風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

縁は異なもの、ゼロスターズの奇跡

2014年04月28日 20時05分04秒 | 風竿の音楽夜話

昨夜の「温泉deビートルズ音楽祭」プレイベントは合計3バンドでライブ

そのオープニングを飾ったのが、お馴染みゼロスターズ

相変わらずすこぶる付きで元気がよろしいステージなんである。

なんというか、温かいステージというか・・・・元々浴衣を着てのステージだから、温泉気分の温かさが売り物のバンド。

時々子供さんの観客が居るとお菓子を配ったりもする。

彼は、豊村貴司先生、この春から見事、武雄市議会議員として当選

行動力抜群の素晴らしい男なのだが、実は佐世保市の出身

仕事の関係で武雄市に来て、もう20年近くになるのだろうか。

同級生も誰も居ない土地で、見事市議に当選したのは立派。

武雄人(たけおんちゅ)という町おこしグループ、ボランティア、PTA、温泉まつり実行委員会、街づくり委員会、温泉deビートルズ音楽祭、バンド演奏からうれしめでたまで、体が休まる暇もないほど忙しく人のために動き回っていたから、市議会議員は彼の天職のようなもの。

当選して良かったなあと心から喜んでいる私なのだ。

そしてこの日は自己啓発の勉強に上京していた、もう一人の市会議員朝長君も居るのだ。彼がメインのヴォーカリスト。

ライブ中東京から電話で出演するという離れ業を演じてくれた。

それにしても、バンドに市議会議員が二人も居るってのは、日本中を捜してもないだろうと思う。まさに奇跡というほかない。

次の奇跡はこの男・・・・・。

まだベースを弾き始めて3ヶ月にしかならぬのに、口元に妙な余裕の笑みを浮かべているのは、我が九州ひぜん信用金庫のあるお店の支店長さん。かって私の部下だったお方。

彼も温泉deビートルズ音楽祭の優秀なスタッフなんである。

口数は少ないが、仕事きっちりのタイプ。

この日私は彼のベースプレイが気になってというより、心配で仕方が無かった。

それでも3ヶ月の割には・・・・何とかなっていたようで、正直ホッとしたものである。

小さなメモ紙のような譜面を見ながら弾いていたので、こっそりそのペーパーを覗き込んだら、何やら暗号のようなものが書かれていた。

めでたく栄光のゼロスターズの二代目ベーシストとして活躍している。

・・・・・そもそもである。

このゼロスターズは、温泉deビートルズ音楽祭の実験バンドなのだ。

何の実験かというと、まったくバンドや楽器そのものを手にした事が無いズブのど素人が、バンドを結成したらどうなるのか・・・・というもの。

ところが僅か半年の猛特訓で、一年目の温泉deビートルズ音楽祭のコンサートで見事なデビューを飾ったのであった。

このインテリ風な男は実は九大卒のインテリバンドマン。

彼は遅れてこのバンドに入ったのだが、音楽的な素養は抜群で、彼のお陰でサウンドがギュッと引き締まったものである。

地方公務員で市長の信任も厚く、勿論とても素晴らしい仕事ぶりなので、とても忙しい人なのだが、いつも気取らず、常に前向きで明るく、素晴らしい人格者なんである。

そう云えばヴォーカルの朝長議員も九大卒だから、このバンドには九州帝国大出身者が二人も居ることになる。

何とも奇跡的に面白いバンドではないか。

ドラムの正木君も抜群のリズム感で、素人とは思えないステック捌きであるが、とぼけたボケ役に徹しているのが見事。

この人が初代の温泉deビートルズ音楽祭の実行委員長さん。

料理の腕前は五つ星の紅一点、ユキエ姐さんのキーボードとヴォーカルもいい味を出してくれている。

この6人が温泉deビートルズ音楽祭を通じて出会い、然も一緒に音楽を醸し出しているのだから、縁というものは異なもの、不思議なものである。

この素人バンド「ゼロスターズ」は、ゴールデンウイークの5月4日、いよいよ博多のビートルズのメッカ「キャバーンビート」にデビューすることになった。

その日は私達のバンドも8回目の「祝ご出演」なんであるが、彼らのパフォーマンスの前に沈没せぬように頑張らねばと思わされている。

とにかく面白いバンド「ゼロスターズ」仲の良さも抜群であります。

 素人でもここまでやれるのだから、皆さんもバンドに挑戦してみたらいかがでしょう。

さて、5月4日の夜、福岡の皆さんご期待下さいませ・・・。