最終電車

昨日は博多に会議で出張でした。

懇親会つきの会議で、そのあと二次会で中州へ繰り出すことに。午後7時、開店前の準備中だった、とある会員制の健全で、明朗会計のクラブに無理を云ってウイスキーを飲み干す。

9時37分のラスト前の電車の時間が近づくのですが、今夜はいろいろと話が弾んでいて、まだ帰るには惜しい時間。

同伴の同僚氏にどうしようかと問うと、「呑みましょう！」

「よーし、今夜は終電で帰るか！」と禁断の花園に踏み込んでしまった呑ん兵衛おじさん三人組なのでした。

時計が10時を回ると、雲龍亭のギョーザが食べたくて・・・というか石鯛釣師の仲間である、上から読んでも「中村中」、下から読んでも「中村中さん」のご尊顔を拝しに、錦小路のお店に寄ったんですが、ご本人は生憎のお休み。

店内はごったがえの大繁盛・・・で入れず。断念・・・。

酒を呑んだ後のラーメンとは、天が与えたもう最高の至福、長年の悪しき習慣から脱却出来ぬラーメンおじさんは、ついに口走る

「とんこつラーメンば喰いたかーっ」

そこで屋台の「一竜」に博多ラーメンを食べに行ったのですが、ここもまた長蛇の列、あえなく・・・断念。

それではと、学生時代によく立ち寄った春吉橋の「大砲ラーメン」へ・・・・。ここも満員。

がっかりして帰ろうとすると、相当年季が入ったベテランのやり手姐さんが、店の前の道路の植え込みブロックの所にスルスルっとカーペットを敷いて、ビールケースを二段に積んで、ベニア板を載せた急造のカウンターが出来ました。

往来の人ごみの中、寒風吹きすさぶ中で、ズルズルとラーメンを啜る。

これがあーた、旨いの何のって・・・・・。

生きていて良かったぁという満面の笑みをたたえスープまで完食

お付き合いを頂いたM社の重役さん有難うございました。

 

かくして、博多駅を10時55分発の特急「みどり」の最終電車で無事に武雄駅に着いたのは12時ジャスト。

博多ではギリギリ10時半までは呑めるのであります。

以上、呑ん兵衛おじさんのくだらないレポートでした。

でも、こういう日常のくだらないヒトコマに人生の真実が宿っているのかも知れません。