21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

ニワトリとタマゴ論

2009年01月19日 15時22分05秒 | Weblog
この世に生まれたのは鶏が先なのか、それとも卵が先なのか、気になるところです。

同じように気になることがあります。

それはお金と経済の話。

好景気の時はお金の動きが活発で、不景気の時にはお金の動きは鈍いです。ではどっちが先なのか?

お金の動きが活発になるから景気が好調になるのか? それとも、景気が好調になるからお金の動きが活発になるのか? どちらが原因で、どちらが結果化のか、そのあたりの因果関係が気になります。


労働力と経済の話ははっきりしています。

景気が良い時は失業者の数が少なく、景気が悪い時は失業者の数が多いわけですが。 因果関係は、失業者の増減が先です。

失業者の数が減ると、世帯所得・可処分所得が増え、景気が良くなります。そして、失業者の数が増えると世帯所得・可処分所得が減り、景気が悪化します。決して、景気の循環が先に起こるわけではありません。先の起こるのは、失業者数の増減です。
 人は不安を感じると消費行動を抑えるように出来ています。そのため、失業し生活への不安が増えると生活費の支出が減り、景気が悪化するのです。また、将来への不安がなければ、可処分所得額が急激に増え、景気を回復させるのです。


経済対策として、お金の流れを活発化させる法律が効果を持つかどうかは不明です。一方で、生活保護・失業者手当を拡充させ、将来に不安を持たずに仕事ができる環境を整えるこては、経済再策として効果が期待できます。

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