さて、集団的自衛権といえば、抑止力という問題がありますが、
何も考えないで、核を持てだの強力な装備を持つ軍隊を持つこと
だとかおっしゃる方がありますが、大体、相手を抑止すると言う
のには、相手がいつ戦を仕掛けてくるかわからないので、相手の
国が恐れて戦を仕掛けられないほどの軍備を整えて、相手に脅威
を持たせることで戦争を回避しようと言うことですから、それを
するとすれば、膨大な軍事費というものがいるのです。それに、
それを職業として操作できる人間も必要になってきます。
自衛隊だけでは、当然ながら、足りません。今の日本には、その
費用も、その人間もないのではないでしょうか?
軍事力というものはこちらが拡大すれば相手もさらに強大な軍備を
持とうということになるのです。今まで、歴史的に見ても軍事力が
抑止力になったということはないようです。抑止という言葉は
あたかもそれによって戦争を回避できるように感じますが、実際は
返って、戦争につきすすんでしまうことが多いとか。
この前の戦争でも、海軍が今度こんな軍艦が欲しいといえば、大蔵
省は、必ずその要求を呑んで海軍の思う通りに軍備が進んでいった
そうです。ですから、国の歳費の80%、90%と軍備に費やす
ようになってしまったそうで、それで、海軍のお偉方は戦争に勝て
ないということができず、戦争に突入してしまったという話もある
ようです。
今、もし、国の歳費の90%を軍事費に使うとしたら、社会保障費
だとか、災害復興の費用とか、子供さんのための費用とかどんどん
削られていくことでしょう。
また、軍備ができると使いたくなる人間も出てきます。 理由は
後からでもつけられると、勝手に相手が悪かったことにして、無責任
な戦争に入ってしまう事だってありえます。
よく考える必要があると思います。
(つづく)
何も考えないで、核を持てだの強力な装備を持つ軍隊を持つこと
だとかおっしゃる方がありますが、大体、相手を抑止すると言う
のには、相手がいつ戦を仕掛けてくるかわからないので、相手の
国が恐れて戦を仕掛けられないほどの軍備を整えて、相手に脅威
を持たせることで戦争を回避しようと言うことですから、それを
するとすれば、膨大な軍事費というものがいるのです。それに、
それを職業として操作できる人間も必要になってきます。
自衛隊だけでは、当然ながら、足りません。今の日本には、その
費用も、その人間もないのではないでしょうか?
軍事力というものはこちらが拡大すれば相手もさらに強大な軍備を
持とうということになるのです。今まで、歴史的に見ても軍事力が
抑止力になったということはないようです。抑止という言葉は
あたかもそれによって戦争を回避できるように感じますが、実際は
返って、戦争につきすすんでしまうことが多いとか。
この前の戦争でも、海軍が今度こんな軍艦が欲しいといえば、大蔵
省は、必ずその要求を呑んで海軍の思う通りに軍備が進んでいった
そうです。ですから、国の歳費の80%、90%と軍備に費やす
ようになってしまったそうで、それで、海軍のお偉方は戦争に勝て
ないということができず、戦争に突入してしまったという話もある
ようです。
今、もし、国の歳費の90%を軍事費に使うとしたら、社会保障費
だとか、災害復興の費用とか、子供さんのための費用とかどんどん
削られていくことでしょう。
また、軍備ができると使いたくなる人間も出てきます。 理由は
後からでもつけられると、勝手に相手が悪かったことにして、無責任
な戦争に入ってしまう事だってありえます。
よく考える必要があると思います。
(つづく)