21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

”無償”食料支援

2007年09月05日 07時18分20秒 | Weblog
 貧困国へ「無償」で食料援助する事によって、住民は高い費用を支払う事/労働をする事なく日々の食事にありつけるようになる。その結果として、現地の農民は畑に出て働く動機を失い(働かなくても食える/市場に持って行ってもー無料で配っている人達がいるせいでー売れない)、食料危機はさらに深刻化する。ってケースがよく援助先で発生するようになってきた。らしいよ、なんか、よく知らんけど、、、、、、、
 食料に限らず、「無償」援助っていうのは現地の市場制度を破壊し、経済の自立を妨げるらしい.....自衛隊が「給水支援」をイラクで行っていた時に、「水を無料で配る予定だったのに、料金を徴収している」って噂(真偽の分からない)のが流れて、(経済を何も理解していない無能な)社会主義系の国会議員が批判をしていたけれど、、、、本当に自衛隊が住民から料金を徴収していたとしたら、彼らは現地の市場経済を下支えしていたわけで、良い事をしていたんだと思う。もしさらに、徴収したお金を給料としてイラク人に支払っていれば、失業率を低下させる効果もあっただろうし、治安の悪化を防ぐ効果もあったと思う。って、逆に無料で水を配っていたとしたら、、、、、、まぁ、イラクへの自衛隊派遣は元々、日米関係の向上の為にあったわけで、「イラク人がどんな被害を受けようと関係ない」って話だろうね。


 この「無償援助」が市場経済を破壊する効果を利用して、「敵対国の経済をつぶしてしまう」って言うのも面白いんじゃないかと思う。アメリカと北朝鮮の経済規模を比べてみれば、北朝鮮の経済を潰すほど大量の「無償援助」をアメリカは出す事ができる。働かなくても食えるようになれば、農民は仕事を放棄するだろうし、高級官僚も(実益のない)イデオロギーの議論ばかりをし始めて、青年は学業を怠るようになり、国家として能力を落として行くだろう。まぁその為には、韓国が「太陽政策」として実行した以上の’無償支援’を行わないといけないだろうし、、、、、現地に工場を建てたり、発電所を作ったり、農業機械を持ち込む代わりに、完成品/電力・燃料/食料を現物で届ける必要がある。(住民の人を働かせたらいけない)......まぁ、北朝鮮の経済制度は既に崩壊しているから、あんまり意味のない事かもしれないけどね。

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