21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

インカ帝国の悲劇??

2006年01月25日 14時23分00秒 | Weblog
 500年以上前にインカ帝国はスペインによって滅ぼされたわけだが、実際文明はインカの方がスペインより進んでいたらしい。インカは、当時世界一の帝国だった。インカ遺跡を訪ねてみれば分かるらしいが、私はまだ行った事がないので知らない。でも歴史の教科書に書いてある「スペイン人の進んだ武器(銃)が、インカを滅ぼした」って言うのは嘘だろう。
 第一、当時の銃は火縄銃だ。扱いが難しく連発がきかない。だから、日本史に火縄銃が主要武器として登場するのは「長篠の合戦(織田信長vs武田勝頼)」ぐらいだ。(どうも日本の山がちな地形が銃の効果を弱めるらしく、次に鉄砲が日本史に主力武器として登場するのは幕末になってしまう。) 火縄銃の威力を最大限発揮させるためには、大量の歩兵にありったけの鉄砲を持たせて、平野/盆地で戦わないといけない。どう考えたって、スペイン人が母国からの兵士/武器の輸送が困難な中、急峻なアンデス山脈のなかで、インカ人に勝てるわけがない。一説によると、インカの弓の方が、連射力/射程距離/命中率で火縄銃に勝っていたらしい。となると、もうスペインのインカ征服は不可能だ。

 それを可能にしたのが、インフルエンザ????
ヨーロッパから持ち込まれたインフルエンザ等、病原性ウイルスにインカ人が抗体を持ってなかったのが、帝国滅亡の原因だろう。。。。う~ん、鳥インフルエンザに世界を滅亡させる力な無いといいけどな。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。