このところアクセス数が急増しているんである。
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わが刎頚の友人、男の中の男孝君の急逝を受けてのことであろうか・・・。
癌と闘ってきた孝は抗がん剤の副作用でスキンヘッドに・・・・
どこかシャイでお洒落な男としては髪が抜け落ちるのはショックだった筈。
でもライブの折、いつもカモフラージュしていた毛糸の帽子を脱ぎ捨て、ありのままの姿で歌を熱唱した。実に男らしい一面を見せてくれた。
仕事は万事ソツがなく、丁寧でしかも随所に思いやりが散りばめられていた。
そして何より、税理士の資格を併せ持っていた彼は、田舎信用金庫の経営相談室長として、悩み多きお取引先中小企業の相談役として、日夜奔走する男であった。
毎年参加している「東京ビジネスサミット」の名コーディネーターぶりは見事であった。
いつも日陰で全体をちゃんと支えている根っ子のような男だった。
いつも仲間を大切にする男であった。そのせいか当然に仲間からは好かれていた。
愚痴も言わない、そして人の悪口をけして言わない男であった。
趣味は読書とゴルフ、そして彼にとっては適量の酒、大盛りのメシ、ギャンブルは一切しない。呑み屋にいけば結構モテていた。優しい男だったから。
豪快な彼のスイング、通称明治の大砲男 千葉で癌治療して100日後に帰ってきた時、満を持して彼の復帰第一戦での豪快なティーショットは生涯忘れられない。
「お前千葉の鴨川で一体何の治療をしていたの・・・?」と思わず口走ったほどの見事なティーショットであった。
彼は悪びれもせず、嬉しそうに「ゴルフの薬を毎日飲み続けていた・・・。」と言った。
ダンロップ・フェニックス・オープン、パター練習場でのスナップ
背中のボードには34位にアマチュア時代の石川遼君の名前が・・・・。
孝とは都合三回宮崎まで出かけていった。ここには孝と私しか知らないとても凄い思い出が一杯詰め込んである。いゃー楽しかったよねーっ孝君・・・。
居酒屋「川喜」最高だったよね。そして車のトラブルは圧巻・究極・極致でしたね。
今年は再び行こうと約束していたのに・・・・。約束を初めて破ったね。
彼は、約束は絶対に守る男でした。
彼には高校以来の友人「焦げちゃん」がいる。おコゲご飯みたいに色が黒いからそう呼ばれているのか・・・良くは判らない。
しかしこの二人はどう考えても他人同士とは思えぬフシがある。大学時代同棲していたとの噂もあるくらいなのだ。
そして孝の急逝を傍でずっと見守り続けた男。
元来涙もろい男だった「焦げちゃん」も
今回、人前ではけして涙を見せずに頑張っている。ただし突けばいつ爆発しても可笑しくない風船のように、彼の涙は堤防決壊寸前の筈なんであるが・・・。
孝は呑みに行くと必ず唄うというレパートリーが三曲、歌好きの男でもありました。
まずはこの写真で唄っている「外は白い雪の夜」吉田拓郎はベストセレクションの一曲。
そして坂本九ちゃんの「見上げてごらん空の星を」と「上を向いて歩こう」
とっても素直な唄い方は好感のもてるものでした。
今日は夜7時から北方町のまごころ斎場でお通夜です。哀しい夜になりそうですが、
今夜、棺の前で「孝こそ男の中の男だったバイ」と褒めてやろうと思っています。
ご冥福をお祈りしつつ・・・・
風竿謹んで合掌