21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

アメリカの二重基準

2006年05月11日 11時44分41秒 | Weblog
かなり、古い話になってしまう。。。。ソ連は核兵器を持った独裁国家だったのに、アメリカの強い介入を受けなかった。逆に、親米国家の独裁者達は、アメリカから民主主義への転換の圧力を受けて、権力を失っていった。「弱い仲間に強く」「強い敵に弱い」それが「アメリカの二重性」である。
 最近はそれが、北朝鮮/イラン/イラクに出てきた。世界中で数千人規模の拉致を実行し、各種の弾道ミサイルのは開発を進め諸外国に輸出している上、核兵器を開発/保有している北朝鮮。アメリカの北朝鮮政策に比べて、対イラン政策はちょっと厳しい。イランは北朝鮮ほどムチャクチャをやっていないが、核技術開発(真理は兵器を作るのが目的らしいけど)を進めているだけで、アメリカの手ひどい圧力にあっている。北朝鮮での核開発が発覚した時は、KEDOが軽水炉プラントを作ることになったのとは対照的だ。
 特に今、アメリカはイラク政策で、イランの協力も欲しい所だろう。『北風と太陽』世の中にはいろんな問題解決手段がある。 「アメリカの二重性」を絶対悪だとは思っていないが、彼らの長期外交戦略にとってちょっと問題かな?と思ってる。

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