない

2013-12-30 00:01:00 | 日記
離婚したときに、

辛さのひとつに、

「周囲からの目」というものがないでしょうか。

今の日本では、

婚活ブームに代表されるように、

ある年齢で、
結婚していないと、何か変なのではないか、問題があるのではないか。。

恋人がいないのは、寂しい、孤独 というイメージ。

孤独老人。。。

TVでも、なんでも、幸せな家族というイメージを宣伝。

その反対に、

芸能人に代表されるように、

離婚 なんて大したことないというイメージ。

もはや、マスメディアは、

その都度の目的に応じて、どうにでも言うような時代です。

広告も同じです。

それに踊らされている日本という国は、

あまりに「個」が脆弱な国です。

要するに「集団」「世間」など群れることで

安心する。

自分自身に自信がなくとも、

周囲と同じ、世間並ならば、安心。

これでは、あまりに不安定で、自分の人生でなく、

他人と全く同じ人生を生きていることになります。

不安や寂しさを、隠すために結婚していては、うまくいきません。

本来、自分自身はしっかりした「個人」であり、「自立」しており、

そのうえで、結婚することで、楽しみが2倍になり、悲しみは半分になるのです。

半人前では、足してようやく、1人前。

依存だけの関係となり、依存できなければ、一人前にならない。。。

離婚を機によく考えなければならないのは、

自分という人間は、どういう人生を歩みたいのか?ということ。

離婚した悲しみや、苦しさとは少し離れて、考えてみたいのです。

結婚していないと、寂しいというのはどういうことか?

人並みの人生とは、何を基準にしているのか?

世の中の風潮や、流行は、ほんとうに当てにならない。

では、自分が軸としなければならないものは何か?

どうして、パートナーと一緒に生きていきたいのか?

結婚によって、いろいろなことを学びます。

幸せを実感することもできるかもしれません。

でも、結婚しなくても、同棲でも同じかもしれません。

社会的な制度や保障もあるでしょう。

フランスでは、結婚しているのは1/3と言われます。

でもそれ以外でもちゃんと制度として保障されている。

女性であれば、子供を産みたいという想いと、年齢的な制約も

あるかもしれません。

これらは、正解はないし、人それぞれ。

周囲の常識や慣習ではなく、そんなものは、10年すれば変化します。

国が違えば、正反対です。

人の生き方が、そんな外的なもので大きく変化するならば、

それがほんとうに大切なことと言えるでしょうか?

悲しみの底にあるとき、

そんな余裕はありません。

そもそも自分を見失いがちです。

だから、ゆっくりでもいいです。

ただ、どこかで一度考えてみてもいいのかもしれません。

いや、ある意味で、生涯考えるのかもしれません。

そして、離婚していなければ考えることもなかったことかもしれません。

たしかに、結婚している人の多くは、そんなこと考えもしません。

その上で、ほんとうに大切なことをつかめたら、

きっと周囲に惑わされない、ほんとうの幸せがみつかるのかもしれませんね。

周囲や世間がするからではなく、

自分自身が自信をもって生きていくための

幸せな生き方。



コメント (4)
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