昨夜はバンド仲間のミーティングを兼ねた呑み会であった。
この小さなコミュニティーが実はとても愉しいひとときなのだ。
年長組の岡ちゃんが65歳、年中組のシゲ坊が64歳、
私がまだ63歳、年少組の中島君ですら61歳という
オーバーシクスティーのバンドが我がTHE APPLESなんである。
練習を月に二度ほど、呑み会を1回ほど必ずやる。
呑み会は大カラオケ大会になる。
みんな歌が、ビートルズが大好きなのだ。
何にも変わった所が無い普通の歌を4声でハモったりするので、回りのお客様がびっくりされるのだが、
それも含めて全員「いたずらっ子」なので、とても盛り上る。
元気な爺さん達だが、話は腰痛の話題ばかり・・・・。
立ち上がる時には皆、程度の差こそあれ、「あいたたたたっ!」と助動詞をつけねば、スックとは立てないのである。
そんな身体の衰えも共有できるのも愉しい。
ビートルズの現役世代ばかりのバンドなので、新しいシングル盤が発売されるとレコード屋に走った経験者ばかり。
そんな心のときめきを現在まで50年も維持してきた仲間。
姿はすっかり黄昏てきたのだが、夕闇が迫り来る中で、皆で焚き火を囲むような大切な仲間なんである。
その触媒は音楽ではあるが、見える風景と心情がお互いに理解できる世代であることも愉しい。
新しいビートルズモデルのブーツを買った。
これを履いてまたライブの旅に出かけなくてはならないが、その旅の同伴者が4人
かけがえのない友なんである。
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