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冬季オリンピック、真央ちゃん頑張りましたね。
今日はその、オリンピックネタ。
実はもう42年も前のお話です。それは1968年メキシコで開催されたオリンピックでの出来事。
当時はベトナム戦争ではテト派が攻勢に転じて泥沼化し混迷を極め、アメリカでは厭戦気分が国中を席巻してフラワームーブメントに象徴される愛と平和運動が巻き起こり、ヒッピーと呼ばれる人々が国中に溢れた時代である。
一方北欧ではチョコスロバキアがより自由な社会主義運動「プラハの春」が旧ソ連 軍事介入で踏みにじられた。
中国では66年に始まった文化大革命運動が吹き荒れ、言論統制と弾圧が国中に敷かれた時代である。
わが国では高度成長時代の負の遺産である「公害問題」が表面化して水俣病、イタイイタイ病が公害病として認定された。
このような中、若者を中心として反戦・反権力闘争が吹き荒れ、東大の安田講堂が占拠されたりした。
そんな不安定な世相の中で、私は多感な高校生であったのでありました。
そして東京オリンピックのあと、舞台はメキシコシティに移されたのであった。メキシコオリンピックでは日本は11個の金メダルを獲得するなど大活躍、サッカーでは釜本邦茂が6試合で7得点を上げ得点王になり、チームも銅メダルに輝いた。
マラソンでは君原健二が銀メダルをとった。
さて、陸上男子の走り幅跳びで、アメリカのボブ・ビーモン選手は、当時の世界記録を55cmも上回る8m90cmの驚異的な世界記録を樹立して金メダル獲得した。この大記録の原因は第一に開催地が約2400mの高地であったことにあると言われている。
そしてこの記録は1991年東京世界陸上競技選手権大会でマイク・パウエル(アメリカ)によって更新されるまで、23年間も破られることはなかった。なお8m90cmは現在もオリンピック記録として残り、41年経った2010年02月現在でも世界歴代2位の記録でなんである。
Bob beamon の涙
その記録を知った瞬間、当のビーモンは歓喜するどころか、まわりの祝福を他所に、その場で号泣してしまったのだ。
どうして彼が泣き崩れてしまったのか・・・・・。
今でこそ黒人大統領が選出されるアメリカ合衆国であるが、当時は極めて人種差別とりわけ黒人差別が酷く、国内ではそれに抗議するブラックパワーが抵抗運動を興しており、多くの黒人はこれを支持していたんである。
その影響から陸上の男子200mのメダリストである、スミスとカルロスの「祖国での人種差別への抗議」が大問題となった。表彰式で国家演奏の時、裸足で登壇し、黒い手袋をはめ、ブラックサリュートの象徴といわれるパフォーマンスである怒りのこぶしを突き上げたのである。
IOCは「五輪に政治を持ち込まない原則を破った」と激怒した。
米国五輪委員会はすぐ、2人を選手団から追放、選手村から退去させた直後のビーモンの金メダルだったのである。
そしてビーモン自身も黒い靴下で表彰台にのぼったのである。
この間のことを私は朝日ジャーナルの記事で知り、高校の文芸誌に「ビーモンの涙」として投稿したのでありました。
そしてつい最近のこと、私の尊敬する従兄弟に私の同級生がこの「ビーモンの涙」のことを語ったそうなのであります。
42年間も印象深く覚えていた友人の感性の素晴らしさの中に、ビーモンの涙が甦ったのでありました。
差別と言えば、「謂れの無い妬み嫉みが原因の差別・イジメ」が、まだまだ根強く横行している。これも解消される事は無いと思います。
本当は、差別や争い事の無い世界があれば移住したいですが、現実的には無い。
昔から、桃源郷&シャンバラヤ&シャングリラ等などの名前である種の理想郷があると言われてるし、「私は行った」と言う証言者も居るが、誰しもが車や電車なりに乗って普通に行けないと、なかなか信用は出来ない。
後は、その世界は本当に理想的な世界で、争い事一切は無いのかと言う心配ですね(笑)。
真央ちゃん頑張りましたね♪
不調とプレッシャーを乗り越えて良くやったな~ってウルウルしちゃいましたっけ・・
オリンピックは平和の祭典といわれていますが、、やはりいろんな時代の風を受けて様々なドラマを生んでいるんだな~って記事を拝見してそう思いました!
武雄市は4月の市長選挙の前哨戦で、醜いののしりあいの様相、オール武雄運動をひそかに展開しているのですが、中傷合戦になりつつあります。みんなうんざりしています。
ビーモンを知っているなんて、やはり同世代
戦友なのかも知れません。
九州への写真旅行私が企画いたしましょうか?
haruさまのファンはとても多いのでみんな喜ぶだろうなぁ。
いつか実現すればいいですね。
そしていよいよHARUですね・・・。