武雄温泉の旅館・ホテルで6月一杯開催中の「まちなか陶芸祭」
今回は私が個人的に気になる小田志、規窯井上浩一さんの作品を見に行くのだ。
さん付けで持ち上げてはいるが、彼は不幸にも私の高校の2級後輩なんである。今は偉い作家の先生なんであるが、会えば先輩面して「おい元気かぁ」なんて気安く云える。
門だけは立派な高校だったけど、先輩後輩の区別は厳しかった。そんな校風が今どき実にいいではないか。
たしか福大の文系に進学したと思ってたら、いつの間にか陶芸家になっていた後輩は、なかなかいい仕事してるではないか・・・・。
武雄古唐津系の焼き物を志向とているとは聞いていたが、唐津焼の源流とも言うべき、李朝陶磁器の美しさに魅入られ、今こそ名声を博して一流の作家として認められているものの、初めは嫌々親父さんの工房を継いだらしいんである。
武雄古唐津系作家の、今は若手の第一人者だとか・・・・。といっても私より2つ下だからもう立派なおじさんの筈だが・・・・。 熟練とはまさに、かくも月日を要するものなのか・・・。
デザインとは機能美でなくてはならない。と勝手に思っている私なんであるが、陶器はまったくの素人。良し悪しの判断は直感のみ。
緻密な文様の中に彼がどれだけこの世界に打ち込んできたかが、塗り込められている。
何かと苦労した彼も、今は武雄古唐津焼協同組合理事長の要職にあり、何かにつけてまとまりにくいという、変な風土の武雄の業界を巧くまとめているらしいんである。頑張れ後輩 いや失礼、井上浩一先生
田舎信用金庫共々、応援してますからね・・・・・。
彼の作品展示は蛍まつりで人気のニューハートピアで、6月一杯まで行われています。どうぞ一度間近でご鑑賞下さいませませ。
ニューハートピアさん 0954-23-4477
主人とお父様とは気の合う陶芸仲間でした。いい焼き物を息子さんも引き継いで作っていらっしゃいますよね。
お人柄も大好きです。