21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

人手不足ですよー

2009年01月19日 14時59分23秒 | Weblog
「製造業」で労働者が余って、ワイドショーの世界では派遣切りとか失業が問題になってきています。

が、、、、、どうも現実の日本では人手不足・労働者不足のようです。

 特に人手不足が深刻なのが医療介護の現場。労働者側から不人気で、求人をかけても人が集まらないのが明らかなため、求人票をごくたまにしか出しません。そのため、統計上の有効求人倍率は低いですが、人手不足は深刻です。
 同じように、産業の高度化が進むなか第三次産業・サービス業では人手不足が深刻です。急成長を遂げている多くのサービス関連企業は十分な人材を集められていません。

そして農業の現場。高齢化に後継者不足で手入れに必要な人手が集まらず、国内休耕地の総面積は埼玉県の面積に匹敵するまでに拡大しました。

製造業からサービス業・農水産業へ、労働力の移動がスムーズに起きるように政策を練り、労働者の意識を転換していかなければなりません。


 特に日本で最も歴史が古い政党の意識改革は急務です。労働者保護のためには、先細りする製造業から成長が見込まれるサービス業へと労働力がスムーズに移動できるように支援していかなければなりません。しかし、製造業が中心だった旧型の経済構造意識から抜け切れず、労働者を特定産業に縛りつけています。これは良くない。
 大企業には「雇用」を維持する責任があるのかもしれません。しかし、国民の「生活の質」を保証する義務を持つのは国です。 国の責任を放棄して、企業に過度な負担を強いることは「角を篭めて、牛を殺す」ことになります。

雇用問題の深刻さは、派遣労働者の生活の不安定さにあるのではなく、労働力が特定産業に偏在していることにあるのです。


雇用制度の問題点に気づいて、正確な救済策が講じられることを祈ってます。そして工場で働いていた方々には、覚悟を持って、医療・介護の現場に飛び込んでみる勇気を持ってほしいです。

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