秋は来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かされぬ
と言いつつもいつの間にかすっかり秋は私達の回りに住み着いてしまっていた。もう10月なんだものね。
10月、武雄のおくんち生まれの私は一年中でこの季節が一番好きなんである。風は心地良いし、食べ物は旨いし、日本酒も美味しくなる。そして空は高くなり、思索は深まる。
さて、今年もあと2ヶ月とちょい。早いものだ。
月日は百代の過客なのだから。
年齢を重ねるごとに一年が早く感じられるのは、感動の機会が少なくなって来ている証拠だとか・・・・。
その意味では今年3月の終わりにブログを始めたのは、私にとって実に幸いであった。
今まで何気なく通り過ぎていたものに、立ち止まって「こんにちは!」と、ご挨拶して対峙する習慣がついたからである。
武雄のシンボルマウンテン「御船山」もよく見上げるようになった。・・・・こんなに素敵な山であったのか!と思うようになった。
写真にも興味が湧き出した。素人写真の良さも判りだした。
そしてなんと言ってもブロガー仲間の出現である。
旧来の友人でブログをやってるお方とは、その関係がとても深まり、新しいブロガーの皆さんとも10年来のお友達みたいに、はからいがなく親しくなれた。
去年の秋と比べてとても充実している私・・・・。
これまで深夜に眠い目をこすりながら、パソコンに向かってやってきて、良かったなぁと思わされている秋の夜長(大好きなJohn Lennonの誕生日)である。